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どうでもいい事に熱中したい
最近はビジネスや経済に関わる本ばかり読んでいる。他にも科学や哲学・心理学に関する本も読んでいるが、これは何も「勉強家なんだぜ」とアピールしたいわけではない。今後の人生の役に立てたいと思い、必要だと感じて選書しているのが理由だ。
僕は現在30代後半であり、もう若くはないけれど、まだまだ人生に課題はたくさんある。今の仕事を続けるかもしれないし、続けないかもしれない。結婚するかもしれないし、結婚しないかもしれない。(当たり前だ)
要はまだまだこの先の人生のライフイベントが多く、将来を考えていくうえで役に立つであろう考えを先人達から吸収したい。そのうえで読書は大いに役に立ってくれる。
だけど、読書というのは何も人生に役立つ知識を得るためだけのものではない。
東海林さだおの「丸かじりシリーズ」という連載がある。1988年から連載が開始されている人気シリーズだが、どうでもいいことにも関わらず何故か深い考察を巡らせている食エッセイだ。もちろん全部は読んでいないので僕はファンを名乗ることはできないが、時々文庫を買ってパラパラと読んでいると自然とのめり込んでしまう魅力がある。
こういった仕事や人生に直接役に立たない本を読むのもまた魅力的なのだ。様々な小説も何かと学びを得ようとしてしまうけれど、それは結果論であって本質的には娯楽であることに気づく。
人間にはそもそも知的欲求という欲望があるので、これを生きがいに繋げない手はないだろうと思う。有り余る時間に耐えられないような老後を送りたくはない。
そのためには、人生に役に立つ本だけではなく、時には無意味に思える本を読む機会も少しずつ増やしていきたい。
そして、こういう「意味のない」ことが長い年月が経った頃に、ふと人生の役に立ったりする。人生は深くて不思議だ。
