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もし私が猫だったら

風まかせ文芸部の企画参加作品

まえがき

今日は、少し立ち止まって「味わう」時間。
ふと目の前にいたのは、いつもの飼い猫。
何気ないその姿を、じっくりと翫味してみることにしました。


本文

飼い猫を観察してみて思った。
この猫と私が入れ替わったら、どうなるのだろう。

猫はツンデレと思われている。
でも、コミュニケーション能力は高い。

人間様の世界で、家賃も食費も払わず、三食昼寝を手に入れている。
しかも、働かなくてもいい。

もし私が猫だったら、気の合わない人がいたとき、ツンデレを武器にするだろうか。
それとも、虜にしてしまうのだろうか。

いやいや、私は小心者だ。
きっと寝返ってしまうだろう。

そう考えると、猫として生きるのも案外難しいのかもしれない。

猫を翫味してみた。
何も考えていないように見えるのは気のせいだろうか。
それとも、人間様を手玉に取る方法が、代々受け継がれているのだろうか。

うーん。やはりわからない。

もし、私が猫だったら。
可愛がられるだろうか。
噛みついても怒られないだろうか。

もしも、ヒョヌ君が人間だったら――

想像するのはやめておこう。
え、なぜか?それは言えない。

翫味されているのは、私かもしれない。


イラスト:ChatGPT

あとがき

観察しているつもりが、いつの間にか観察されている。
味わっているつもりが、味わわれている。

そんな不思議な距離感に、ふと気づいた一日でした。

何気ない日常の中にも、
ゆっくりと翫味すれば、見えてくるものがあるのかもしれません。

今日は、そんな時間を過ごしました。


風まかせ文芸部のお題に書かせて頂きました。
iさんお題をありがとうございます。



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