【第8話】株も金も上がる異常事態──「じゃあ誰が売ってるんだ?」
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株から逃げたマネー、次の行き先は「金」?──金価格2カ月ぶり高値、世界がゴールドに戻ってきた
第7話では、
「金利が上がるのに、なぜ株は上がる?」
という話をした。
では、その裏側でマネーはどこへ向かっているのか。
答えの一つが――
金。
8月10日、金価格は上昇。
国内でも三菱マテリアルの店頭小売価格は1グラム2万4416円まで上昇した。
前日比はなんと359円高。(GOLDPARK)
「金って、ただのキラキラした金属じゃないの?」
いやいや。金融市場では昔から、
「何かヤバそうなときの金」
として存在感を発揮してきた。
米国の利上げ観測が後退すれば、金利を生まない金に資金が向かいやすくなる。
さらに中国などの中央銀行による金保有も注目されている。
つまり世界の投資家が、株を見る。
↓
金利を見る。
↓
為替を見る。
↓
ニュースを見る。
↓
「……金、買っとく?」
となっている。
面白いのはここ。
日本では、
「日銀が利上げするかもしれない」
という話をしている。
一方、世界では、
「米国の利下げはいつ?」
という話も出ている。
金利を巡って、世界中のマネーが行ったり来たり。
そして金は、今日も黙って輝いている。
株が上がる。
金も上がる。
円も動く。
住宅ローン金利も気になる。
一体、どこに逃げればいいのか。
……と思ったら、
金「ずっとここにいましたけど?」
第9話では、いよいよ日本の「円」に注目する。
金利が上がる日本。
利下げを意識する米国。
そして揺れる円。
次にマネーが向かうのは、金か、円か、それとも株か。
第9話へ続く。

