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次に読む本を考える時の時間管理について

ここ最近ようやく読書習慣が復活してきている。2023年~2024年にかけて仕事の職位が上がったことで忙しく働くようになってしまったことから、仕事が終わると本を読まずに逃げるように酒を飲んで寝ていた。長時間労働と飲酒が原因で本を読まなくなったのである。情けない限りだ。

そこで2024年の年末に心をあらためる決意をし、まずは自分でできることから始めた。禁酒である。仕事の忙しさは転職でもしない限り変わるものではないが、酒を辞めることなら自分ひとりの力でもある程度は可能だからだ。

これが功を奏して今年は今のところ月に2冊くらいは本を読めている。本当は読書量がまだ足りないが、仕事は相変わらず忙しいのでそんななか上出来だと思えている。選択している本もボリュームがある分厚いものばかりだ。

本を読む習慣がある人はわかると思うが、1冊の本を読み終えるまでには一定の時間を要してしまい、その間に書店に行ったりネットを観たりしているうちに他に読みたい本が出てくる。今読んでいる本を読み終えていないにも関わらず、実際にそれらを買ってしまうこともある。いわゆる積読が溜まっている状態だ。

そうすると、読んでいる本を読み切った瞬間には、読後の充足感に浸りつつもさっそく「次は何を読もう」といった悩みに向き合うこととなる。僕はこの時の判断に結構たくさんの時間を要してしまう。その時間に読み進めればいいのに、と思いながら。

この時の選書の判断軸は自分が読みたいと思っているかどうかだけでなく、現在の忙しさや積読されている本をいつ買ったか、または今の自分の課題や目標などを踏まえて「今はどの本を読むべきか」のような判断もあり得る。

僕は今年に入ってから買ったけれども読んでいない本がいくつかあり、今年中に読まないとこのまま長年の積読リスト入りになってしまいそうだというものがいくつかある。『課税と脱税の経済史』という、みすず書房から出ている600ページ超えの大著を読もう読もうと思っているが、これだけ分厚いものはおそらく読了まで多大な時間を要する。

きっと週末2日間をまるまる掛けて読み終えられるかどうか、いや数週間に渡ってしまうなぁ、と思い見送るようになってから数カ月が経ってしまった。値段も高かったから本来は早く読みたいと思うはずなのに。

一方で、もっと昔から購入していながらも、未だに積読である本も多い。次の本を選べる時にこそ、積読をやっつけるべきだ。まさに今読むことを迷っているのはノーベル経済学賞の受賞で話題になった『国家はなぜ衰退するのか』と『オッペンハイマー』どちらもハヤカワノンフィクション文庫で上下巻、オッペンハイマーは上中下巻であり、どちらも多大な時間を要する。

そして、まだ買っていない本への興味も尽きることがない。今も面白そうな本が続々と出版されており、自分が本を読み切るスピードを軽々と越えて大量の書籍が世の中に出現しているのだ。

全部書いていると字数が膨大になってしまうのでこの辺にしておくが、本当はもっとたくさんある。そういう読書家はきっと僕だけではないはずだ。みんな目の前の本を読みつつも棚に積まれている未読本の存在も意識しないではいられないんじゃないか。

やはり読書こそ「沼」な趣味だと思う。決して死ぬまでに満たされることのない欲望。知識欲をターゲットにした出版業は、もしかしたらどの業界よりも永続する業界になるのかもしれない。

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