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ディスレクシア・学習障害の子|学校にどう伝える?配慮のお願いと資料準備のコツ


はじめに

ディスレクシア(発達性読み書き障害)や学習障害と診断されたとき、まず悩んだのが「学校にどう伝えたらいいのだろう?」ということでした。

親がいくら思いを込めて話しても、「主観的な意見」と受け取られてしまうのでは……そんな不安がありました。

この記事では、わが家が実際に行った準備や伝え方、話し方の工夫をまとめています。
これから先生にお話ししようとしている方の参考になれば嬉しいです。


第1章:伝える前に準備したこと

診断結果・医師の助言を整理する

まず、医師の診断結果がある場合は必ずコピーを取って持参しました。

また、診断書そのものにすべての説明が載っているわけではなかったため、医師から口頭で受けた助言内容もパソコンでまとめて印刷。
整理して持参することで、先生方にもわかりやすく伝えることができます。

「誰の言葉なのか」を明確に

「親の主張」と思われないためにも、
「これは医師の診断結果です」「こちらは支援センターの心理士の助言です」といったように、発信元を明確にするように意識しました。
先生にとっても、客観的な情報があるほうが理解しやすくなります。

資料は簡潔・見やすくまとめる

長文だと読む側の負担になります。
要点を整理して、箇条書きや表形式を取り入れました。

担任の先生が多方面に伝達する際に、資料があることで誤った解釈を防ぐことにもつながります。
その意味でも、資料作りは大切な準備のひとつ になります。

(実際にわが家が持参した資料例は → 第4章にまとめています。)


第2章:先生への話し方・伝え方の工夫

親としてしてほしいことを明確にする

「よくわからないけど何とかしてください」では伝わりにくいため、
「こういう場面で、こういう配慮をお願いしたい」と具体的に話すようにしました。

たとえば:

  • テストでは、ルビを振ってもらう

  • 漢字の宿題を免除してもらう

  • 読み上げ支援

など、学校側で現実的に対応できることを整理して伝えるとスムーズです。

先生の専門性・理解度に合わせて伝える

学校の先生方も、学習障害やディスレクシアに詳しい方・詳しくない方がいます。

たとえば、わが家の 小学1年生の時の担任は、大学で児童発達心理学を専攻していた ため、もともと理解が深い方でした。
そのため、こちらが伝えたことをスムーズに理解してくださり、時にはアドバイスもくださいました。

学年が上がるごとにさまざまな先生が担任となり、逆に、専門外の先生には、専門用語を避け、わかりやすい言葉で説明することを意識しました。

学校側の事例を確認・依頼する

また、「これまでに似たケースがありましたか?」と確認したり、
「配慮事例集があれば確認していただけますか」など、次回までにお願いしたいこともその場で伝えました。


第3章:支援の場の選択についても共有

支援センター or 通級教室?

我が家では、より専門的な支援が受けられる場所を探し、専門家のいる支援センターに通うことにしました。

通級教室の活用は、現時点では見送っています。
家庭と支援センターで進めている支援の方針は、学校側にも共有。

こうして方針を伝えておくと、学校側のサポートとのすり合わせがスムーズになります。


第4章:実際に準備した資料例・話した内容例

持参した資料例

  • 診断結果のコピー

  • 医師の助言まとめ(担当の医師・病院名・日時等も記載)

  • 家庭で行っている支援内容

  • 学校側にお願いしたい配慮事項リスト

話したときの言い方例

  • 「医師からはこういう助言を受けています」

  • 「家庭ではこのような取り組みをしています」

  • 「学校でこうしていただけると助かります」

うまくいったこと/逆に失敗したこと

うまくいったこと →
“主張” ではなく “情報共有” の姿勢 を意識したことで、先生が安心して聞いてくださった。
また、頼れるところは頼る・相談する姿勢 を見せたことで、先生も「力になろう」と動いてくださった。

失敗したこと →
どこまで相談してよいのか、最初は手探りだったため、先生との間に少し距離がありました。
こちらから 困りごとを伝えたり、相談する姿勢を見せるようになってから、距離が縮まった と感じています。

また、医師から受けた説明の専門用語を多用しすぎてしまい、かえって説明が難しくなってしまった こともありました。
私は専門家ではないため、誤解を招かないよう、できるだけ平易な言葉に変えて話すことを心がけるようになりました。


第5章:話したあとのフォローと関係づくり

小学校では、本人がまだ伝える能力が乏しいこともあり、保護者が一度伝えて終わり、ではなく、その後のやり取りがとても大切だと感じます。

1回伝えて終わりではない

伝えて終わり、ではなく、その後のやり取りがとても大切。
家庭からも、学校での様子や本人の変化などを定期的に共有しました。

先生が変わったときの引き継ぎ

学年が上がって担任が変わる場合も多いため、
資料を更新して、新しい担任の先生にも改めてお話しすることを意識しています。

学校側の様子も確認しながら柔軟に調整

無理なお願いにならないよう、先生方との信頼関係を大切にしつつ、できる範囲の配慮を少しずつ整えていく形をとっています。


おわりに

学校に伝えるのは、親としてとても勇気がいること。
それでも、一歩踏み出したことで、先生方の理解が進み、息子も安心して学校生活を送れるようになりました。

ひとりで抱え込まず、少しずつ「味方」を増やしながら進んでいけるとよいと感じています。

※ この記事は、わが家の一事例にすぎません。お子さんやご家庭によって状況はさまざまですので、必要に応じて専門家のアドバイスも取り入れながら、無理のない形で進めていただけたらと思います。



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