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「本の読み方」を先人に学ぶ|暇と多忙と自分

最近気になっている新書がある。池上彰の『ぼくはこんなふうに本を読んできた』だ。

現在はジャーナリストの池上彰だが、元々はNHKの記者をしていた。つまり高度経済成長期の会社員である。そのうえ、凄まじい読書家なのだが、当時のNHK記者の働きぶりというのはおそらく物凄く多忙であり、そんななか大量の読書をすることなど本当に可能なのかと思ってしまう。

その答えがこの本には書かれていそうである。僕は平社員で定時退社できたころ、特にコロナのステイホーム期などはよく本を読めていたけれど、中間管理職になってからは読書量が激減してしまった。シンプルに時間が捻出できないのもあるが、仕事終わりの疲弊した脳と身体で読書に意識を傾けることが難しくなってしまっているのも要因だ。

池上彰はフリーのジャーナリストとなってからも、超人的なスケジュールで仕事をしているはずだ。そんななかでも読書を続けられているのだから、やはり何らかの「本の読み方」を学べるような気がする。だからこそ、これはぜひ読んでみたいと思う。

一方で、昨年話題になった読書に関する新書が三宅香帆の『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』だ。僕の様に忙しさを理由に読書ができていないと嘆いている人にとって、目を惹くうまいタイトルだと思う。

池上彰とは異なり、三宅香帆は読書ができなくなったことを理由に会社員を辞めて独立をしている。環境を変えたわけだ。読書に対するアプローチ方法がそれぞれ異なっているのが面白い。

まだ『ぼくはこんなふうに本を読んできた』を読んでいないので、もしかしたら本書に書かれているかもしれないが、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を意識したタイトルの様な気がする。音楽にはよく「アンサーソング」があるが、この本もアンサーブックと呼べる内容だったら面白い。

読書と仕事への考え方が異なっていそうな二人だが、テレ東BIZのYoutubeチャンネルに二人の対談があり、これが結構面白い。二人とも根っからの読書好きであることがよくわかる。

こうして人の「本の読み方」を学ぶことで、じゃあ自分はどのように読書と向き合うのかを人生の早い時期に考えておくのが大切かもしれない。

読書は個人の思想をつくり、現実とは異なる物語を取り入れ、世界を拡げる助けになってくれる。

限りある時間のなかで有意義な時間を過ごせるように、スマホではなく本の世界に没入できるよう、自分にあう「本の読み方」を見つけなければならないと思っている。

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