春になると、あの声が帰ってくる
ある日、庭に響く。
「ティーティー!!」
本当は「ケンケーン」と鳴くらしいのだけど、
どうしても私には「ティーティー」にしか聞こえない。
最初はびっくりするくらい大きな声なのに、
不思議と、毎年聞くたびに
「あぁ、春が来たなぁ」と思うようになりました。
今年も来てくれた、キジ男。
変わらず、堂々とした姿で、
まるで「また来ましたよ」と
挨拶してくれているみたい。
ウチの庭の石垣に堂々と立っている。
ふと思い出す、去年のこと。
庭のブルーベリーが、
いい具合に色づいてきた頃。
気づいたら、全てなくなっていた。
あぁ、食べに来たんだなぁと、
なんとなくわかってしまう。
キジ嫁。
ちゃんと甘くなった実だけを選んでいたあたり、
なかなかの目利き。
ちょっと悔しいけど、
少しだけ、くすっとしてしまった。
今年はどうなるかな。
全部じゃなくていいから、
少しだけ、人間の分も残っていたら嬉しいなぁと、
そんなことを思いながら、
また庭を眺める。
「ティーティー!!」
その声が、
少しにぎやかな春の合図みたいで、
なんだか嫌いじゃない。
ブルーベリーも、キジも、
どちらもこの季節の楽しみ。
今年は、ちょっとだけ分け合えたらいいなぁ😊
※去年の“ちょっとした出来事”はこちら
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