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AIと雇用|失う仕事と得る仕事-誰もが活躍できる未来

「AIが人間の雇用を奪う」という話が今まで以上に多く話されるようになっています。

GoogleやAppleの存在に加えて、AIが実用化されたこともあり、今までの漠然とした不安は現実味を帯びてきました。

しかし、テクノロジーの進化と人間の雇用については、それこそ100年以上前から常に議論され続けています。産業革命はその歴史の顕著な例です。トラクターの開発と鍬で畑を耕す農民の関係性も同様の問題です。

AIやロボットが自分以上に役立つ仕事を凄まじいスピードと正確さでこなしてしまうところを見て危機感を抱くのは当然ですが、そんな時こそ不安を煽るのではなく、ポジティブな面に焦点を当てて生きていくしかありません。

そのため、今回はテクノロジーの進歩を前向きに捉えられるよう、社会福祉の観点から人間の仕事について考えていきます。


AIとリモートワーク|外出が困難な人への貢献

コロナウイルスの影響で世界的にリモートワークおよび在宅勤務が定着することとなりました。

忙しい家事や子育てをするにも通勤時間の削減ができることは労働者にとって大変有難く、単身者でも仕事が終わったらすぐにプライベートな時間になるというのは魅力的な働き方です。

しかし、在宅勤務の利点を最も享受するのは「出社することにリスクがある人達」です。病気や怪我で「外出すること」そのものにリスクがある人は社会に多く存在します。

僕も過去に胃の手術と化学療法を経験しており、当時はそのダメージから外出することが非常に難しかったことをよく覚えています。その時は結果的に半年以上の休職を経て退職することになりました。

その後の社会復帰までは、まずは出社して働くための体力をつけるべく、長期間のリハビリに励むこととなりました。当時の僕はリハビリを通してフルマラソン完走までしています。

当時2011年の僕には「在宅勤務」という発想がなかったため、仕事を得るためには「最低でも1日8時間、週5日働ける体力が必要」と考えてリハビリに取り組んでいたのです。

もし当時「在宅勤務」という選択肢があったら、違う考え方で仕事を得ようとしたことは想像に難くありません。

当時の僕の様な、病気や怪我で外出が困難な人にこそ、テクノロジーの恩恵は与えられてしかるべきだと思います。

AIとリモートワークの恩恵|病気でも働ける社会の実現

過去に出会った人の中にも、病気の後遺症で出社ができなくなった人はたくさんいました。

様々な事情はありつつも、誰もが社会で活躍したい気持ちと活躍できる能力は持っています。

しかし、頻繁にお腹を壊してしまったり、定期的な薬の服用やその他の治療が必要であったり、どうしても通常の職場では対応が難しい後遺症などが、それらの気持ちと能力を発揮することを阻んでいるようでした。

当時の僕と同じようにリハビリによって体力をつけて社会復帰を目指す人もいれば、無理はせずに休養期間を長く取っている人もいました。

そんななか、ロゴのデザインやブログ執筆など安全な環境である自宅での仕事で収入を得ている人がいました。

がんの治療による後遺症でどうしても外出にはリスクが伴うことから、体力の回復よりも安全な環境で仕事ができるよう、在宅勤務で収入が得られる能力を発揮していたのです。

これはコロナウイルスで在宅勤務が定着化するよりもずっと前の話だったので、「社会復帰のためにまずはリハビリ」と思っていた僕にとっては非常に印象深い出来事でした。

今の時代は当時に比べても会社に行かなくてもお金を稼ぐ方法は更に増えてきています。

これは何も通勤時間の削減や家事と子育てをするための恩恵だけはなく、病気や怪我で働けなかった人にも仕事をするチャンスが増えていることを意味します。

健康上の理由によってできないことが多い人も「自分にできることは何か」を考えれば、活躍できることを見つけることができる時代が来ています。

AIと雇用|テクノロジーの恩恵を享受できるか

テクノロジーの急速な進歩は止まることはなさそうですが、仕事を失う人が増えるだけでなく、特定の環境下においては能力を発揮できる人も増えていくはずです。

仕事を奪われることの不安を煽るニュースが流れるその裏で、より多くの事情を抱えた人たちがこっそりと自分の病気を抱えながらも在宅で仕事を得るようにもなっていくでしょう。

もちろん簡単なことではありませんが、病気を乗り越えるという経験は、社会に対しての意識も大きく変わるので、健康的な事情さえクリアしていれば大活躍できる人材が労働市場にたくさん戻ってくることに繋がると思います。

仕事を失うという不安に苛まれる前に、福祉的な観点と前向きな価値観を持って、社会全体での進歩に目を向けたいものです。

テクノロジーの進歩を止めることができないのならば、それによって受けられる恩恵を最大限に活かすしかありません。そしてその恩恵は社会福祉にこそ大きなインパクトをもたらすと思います。

もちろんここに書いたポジティブな考えだけでなく、様々な考え方があるはずです。

AIが変える雇用の未来に対して、みなさんはどのように対応していきますでしょうか?また、みなさんが考える「誰もが活躍できる未来」とはどのようなものでしょうか?

この記事がそんなことを考えるひとつのきっかけになると嬉しく思います。

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