好きな旅行記を語る
ここ最近好きなロードムービーを投稿してきたが、今回は旅行記を紹介しようと思う。
映画の様に映像で旅先をイメージできると、行きたい意欲がグッと湧くが、活字を読むことで夢想する旅もまたいいものだ。特に古い作品の場合は、当時の風景を読み手が自由に思い描きながら読めるのが良い。
だからなのか、どれも古めの作品を多く紹介している。新しい作品は書店に行くなりAmazonでネットサーフィンするなり、比較的見つけやすいと思うので、こうして古めの作品の紹介になっても、それはそれで価値があるんではないかと考えている。
何でも見てやろう/小田実
『何でも見てやろう』はタイトルの通り、世界一周旅をするうえで豪華なものから貧困エリアまで、世界に存在する事物の端から端までを何でも見てやるスタンスで旅をする旅行記である。ニューヨークの摩天楼からインドのスラム街まで、世界は広いのだ。
1958年に出かけた世界一周旅のエッセイであり、バックパッカーの走りとも言える旅行記の古典でありベストセラーだ。今の若い人もたくさんの人が世界一周旅をしている印象があるが、せっかくなので彼らにもこの古典はぜひ読んでみてもらいたい。
ちなみに割とふざけた文体だったりするので、古典的作品だからと言って読みにくいことはない。気軽に手に取って読んでみて欲しい。
冒険投資家ジム・ロジャーズ世界バイク紀行/ジム・ロジャーズ
『冒険投資家ジム・ロジャーズ世界バイク紀行』は投資家であるジム・ロジャーズが1990年~1992年にBMWのバイクで世界一周を実行し、世界中の国々で証券口座を開設して投資をしていく過程を楽しめる、投資家目線の旅行記だ。
当時37歳だったジム・ロジャーズはウォール街で財を成して一生分の金を稼ぎきっていた。彼には自分の目で世界を見て周りたいという夢があり、その夢を本当に実現させるべくバイクで世界一周の旅に出る。ちなみにこの旅は世界6大陸に渡って65,065マイルを走破したことで、当時のギネス記録にも載っている。
ジムの経済的な視点は確固たるもので、投資家目線で尚且つ生で世界を見ていることから、通常の旅行記とは一線を画すものとなっている。そして1999年、彼は今度はベンツに乗って二度目の世界一周に旅立ち、こちらも書籍化がされている。
辺境・近境/村上春樹
村上春樹と言えば小説が有名だが、僕はこの旅行記が堪らなく好きで夢中になって読んでしまった記憶がある。
辺境・近境というタイトル通り、アメリカ大陸の横断から四国でうどんを食べる旅まで、幅広いエリアを村上春樹が旅をする。つまり、海外旅行派の人も国内旅行派の人も、どちらも参考にすることができるエッセイなのだ。
そして何よりも小説とはまた違った村上春樹の文章が楽しめる、おすすめの一冊である。
まだまだある…
さて、ロードムービーを紹介した時もそうだったが、旅行記も映画と同様に結構たくさん読んでいたらしく、書きたいおすすめの旅行記がたくさん出てくることとなった。
いずれまた紹介したくなったら投稿するので、旅に出られる人も出られない人も、参考にしてもらえると嬉しい限りだ。
