読書は複利。積読は人生のポートフォリオ。木村祥子的「積読複利」の仕組み化とは…。
「積読が増えて困る。」
本好きなら、
一度はそう思ったことがあるかもしれません。
けれども私は、
積読を「解消すべきもの」とは思いません。
むしろ、
積読とは、未来の自分への投資。
そして、
読書は複利。
だと思うのです。
先日書かせていただきた記事の続きです。
複利には、仕組みが必要
投資の世界では、
複利の力が大切だと言われます。
けれど、
複利は自然に生まれるものではありません。
積み立てる仕組みがあり、
運用する仕組みがあり、
定期的に見直す仕組みがある。
だからこそ、
時間を味方につけることができます。
読書も同じです。
本を読むだけでも、
本を積読しているだけでも、
複利は生まれません。
「読書を人生に活かす仕組み」があってこそ、
知識は知恵へと育っていくのだと思います。
① 積読を「知のポートフォリオ」として持つ
私は、積読を悪いことだとは思っていません。
今すぐ読む本。
いつか必要になる本。
まだ答えの出ていない問いに関する本。
新しい視点を与えてくれる本。
それらは、
「読んでいない本」
ではなく、
「未来の自分のための資産」
です。
本棚は、
知識の倉庫ではありません。
未来の可能性が並ぶ、
「知のポートフォリオ」なのです。
部屋の片隅に積んであったとして、
時々、眺めたり、
並べ替えたり、カテゴライズしてみるといいでしょう。
② 本屋や図書館でトリガーワードを集める
タイトルに惹かれる。
帯の言葉に反応する。
なぜか気になる著者に出会う。
そんな経験はありませんか。
私は、本屋や図書館で本を探しているようでいて、
実は、
「今の自分の問い」
を探しているのだと思っています。
だからこそ、トリガーワードを大事にしたいと思います。
トリガーワードとは、
特定の動作や効果、感情を呼び起こす
「引き金(トリガー)」となるキーワードやタグのことです。
トリガーワードとの出会いは、
新しい本との出会いであり、
新しい自分との出会いでもあります。
それは、本のタイトルだったり、
帯にあるキーワードだったり、
目次やまえがきの中に潜んでいるかもしれません。
それを見つけて、購入という決断をしているのだと思います。
③ シントピックで横断する
一冊の本から答えを得るのではなく、
複数の本を行き来しながら、
自分なりの答えを育てていく。
シントピック
1つのトピック(テーマや問い)
を設定し、
複数冊、本を読んでいくのです。
すると、
一冊の知識が、
別の本の知識とつながり、
点が線になり、
線が面になっていきます。
これこそ、
知識の複利だと思うのです。
④ アウトプットで知恵に変える
読書メモを書く。
note記事にする。
Xでシェアする。
読書会で対話する。
一冊の本は、
アウトプットを通じて、
自分だけの知恵へと変わっていきます。
そして、
誰かとの対話が、
さらに新しい問いを生み出します。
⑤ 「全部読まない」ことを決める
積読をゼロにすることを目指さないだけでなく、
さらには、今、読まない本を決めることも大切にしています。
すべてを読む必要はない。
今の自分に必要な一冊もしくは
その本の中の一文を読めばいいのです。
⑥ 本棚を眺める
背表紙を見る。
表紙を見る。
買ったときに読んだまえがきや目次を思い出す。
本棚に並んでいる本たちは、
ジワジワと
問いを投げかけてくれます。
だから、
本を開いていない時間も、
読書は続いているのです。
人は本を読み、自分という一冊を書いていく
振り返ってみると、
私にとって読書とは、
本を消費することではありませんでした。
本に出会い、
問いを持ち、
人と対話し、
未来を描く。
そうやって、
少しずつ、
自分という一冊を書いていく営みだったのです。
だから、
積読は大歓迎!
読書は複利。
そして、
積読は人生のポートフォリオ。
仕組みが、読書を複利にする。
そんなことを思いながら、
今日もまた、
新しい一冊との出会いを楽しんでいます。
