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連載「負け筋をほどく」を始めます!

こんにちは、映像クリエイターのサンゼです。

今回は、新しい試みとして「負け筋をほどく」という連載を始めるので、その告知をさせてください。


あらためて、自己紹介

僕は広告の現場で約20年、TVCMやWEB CM、企業VPの映像編集を仕事にしてきました。2021年にはACC TOKYO CREATIVITY AWARDSでエディターとして賞をいただき、いまも現役のエディターとして第一線の案件に関わっています。

普段つくっている動画は会社のHPで見れるので、見てもらえたら嬉しいです!


その傍らで、YouTubeでAfter Effectsのチュートリアル講座を、7年間で150本作ってきました。After Effectsの本も書き、お陰様で1万5,000部を超えることができました。その他、様々な映像関連のイベントに登壇したりもしています。

Adobe MAX に登壇した様子

のべ1,000件の相談と、もどかしさ

動画講座と並行して、YouTubeの生配信もこれまでに100回以上やってきました。配信では視聴者さんの悩み相談にも向き合ってきて、その数はのべ1,000を超えています。

(1,000個ってすごいですよね。自分でも狂気を感じます)

過去配信の質問をまとめたスプレッドシート。7年間でのべ1,000を超える質問が寄せられました。

その中身は、編集ソフトの操作方法だけではありませんでした。仕事の進め方、学び方、キャリア、お金、発信、クライアントとの関係。『チュートリアルの外側』の相談が、思っていたより多かった。

配信の場では、できる限り応えたいと思って、一問一答で返してきました。でも、ライブなのでうまい言葉が思いつかないことがある。

配信が終わってから振り返って、もっといいアドバイスができたんじゃないかと引きずることもある。そういうもどかしさが、ずっと残っていました。


何度も届く、同じ形のつまずき

配信を重ねるうちに、悩みには共通項があることにも気がつきました。質問者は変われど、同じ形のつまずきが、何度も届く。環境や資質など十人十色で悩みはあるけれど、分解していくと、悩みの根っこの部分は似ているケースが多いように思います。

そして、そのつまずきポイントは、僕自身も引っかかってきたところだったな、と感じる部分でもありました。


悩みを、過去のものにしなかった

そんな相談を受けながら、気がついたことがあります。

僕は20年、プロの現場で生き残ってきました。それなりに経験も積んで、昔のような綱渡りは減りました。ただ、駆け出しの頃に抱えていた悩みを、僕は過去のものとして捨てていません。「自分は最初からできた」という顔が、どうしてもできないんです。悩んで、転んで、立て直して、ここまで来たプロセスを、全部覚えているからです。

だから、配信で届く悩みを、他人事として聞けませんでした。「プロの世界はそんなに甘くない」と切り捨てることも、「そのうち慣れるよ」と流すこともできなかった。どの悩みも、僕が通ってきた悩みだったからです。

駆け出しの頃は限界まで働いて、よく床で寝ていた😅

武勇伝より、転び方を残したい

振り返ると、僕は人より多く転んできました。転んだ分だけ傷もありますが、その分だけ、柔軟になった部分もたくさんあります。どこで転びやすいかを体で知っているから、無理な戦い方をしなくなった。いまの仕事と生活の安定は、転んで覚えたしなやかさの上に載っていると思っています。

だったら、僕が残すべきなのは、武勇伝じゃなくて、転び方と立て直し方。それなら、いま悩んでいる人を置き去りにせずに書けるはずです。

そう考えて始めるのが、「負け筋をほどく」という連載です。


「負け筋」という、変な名前について

この連載で書きたいのは、さっきの「悩みの根っこ」のほうです。タイトルにした『負け筋』という言葉は、聞き馴染みがないかもしれません。

まけきん、じゃなくて、まけすじです。ちょっと変な名前ですよね。なぜこれを冠にしたのかも、話させてください。

実は、独立してから10年以上、日々の業務や、その日感じたことを、日誌としてメモに書き続けてきました。たくさん失敗してきたけど、このメモで毎日歩み方を軌道修正してきました。

紆余曲折の人生ですが、なんだかんだ生活できているのは、この記録の習慣があるからだと思っています。

ただ、その日誌を読み返すと、同じ罠に繰り返しハマっている僕の記録が出てきます。お客さんとの交渉だったり、感情のコントロールだったり。わかっているつもりで書いているのに、またハマっている。

仕事や人生について書いてるメモ

失敗の入口にある、小さなズレ

配信で届く悩みに身に覚えがあったのは、たぶんこのせいです。視聴者さんがつまずいている場所は、日誌の中の僕が、何度もハマってきた場所でした。

わかっているつもりの人間が、それでも同じ罠にハマる。ということは、問題は失敗そのものより、もっと手前にあるはずです。その手前にある小さなズレを、僕は「負け筋」と呼んでいます。

最初は、気づかないくらいのズレです。でも、積み重なると、努力が前進ではなく、消耗に変わっていきます。

勉強したのに、実戦で使えない。
上手くなっているのに、仕事が増えない。
売上はあるのに、お金が残らない。

配信で何度も届いた悩みはどれも、このズレが積み重なった姿だと思っています。この連載では、そんな負け筋を1本ずつ取り上げて、ズレの入口まで遡って、ほどいていきます。


勝ち方よりも、崩れ方を見る

『負け筋』の反対は、『勝ち筋』です。世の中には、成功する方法や勝ち筋を語るコンテンツがたくさんあります。それ自体を否定したいわけではありません。僕自身、ビジネス本はよく読みますし、セミナー動画もよく見ます。

ただ、そこで語られている勝ち筋は、その成功者がいた場所、時代、資質、それから偶然に、大きく左右されている部分も多いと感じます。同じやり方を別の人が真似しても、同じ結果になるとは限らない。一方で、崩れていく入口の形は、立場や職種が違っても似ていると感じています。

なので連載は、僕が転んできた場所を、順番に案内していく旅のようなものにしたい。あなた自身が転びながら歩くことが大切ですが、致命傷になっては続けることができません。だから、ケガをしやすい場所には、先に印をつけておく。そういう役割にしたいと思っています。

実は読書家です。たまには読んでる本の紹介もしたい!

この連載には、終わりがあります

最後に、お伝えしておきたいことがあります。この連載の記事は、出して終わりにはせず、必要に応じて直したり統合したりしながら育てていきます。そのうえで、ずっと続けるものではなく、完結を予定して書いています。

何本で終わるかは、決めていません。書きながら、いちばん整理された形になるところで締めるつもりです。ただ、終わりがあることだけは、先に約束しておきます。

理由はシンプルで、この連載のゴールは「読者に読み続けてもらうこと」ではないからです。ここで知った転び方や立て直し方が、皆さんそれぞれの現場で使われること。それがゴールです。

だから、メンバーシップに入ってくれた方も、読む必要がなくなったら、いつでも離れてもらって大丈夫です。退会すると記事は読めなくなりますが、身につけた判断基準は、手元に残ります。

役目を果たして読まれなくなるのは、この連載にとって、いちばんいい終わり方のひとつだと思っています。

そのうえで、完結まで付き合ってもらえたら、それがいちばんの応援になります。いただいた会費は、最後まで書き切るための原資にさせてもらいます。


まずは、無料の入口記事から

映像編集者だけでなく、それ以外のクリエイターの方にも、それぞれの生活に引き寄せて読んでもらえたら嬉しいです。

連載は、いちばん多く届いた相談、「チュートリアルを覚えたのに、応用できない理由」から始まっています。無料で読めるので、まずはこちらからどうぞ。

このnoteをフォローしておいてもらえると、新しい記事が出たときにお知らせが届きます。

じっくりと、自分のペースで連載していきます。

では、また!


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