【スタートアップ!占い師】#43 そろそろ有料メニューに取り入れたい! 無料占いから有料占いに切り替えるベストなタイミングは
学んでいた占術を使って、今まで無料で占っていたさくらさん。そろそろ有料鑑定のメニューに入れたいようです。
無料鑑定から有料鑑定に移行するタイミングは、これから占いでお金をとりたい占い師の卵さんも悩むところです。
無料だったものを有料として行うには、どのタイミングがベストなのでしょうか。今回は、「無料占いから有料占いに切り替えるベストなタイミング」についてお話していきます。
占いでお金をとろうとするときの「脅威」
有料鑑定に切り替えるタイミングについて具体的に書く前に、無料鑑定から有料鑑定に移行するときについ思ってしまうことについて書こうと思います。
占いでお金をとろうとするときについ思ってしまうこと
無料鑑定から有料鑑定に移行するとき、または既存のメニューに新しい占いを入れるときに、
・この内容は果たしてお金をとれるレベルなのだろうか
・私は有料鑑定を行うのに値する人間なんだろうか
・有料鑑定にしたら、今まで無料鑑定で受けていた人たちが去ってしまうんじゃないだろうか
・「有料です」と伝えた時のまわりの反応が怖い
・有料で鑑定を行った後のお客さんの反応が怖い
……といったことを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
今まで趣味でやっていた占いでお金をとること、無料で誰かに提供していたものを有料化することというのは、一種のステップアップ、今を大きく変える行動でもあるので怖いといえば怖いです。
「怖い」というより「脅威」のほうが、抱く気持ちのイメージとしては近いかもしれません。
ですが、「お客さんからお金をもらう占い師」として活動していくには、避けては通れない課題でもあります。有料鑑定を行って活動している占い師はみんなこの課題を通ってきているともいえます。
占いでお金をとることに躊躇しない人もいる
一方で、そんな課題なんて何のその、すぐに有料鑑定を始めてしまう占い師もいます。
同じくらいの経歴や実績でも「有料にするタイミングはいつにしようかどうしようか、3000円だと高い気がするしうーんどうしようどうしよう……」と頭を抱えている占い師もいれば、さくっと「有料鑑定やります!30分5000円です!!」と告知する占い師もいますよね。
有料鑑定をいつ行うか・いくらで行うかを悩んでいる人にとっては、後者の行動力は羨ましいと思います。
このような、占いでお金をとることに躊躇せずすぐに有料鑑定を始められる人は、占いでお金をとる覚悟が決まっている人ともいえますが、有料鑑定のタイミングについて悩む時間をとらない……とにかく始めてみないとわからないからやってみる、トライアンドエラーに抵抗がないタイプともいえます。
有料鑑定をしている自分の姿がイメージできているから、迷うことなくすんなりと始められるのかもしれませんね。
「とにかくやるしかない」と強い決断をもって行動している人が多いように見受けられます。
占いでお金をとろうとするときに感じる「脅威」はどのように乗り越えればいいのか
そんなふうに躊躇なく有料鑑定に移行できたらいいのですが、そんな勇気は誰しもが持っているわけではありません。初めて有料鑑定を行おうとしている人は特に、です。
お金をとることへの罪悪感の乗り越え方
最初の話に戻ります。
占いでお金をとるときに感じる「脅威」というのは、大きく2つに分けられるののではないでしょうか。
ひとつは、お金をとることへの罪悪感です。
先程挙げた心理でいうと
・この内容は果たしてお金をとれるレベルなのだろうか
・私は有料占いを行うのに値する人間なんだろうか
この2点にあてはまるでしょう。
自分の仕事でこんなに金額をもらってしまって本当にいいんだろうか、私なんかが占いでお金をもらってしまってなんだか申し訳ない……といった気持ちが心の中にあり、占い師としての自分の価値が自分で見出すことができないから、罪悪感を抱いてしまうのではないでしょうか。
どこかの会社に属して働くときは、自分の仕事に対する時給なり月給なりがすでに定められています。仕事に対する対価が決まっており、会社での自分の価値がわかりやすいですね。職場の先輩や上司は仕事の出来や自分の能力を評価してくれます。
逆に、個人事業主……占い師として働くときは、自分の仕事に誰かが値段をつけてくれることはありません。仕事に対する対価、つまり料金や価格は自分で決めないといけません。自分の価値を自分で決められるぶん、価値に見合わない仕事は許されなくなります。価値が低ければ下にみられやすく、高ければ高度なものを求められます。個人事業主は、心強い仲間はいても、自分の仕事の出来や能力に太鼓判を押してくれる人はいません。
(どこかの会社からお仕事の依頼を受けるときは、仕事の評価や経歴を受けての依頼であり、金額の提示もあるため、また話は変わりますが)
占いでお金をとることへの罪悪感は、
・占い師としての自分の価値がわからない(だから、価値を見いだせない)
・「自分が想像する一般的な占い師としての価値」からみて「自らつけている、占い師としての自分の価値」が低すぎる
・「これでいいんだよ」と自分で自分の仕事や能力に太鼓判をおさないといけないのになかなか押せない
・そもそも自分に太鼓判を押していいものかわからない
といった、占い師としての自分の価値のわからなさと、仕事の出来や自分の能力への自信のなさから現れるものだとわかるでしょう。
せめて「これくらいの経歴でこのレベルなら、これくらいの料金をとっていいよ」という占い師の価値の指標がわかれば自分のことを客観視できたり、他者の価値との比較もできていいのですが、占い鑑定の料金は個々で決められるというのもあり、指標はとても曖昧です。
(お金をとれるレベルの話や料金設定の話は↑こちらをどうぞ)
それも相まって、余計に有料鑑定に踏み出せない人も多いでしょう。
占いでお金をとることへの罪悪感は、悩まないでさっさと有料占いを行い、金額に見合った仕事を誠意をもってやりきれば乗り越えられます。
ぶっちゃけ言いますと、占い師としての自分の価値はどれだけ経歴を積んでも自分では把握しにくいものです。口コミで自分の仕事の出来や評価を知ろうとしても感想は人ぞれぞれ、お客さん・占い師の相性によって評価が異なります。知り合いや仲間に価値を問えば、「身内だから」といって優しさによる上乗せもあります。
仕事の出来や自分の能力への自信のなさは、経験値の低さでもあります。ちなみに無料占いでは技術の経験値は高められても、有償サービス提供の経験値(料金に見合った貢献と請け負った仕事への責任)は低いままです。これは、有料鑑定を行わないと経験値をあげられません。
改めていいますが、罪悪感を振り切ってから有料鑑定を始めるのではなく、先に、金額分のサービスを自分なりに考え、全力でお客さんに提供することを決断し必ず実行しましょう。それを何度も繰り返せば、罪悪感はなくなります。
一歩踏み出す勇気が必要ですが、やってみましょう。
こればかりはやらないとわからないものです。本当に。
周りの反応に対する恐怖心の乗り越え方
占いでお金をとるときに感じる「脅威」のもう一つは、周りの反応に対する恐怖心です。
先程挙げた心理でいうと
・有料鑑定にしたら、今まで無料で受けていた人たちが去ってしまうんじゃないだろうか
・「有料です」と伝えた時のまわりの反応が怖い
・有料で鑑定を行った後のお客さんの反応が怖い
この3点にあてはまるでしょう。
周りの反応に対して怖い、とひとまとめに書きましたが、具体的には
・占いを有料にしたことで占い師として頼られなくなるのが怖い
・無料鑑定をやっている他の占い師に流れるのが嫌
・「有料?マジで?お金とるの?」というお客さんの嫌悪的な反応を受けて罪悪感を抱くのがつらい
・「このレベルでお金とるの?」と文句言われそうで怖い
……と、こんな感じではないでしょうか。
・占いを有料にしたことで占い師として頼られなくなるのが怖い
・無料鑑定をやっている他の占い師に流れるのが嫌
これらについて、もし無料鑑定のデメリットを把握していなくてこのような恐怖心を抱くのであれば、「『無料に群がる人』の心理」の理解不足としか言いようがありません。
(詳しくは↓こちらをどうぞ)
今まで無料で提供したものであっても、「お金を出してもいい、引き続き利用したい」と思っているお客さんも稀にいます。そのときは有料になっても依頼はきます。
有料鑑定をはじめれば、無料鑑定を受けたことがないお客さんの有料鑑定依頼は来ます。集客に力を入れていたら、ちゃんと来ます。
他の占い師の無料鑑定に流れてしまうならそれまでで、「その人は無料がよかったんだな」と思っておけばいいのです。
・「有料?マジで?お金とるの?」というお客さんの嫌悪的な反応を受けて罪悪感を抱くのがつらい
・「このレベルでお金とるの?」と文句言われそうで怖い
これらについては、「占い師としてお金をとるレベルではない(もしくは少ない)」と思うことで、周りの反応で傷つかないようにしているのではないでしょうか。占い師として仕事をすることに、まだまだ胸を張れないのではないでしょうか。
周りの反応に対する恐怖心は、占い師としての自分や占い師の仕事に自信をもつこと、どんなお客さんが来ても受け入れられるようにどんと構えていることで乗り越えられます。
冷静になって考えてください。
「周りを気にしておどおどしている占い師にお金払って相談したいですか?」
これからお金をもらって占いをしたいと思っているなら、そんな恐怖心を抱いていてはダメだとわかるはずです。
で、結局有料鑑定に切り替えるタイミングっていつなんだ?
前置きがとっても長くなってすみません。
この前置きくらいには、無料鑑定から有料鑑定に切り替えるのに長い葛藤があったりするものです。
お客さんに自分の占いが「商品・サービス」としてお客さんに提供できるときが切り替えのタイミング
では、有料鑑定に切り替えるタイミングはいつなのでしょうか。
占い師が「有料でやるぞ!」と覚悟を決めたときがタイミング……ともいえますが、それはどちらかというと占い師側の心の問題(上記の「脅威」の話)であって、実際は自分の占いが「商品・サービス」としてお客さんに提供できる状態になったときが、無料鑑定から有料鑑定に移行する、または既存のメニューに新しい占いを入れるタイミングです。
(「商品・サービス」として提供できる形になるのは人ぞれぞれペースが異なるので、◯ヶ月後、みたいなはっきりとした目安はありません)
「商品・サービス」……というと、イメージがつきにくいかもしれませんが、飲食業に置き換えるとわかりやすいかもしれません。
ラーメン屋さんで例えます。(ラーメン好きなので)
ラーメン屋さんの「商品」はラーメンです。
「サービス」は、お客さんが入った時の「いらっしゃいませ」から注文取り、お帰りになる「ありがとうございました」までに行われる接客です。
占いでは、占いの技術とその情報提供が「商品」。お客さんへの接遇や円滑なコミュニケーションが「サービス」です。
無料鑑定から有料鑑定に移行するために、占い師がもっぱら力を入れて取り組みがちなのが「商品」である占いの学習と技量の向上なのですが、「商品」を受け取りやすくする「サービス」も有料鑑定のうちに含まれていることを意識しないといけません。
ものすごい緻密で素晴らしい対面鑑定でも、コミュニケーションがぎこちないと相手に正しく伝わりません。メール鑑定ではマナーに沿ったメールの書き方、チャット鑑定では短文でも相手の誤解がないような会話のやり取り……と、それぞれを身につけておかないと、お客さんは不快な気持ちで占い結果を受け取ることになります。
「サービス」は普段の会話やビジネスマナーの本、チャットのタイピング練習等で身につけられます。無料鑑定やモニター鑑定でも、練習として行うといいでしょう。
「商品」を磨き続けていては、いつまでたっても有料鑑定に移行できない
先程も言ったように、無料鑑定から有料鑑定に移行するために、占い師がもっぱら力を入れて取り組みがちなのが「商品」である占いの学習と技量の向上です。
最初は「この占いでお仕事がしたい!お金を稼ぎたい!」と前向きな思いから学び始めた占いも、有料鑑定を意識し始めると「このレベルではお金をとれない!」と罪悪感を抱いたり(上記の「お金をとることへの罪悪感」)、「自分が納得できるところまで磨かないと人様に提供できない!」と躍起になる人が多くなります。
「有料で占うのに、より高度な占いを身に着けないと!」とひたすら無料鑑定をやり続けたり本を読んだり、一人で練習したり講座に行きまくっていたりする人もいると思います……が、それをずっとやっていては、いつまでたっても有料鑑定に切り替えることができません。
先程のラーメン屋さんの例えに戻りますが、「いずれお店に出すために完璧なラーメンを作る!」といってラーメン研究に勤しみ続け、いつまで経ってもお店が開業しないようなものです。
頑張っていれば完璧な美味しいラーメンは出来上がるかもしれませんが、その頃には別のお店が流行っているかもしれませんし、ラーメンではなく蕎麦がブームになっていて人々に受け入れられなくなっているかもしれません。
道具が一通り使えて、誰かをスムーズに占えるようになったらすぐに有料鑑定に移行しましょう。移行したあとも、占いの技術は向上できます。
(「スタートアップ!占い師#38 占い鑑定料金に値段を付けるとき」も参考にしてください)
ラーメン屋さんも同じです。オープンしてから、ラーメンの味を改善するお店もありますよね。
「有料鑑定に切り替えよう」と思ったら
「有料鑑定に切り替えるタイミングだ!」と思ったら、有料鑑定を受け入れる準備として、
・値決め
・占いの提供方法を決める
・鑑定依頼の受け入れ窓口の設置
・無料鑑定と差別するところを決める
・サイトの開設・内容変更
・SNSの開設・内容変更
……を先に行いましょう。
受け入れ体制が整ったら、SNSやなどでの告知など、集客のための活動を行います。
「有料しまーす!」と告知を先に行う人もいますが、ある程度準備をしておかないとお客さんが混乱し、トラブルを招いてしまう場合があります。
すぐにお金をとりたい気持ちもわからなくもないですが、まずは有料鑑定の受け入れ態勢を整えましょう。
おまけ・個人で有料鑑定を始めるまえに、どこかの会社に所属してみる
占いでお金をとることにどこまでも抵抗感を感じてしまう人や、一度有料鑑定とはどのような感じなのかを体験したい(無料鑑定と比べて、どのくらい肌感が違うのかを経験したい)人は、どこかの会社に所属をして有料鑑定の提供に慣れるのもアリだと思います。
会社での経験は占い師としての実績になりますし、お客さんへの信頼度もアップしますよ!

無料鑑定から有料鑑定への切り替えは、プロ占い師を目指す人にとってはあまりにも大きなターニングポイント。「いつがいいかな……」と思いながら何ヶ月、何年も過ごしてしまう人も少なくありません。
その一方で、占いを学んだそばから「カード占い1枚引き500円」の有料鑑定をスタートし、少しずつ、占いで引く枚数やメールの鑑定字数とともに料金の額を増やしていく人もいらっしゃいます。
有料鑑定に切り替えるタイミングは自分の心と、学びの習得次第。
夢を早くかたちにしたいなら、思い切って崖から飛び降りるくらいの勇気と強い決断力を持つことも大事といえますね。
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