「さすが〇〇」と思う|心に残る上司の言葉#2
はじめに
私の心に残った上司の言葉は、前の部署で一緒に働いていた上司が語った3つの言葉です。
別の部署で働くようになってからも、社内に回るメールでたまにこの上司の発信を見る機会があります。
とても難しくて敏感な問題について書いているのに、簡単な表現が並んでいるので、例え話をしなくても、その内容がとても分かりやすく、話がスッと入ってきます。
仕事に慣れてくると、どうしても難しくて専門的な言葉を使いがちになりますが、これから紹介する言葉は、仕事をする上で深くて、大切なことを、とても易しい言葉で教えてくれたものです。
1.さすが〇〇と思う
「自分のいる部署をさすが〇〇と思えるようにしてください」
「そして、さすが〇〇と思われるようになってください」
自分の部署の文句を言うということは、自分がその部署を良くしきれていない。
人のせいにしているのではないか。
自分がいる部署に誇りを持てるように働いてほしい。
人からは「さすが〇君」「さすが〇部」と言われるように働いてほしい。
自分の部署を良くするために真剣に向き合い、その結果、他の人からも「さすが!」と言ってもらえるようになりたいと思いました。
2.不機嫌にならない
「仕事をしているとき、不機嫌になってはいけません」
声をかけたいときに眉間にしわを寄せ、いつも不機嫌そうな人には、相談や報告をしづらいものです。
たとえ虫の居所が悪くても、表に出るような表情、態度は周りを委縮させてしまいます。
私がこの上司に持って行く話は基本、重い案件なのですが、この上司は私が近寄るといつも目を開いてにこっと笑ってくれていました。
(「おぉ、困っているね。今度は何だい?」と言われているような表情なのです)
この上司はとても寛容で、私が思い詰めていても、それがいかにもちっぽけな話であるかのようなエピソードトークをしてくれました。
いつも冷静なこの上司が顔をこわばらせ、慌てた姿を見たのはたった一度だけです。
その出来事は、「心に残る上司の言葉|組織のピンチでもブレない」で書いたことが起きた時でした。
そんなときでも、その日のヤマ場を超えると、普段どおりの上司に戻っていました。
この上司がいたからこそ、いつも安心して仕事をすることができました。
3.受け入れる
「頼られたら受け入れてください」
困りごとの相談を受けたら、その仕事を手伝ってあげてほしいということです。
「余計な仕事を拾ってくるな!」と言われそうですが、そう言う方とは前提となる心持ちが違います。
上司は、「仕事は縦割りがあるけど、結局は、人と人との繋がりなんだよ」とも言っていました。
その人が困っており、悩んだ末に自分に声がかかった訳で、断ってしまえば、その人は別の助けてくれる人を求めることになります。
その仕事を受け入れて解決の道筋を立ててあげることが結果的にその人を助けることになり、今後その人から頼られ、仕事がスムーズになるのだと言っていました。
部内のしがらみや目先の利得、損失ではなく、広い視野で、将来に繋がる取組なのだと思いました。
この上司が忙しいとき、過去に助けてもらった先輩や後輩たちが自発的に集まり、この上司を支える場面を見て「言っていたとおりだ」と驚きました。
おわりに
この上司は、冷静で論理的な説明が得意でした。
部署をまたぐ仕事に対しても、いつも一体となって仕事を進めることを大切にしていました。
また、自身が同期の筆頭格であることを自覚しており、出向組と意見が異なるときは「自分が最後の砦だ」という姿勢を見せていたことにも感銘を受けました。
部署をまたぐ業務にはモメ事が生まれやすく、時には喧嘩になることがありました。
そんなとき、この上司は、「ちっぽけな会社の中で仲間割れしてもしょうがない。」「力合わせた方がいいでしょ」とよく言っていました。
私は、この3つの言葉を今でも意識しながら仕事をしています。
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