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ワタシはガイドのランちゃんでス 第二期 寧波市天一広場をご案内しまス

 ワタシはガイドのランちゃんでス
 第二期 寧波市天一広場をご案内しまス

 杭州湾跨海大橋をバスは走りまス。
 タザワさんが、窓の外を見て、呟きましタ。

「……海が、茶色いな」

「黄河の水が茶色やからじゃあないんか?」

 伊藤さんが、返しまス。
 デも、ちがいまス。
 黄河はもっト北。
 こっちは……

 揚子江デス(長江とモ言いまス)

 デも、たしかにそうでス。
 上海も海、茶色いでス。
 あたりまエだから、考えたことなかっタ。
 するト、社長がマイクを取りましタ。

「皆様、良くお気づきになりました」
「日本の海、本当に青くて綺麗ですものね」

 オっと、皆さン、真面目な顔で社長に注目でス。

「実は、この杭州湾と上海の少し北に、揚子江の河口があります」
「さっき名前が出た黄河は、もっと北ですね」

 伊藤さん、すこシ恥ずかシそうでス。

「揚子江、とても長くて広い大きな川です」
「海に来るまで、砂や泥がたくさん含まれてしまいます」
「そして、杭州湾や、中国の黄海、東シナ海は大陸棚の影響で水深が浅く、波が強いです」

 スごい、はじめテ知りましタ。
 やっぱリ社長すごいでス。

「そのため浅い海底まで、波が泥を攪拌して、海が茶色いんですよ」

 みなさン、おもわず「お〜」と感心して拍手でス。
 ワタシが一番、おっきク拍手してましタ。

 やがて、橋を渡るト、寧波市が見えてきまス。
 そしテ、だんダンあたりも薄暗くなってきましタ。
 街に入ると、みなさン街の夜景に釘付けでス。

「看板が漢字じゃけ、何の店かなんとなくわかるな」

「あ!あれ、『ラーメン』じゃって、日本語やないか」

「こっちで店を出した日本人かのう?」

 皆さン街の明かりを見て楽しそウ。
 しかシ、社長は時計をみテ、なんだかソワソワでス。 
 晩ゴハンの時間が近づいてるのニ、大渋滞でス。
 なぜならバ……

 片側二車線なのに、車が4列ありまス。

 テールランプで目の前が真っ赤でス。
 だけド、劉サン。
 隙間をみつけてハ、上手に入り込んで前にすすんでいまス。
 やっと渋滞の先頭、事故だったみたいでス。
 車のおじさンと、スクーターのおばさンが……

 道路の真ん中で、ハげしク言い合いしてまス。

 そこからは、すんなりでス。
 駐車場にバスを止めて、夕食のレストランに向かいまス。
 途中でビルを解体している現場を横ぎりまス。
 そこでまた、お客サン達がざわつきましタ。 

 「足場、丸太じゃないか!?」

 「まあ、日本も昔はそうじゃったろう?」
 「それより……」 

 「シート養生はせんのかいね?」

 シートヨウジョウ?なんだロウ?
 ソウ考えたその時でしタ。
 ヒュー、と風を切る音が上から近づいてきまス。

 デンガラガッシャ〜ン

 頭上かラ、ビルの金属の外壁の板が落ちてきましタ。

 「……」

 お客サン達、皆さん急に静かになりまス。
 そして、来ましタ!
 寧波の中心。 

 天一広場でス

 真ん中に、ナナ色にライトアップされた噴水。
 高級ブランドや、ジュエリーのおしゃレなお店が並びまス。
 赤色に、黄色い「m」のマークのハンバーガーのお店もありまス。
 トテモ、おしゃれな空間でス。
 レストランに着くと、お客サン達は、皆さンだけで食事、ワタシは社長とゴハンでス。 

「麗蘭、初めてのガイドお疲れ様です」
「どうでしたか?」

「ハイ、とても緊張しましタ」

 すると、社長がにっこりしまス。

「ですが、あなたはバスの中での中国語講座」
「皆さん元気に楽しんでましたよ」
「あなたは、良いガイドになれそうですね」

 社長の言葉に、ワタシの心がポカポカあったまりましタ。
 そして何よリ……

 ゴハンがおいしすぎまス!

 そんなコンナで、また皆さんと合流でス。

「いや〜美味かったのう、田澤さん、あんたの店でもあんなん作りいや」

「うちは洋食屋じゃろうが、中華は作れんわ」

(タザワさんは、コックさんなんでスカ……)

「しかし……給仕のお姉さん、無愛想やったの」
「無表情でじっと見られたら、緊張したわ」

「チップ渡したら良い笑顔じゃったよ」

 そんな会話をしてるナカ、メンバーの高中サンが、ワタシに携帯を差し出しまス。
 日本のパカって開く携帯、初めて見ましタ。

「ランちゃん、あそこのお店の前に立つから」
「わしの写真撮ってくれんね?」

「イイですけド、なんでですカ?」

「あそこの看板、わしの嫁さんの名前なんじゃ」

 "美和"と書いタ宝石店の看板の下デ、ピースする高中さんハ、本当に嬉しそうな顔をしてましタ。 

 一行は、解体現場の所でハ、皆サン空を見上げながらバスへ、やがて、今夜のお宿に到着でス。

 五つボシの大飯店でス

 きらびやカなロビーに、大きなシャンデリア。
 オシャレでごうカでキレイでス。
 ツイツイ目が奪われてしまいましタ。
 皆サンはそれぞれお部屋に……

「じゃあ、明日も頑張りましょう」

「……」

 社長と劉サンもお部屋に行きましタ。
 ワタシは、それからモ、ロビーを見渡しテ動けませんでしタ。
 イイなあ、ワタシも徳心クンと来たいでス。
 徳心クン誰かっテ?

 ワタシの彼氏でス

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