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でんき"も"たべもの"も"

一つのことを、数年かけてやり続ける。
言うのは簡単ですが、実際にはなかなか骨の折れることです。

途中で「これで合っているんだっけ」と思う日もあれば、
目の前のことに追われて、そもそも何を目指していたのか見失いそうになる日もあります。

それでも続けていると、ある日ふと、
「あ、ちゃんと形になってきたかもしれない」
と思える瞬間があります。

2026年3月後半。
新しい農地で植樹祭を行い、2日間でおよそ80本のイチジクを植えました。

「食とエネルギーのテーマパーク」プロジェクトも、いよいよ栽培がスタート。
でんきも、たべものも、どちらも生産していく体制の大きなピースが、ようやくひとつそろいました。

こう書くと少しかっこいいのですが、現場はそれなりに土っぽく、にぎやかで、なかなかの大仕事でした。

今回の植樹祭には、さがみこファームにとって大切なパートナーである生活クラブの寄付者のみなさんをはじめ、
「食とエネルギーのテーマパーク」プロジェクトのクラウドファンディング支援者のみなさん、そして地域のみなさんが参加してくださいました。

たくさんの方に集まっていただき、とてもありがたい植樹祭になりました。

今回は、植樹した方それぞれにネームプレートを書いてもらい、イチジクの木にかけてもらいました。
名前だけではなく、ひと言メッセージを書いてくださる方もたくさんいて、これがまた、じわじわくるのです。

応援の気持ち。
期待してくれていること。
この場所に託してくれている思い。

プレートを一枚ずつ読んでいると、
「なるほど、自分たちはこういうふうに受け取ってもらえていたのか」
と、あらためて気づかされました。

そして、その中にあった言葉。

"イチジクも再エネも大きくな~れ!"
"甘ーいイチジクと電気が育て!"
"おひさまと一緒にたくさん実をつけてね"

これを見たとき、正直、ほっとしました。

ああ、ちゃんと伝わっていたんだな、と。
説明不足だったかもしれないし、回りくどかったかもしれないし、こちらとしては「伝われ…!」と念じながらやってきた部分もあるのですが、ちゃんと届いていたようです。よかったです。
でんきもたべものもなんです。どちらかだけでなく、両方が育っていく、そんなイメージを持ってもらえてありがたい限りです。

さがみこファームは、小さな組織です。
小さいからこそ、じっとしていられません。
いつも何かしら動いて、考えて、試して、また動いています。

生き残るのに必死になっていると、いつの間にか「そもそも何がやりたかったんだっけ」という話が置いていかれてしまうことがあります。

ときどき立ち返る必要があります。
自分たちは何をやりたいのか。
どんな未来をつくりたいのか。

今回の植樹祭は、参加してくださったみなさんのおかげで、
その原点をもう一度確認できる時間にもなりました。

さがみこファームとして、このプロジェクトでやりたかったこと。
伝えたかったこと。
それは、ちゃんとみなさんに届いていました。

そして同時に、自分たち自身にとっても、
「やっぱりこれをやりたかったんだよな」と再確認する機会になりました。

私たちが取り組みたいのは、食とエネルギーの課題解決です。
言葉にすると少しかたいのですが、やりたいことはわりとまっすぐです。

食べることも大事。
エネルギーも大事。
その両方を、できるだけ自分たちの手でつくり、地域の中で育てていく。
そんなことを、ちゃんと形にしていきたいと思っています。

方法はいろいろあるし、課題もいろいろあります。
でも、初心を忘れずに、一歩ずつ進んでいこうと思います。

さて、そんなさがみこファームですが、
いよいよブルーベリー食べホーダイも3シーズン目に入ります。

2026年は、6月6日〜9月6日の開催予定です。
予約開始は5月から
ご予約、お待ちしています。

ちなみに、今年のブルーベリーは今のところかなりいい感じです。
毎年「今年はいいです」と言いたい気持ちはあるのですが、今年はわりと本気でいい気がしています。

過去一のブルーベリーをお届けできるよう、準備を進めています。

2026.04.18  小出 竜士


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