私が幸せになるまでの階段|初恋編 #4 あの恋は、無駄じゃなかった。【恋愛エッセイ】
初恋編 #4 あの恋は、無駄じゃなかった。
別れてからしばらくは、恋なんてもうしたくないと思っていた。
好きになるのも怖い。
誰かと近づくのも怖い。
そんな気持ちばかりが残っていた。
当時の私は、その理由をうまく言葉にできなかった。
ただ、「怖い」。
それだけだった。
私は母子家庭で育った。
家族以外の男の人と深く関わる機会はほとんどなくて、身近にいた異性といえば、小学校からの同級生くらい。
だから、誰かを好きになることも、その先に進むことも、どう向き合えばいいのかわからなかった。
あの頃は、自分がおかしいんじゃないかって何度も思った。
「好きなのに、どうして怖くなるんだろう。」
その答えは、当時の私には見つけられなかった。
でも今なら思う。
あの子は、おかしくなんてなかった。
ちゃんと好きだった。
ちゃんと幸せだった。
ただ、心が追いついていなかっただけなんだ。
あの頃の私は、自分を責め続けていた。
はいどを傷つけたこと。
突然別れを告げたこと。
何年も、「あの時違う選択をしていたら」と考えたこともあった。
でも、人生って不思議だ。
高校二年生になった頃、私ははいどと再会した。
久しぶりに会った彼は、あの頃と変わらない笑顔だった。
少し照れくさそうに笑って、
「元気だった?」
そう声をかけてくれた。
あの時は泣いて終わった恋だったのに。
気づけば、お互いに笑いながら思い出話をしていた。
「あの頃、本当に若かったね。」
そう言い合える日が来るなんて、十五歳の私は想像もしていなかったと思う。
今では彼は、大切な理解者であり、友達。
恋人にはなれなかったけれど、出会えてよかったと思える存在になった。

あの恋は、長くは続かなかった。
でも、決して無駄じゃなかった。
人を好きになること。
相手を思いやること。
そして、自分の気持ちを大切にすること。
全部、あの恋が教えてくれた。
十五歳の私へ。
たくさん泣いたね。
たくさん悩んだね。
でも大丈夫。
その経験は、ちゃんと未来のあなたを支えてくれるから。
初恋は終わった。
だけど、私の恋はまだ終わらない。
次に待っていたのは、今までの人生で一番好きになる人との出会いだった。
──続く。
🌸階段の踊り場
ここまで「初恋編」を読んでくださり、本当にありがとうございました🌸
この恋は、当時の私にとって初めて本気で人を
好きになった恋でした。
うまくいかないことばかりで、たくさん泣いて、
たくさん悩んで…。
あの頃は「なんで私だけ」と思う日もありました。
でも今振り返ると、この恋があったからこそ
人を好きになることの嬉しさや苦しさを
知ることができたと思います。
そして物語はここで終わりではありません。
次はいよいよ高校一年生編。
たった一度目が合っただけで
生まれて初めて「ひとめぼれ」をした
彼との物語が始まります🌸
ここから私の恋は、もっと嬉しく、もっと切なく
もっと波乱万丈になっていきます。
ぜひ次の一段も
一緒に登っていただけたら嬉しいです🌸
♡
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
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