【日本が貧しくなった本当の理由】第78章:消費税は「みんな同じ」だから公平なのか?
第78章:消費税は「みんな同じ」だから公平なのか?
「消費税は公平な税です」
ずっとそう言われてきた。
みんな10%。
金持ちも、庶民も、同じ税率。
一見、平等に見える。
でも――
本当に“同じ重さ”だろうか。
■ 生活費の割合
年収300万円の人。
家賃、食費、光熱費、通信費。
ほとんどを生活に使う。
仮に、年間250万円を消費するとする。
その10%。
25万円。
年収の約8%以上が消費税。
年収1,500万円の人。
生活費は仮に500万円。
消費税は50万円。
でも年収に対する割合は?
約3%。
同じ10%。
でも、
負担の重さは同じではない。
■ これを何というか
経済学では「逆進性」と言う。
所得が低いほど、
負担率が高くなる。
難しい言葉に見えるけど、
要するにこうだ。
生活に必死な人ほど、重い。
■ さらに残酷な点
消費税は、
使った瞬間に必ず取られる。
逃げられない。
貯蓄すればかからない。
投資すればかからない。
でも、
生活費は回避できない。
つまり、
余裕のない人ほど、
課税され続ける。
■ しかも日本はどうだった?
3% → 5% → 8% → 10%
上げたタイミングは?
デフレ期
回復前
需要が弱い時期
結果はどうだったか。
増税のたびに、
消費は落ち、
GDPは鈍化し、
実質賃金は停滞した。
偶然?
それとも構造?
■ 核心
給料が増えない。
物価は上がる。
手取りは増えない。
その中で、
毎日の買い物に
確実にかかる10%。
レシートを見るたび、
削られていく感覚。
それが30年。
人は学習する。
「使わないほうがいい」
守る。
またループ。
■ 問い
消費税は本当に、
「みんな同じ」だから公平なのか。
それとも、
余裕のない人ほど重い構造なのか。
もし後者なら――
それは単なる税ではなく、
可処分所得を削る装置になる。
次章。
消費税が“社会保険料よりも強く効く理由”。
ここはさらにえぐる。
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