【日本が貧しくなった本当の理由】第113章:レジの音
第113章:レジの音
あなたは、コンビニで500円の商品を手に取る。
棚には、500円と書いてある。
レジに持っていく。
「550円になります。」
あなたは財布からお金を出す。
もう慣れている。
怒りもない。
疑問もない。
レジの「ピッ」という音とともに、
その50円は、あなたの手元から離れる。
ここで、ひとつだけ確認したい。
その50円は、いつからあなたのものではなかったのか。
最初から国家のものだったのか。
それとも、一度あなたの所得として存在し、
その後、取り出されたのか。
もし前者なら、それは“預かっていただけ”になる。
もし後者なら、それは“徴収された”ことになる。
国会答弁では、こういう言い回しが使われる。
「預かり金“的”性格」
“的”。
預かり金ではない。
預かり金“的”。
なぜ、断言しないのか。
本当に預かり金なら、「的」はいらない。
本当に税なら、「預かり金」という言葉はいらない。
その曖昧さは、どこから生まれるのか。
あなたは今まで考えなかった。
けれど。
レジの音は、毎日鳴っている。
月に2万円。
年に24万円。
10年で240万円。
この金額に、「的」という一文字は、ふさわしいだろうか。
消費税は自然現象ではない。
制度だ。
設計だ。
設計は、説明責任を伴う。
問いは、ここから始まる。
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