似合う服を探したら、自分を見失った話
あの日の「ポチッ」は、
210円だけでは終わりませんでした。
33,000円を払った直後。
今度は、
新たな問題が発生しました。
「着ていく服がない。。」
そう思い、
デパートへ向かいました。
今日はそんな、“試着するたびに自信を失っていった”お話です。
まず1着目。
「……あれ?思ってたのと違う。。」
3着目。
「……あれれ?」
5着目。
「なんか全部違う。。」
7着目。
「……(涙)」
10着目。
「もう帰りたい。。」
ワンピース。
ジャケット。
パンツスタイル。
5軒まわって10着。
全敗。
店員さんは笑顔で言います。
「とてもお似合いですよ~!」
「ありがとうございます~!」
心の中では、
「それ、本気で言ってます?」
笑顔の私。
心の中は総ツッコミ。
顔だけ浮いてる。
なんかダサい。
え?
私って、こんなにダサかったっけ?
試着するたびに、
服じゃなくて自信を脱いでいる気がしました。
ヨガ哲学の八支則の中でも、ヤマに
【サティヤ(正直)】
という教えがあります。
これは、自分にも人にも正直でいること。
無理に誰かになろうとせず、
ありのままの自分を受け入れることでもあります。
つまり私は、
服を探していたのではなく、
「素敵な私」を探していたのです。
結局、
何も買わずに帰宅。
かなり落ち込みました。
ワンピース買うぐらいなら、
mont-bellで機能性抜群のウェアを買いたい。
本気でそう思いました。
そして頭の中にずっとあったのは
4年前に買ったお気に入りの白いワンピース。
クローゼットを開け
「あ、これでいい。」
……いや、
最初からこれでよかったんじゃない?
探しに行ったのに、
答えはずっと家の中にありました。
そして、この時はまだ気づいていませんでした。
本当に目立つのは、
このワンピースではなかったことを。(笑・つづく)
【このシリーズ】
第1話
「33,000円は払えたのに、210円で落ち込んだ話」
第2話
「似合う服を探したら、自分を見失った話」
(この記事)
第3話
「3年間眠っていたブローチが全部持っていった話」
(近日公開)
