丸投げ上司に疲弊する人に朗報|救世主としてのChatGPT
僕の上司はどちらかと言うとアナログ人間で昭和の体育会系を彷彿とさせるタイプだ。時代の変化についていけていないわけではなく、こんな時代にもブレずに丁寧なコミュニケーションを重視し、部下への指示もチャットで済ませずにわざわざ電話をして意義をしっかりと伝えたりしている。
中途半端なデジタル化によって失敗するよりも、こういったアナログの手法の方がうまくいくことも多くあったので、このやり方に一定の納得感はある。だが、直属の部下達は気まぐれで予測できない指示が大量に降りてくるので、さばき切ることができず困っている側面があった。
依頼された文章を作成したり、プレゼンの資料を代わりに作成したり、上司の右腕となるべく色々と奔走しても、そのおかげで本来やるべき仕事の時間が取れず、提出が遅延するとその上司にめちゃくちゃ怒られる。「遅れたのはあんたのせいだ」と思いつつ平謝りしている部下たちは複雑な表情をしていた。
そんな上司が最近になってChatGPTを積極的に使い始めた。使い始めたというより、今までは部下に丸投げしていた文章作成やプレゼン資料作成をChatGPTに依頼するようになったようなのだ。
これにより、一度ChatGPTが作成したアウトラインや文章をもとに、現場にあわせて周知する様な依頼が部下達のもとに来るようになってきている。今までは「上司→部下」だった流れが「上司→ChatGPT→部下」に変わったのだ。
おかげで部下たちは今までのように上司の気分に振り回されることが減り、ある程度の土台ができた状態から仕事に取り組むことができるようになった。そして余計な作業時間も減ったことは本当に有難いことである。
思えば、ChatGPTは高度な情報処理能力を持ちながら、依頼者に文句を言うこともない。アイディアマンだが気分屋で人遣いの荒い上司にとっては、うってつけの存在なのかもしれない。
これにより最終的には僕の様な部下の存在が不要になるかもしれない。こういう話をすると「人間の仕事が奪われる」話をする人が出てくるが、気分屋に振り回される身としては、仕事を奪ってくれるChatGPTに最大限の感謝を伝えたいのが正直な感想だろう。
降りてくる仕事をこなすだけではなく、仕事を依頼できる存在になれれば、これからの時代はとても働きやすくなる。この時代の変化にはしっかり対応したい。
