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黄色いタクシーで知られるコルカタの多文化と歴史✮コミックエッセイ✮

インド映画(ボリウッド)や文学でも度々登場するコルカタのシンボルとして有名な黄色いタクシー、ヒンドゥスタン・アンバサダーをご存知の方も多いのでは。今回は西ベンガル州のコルカタについて!


Ⅰ.コルカタに多いもの✮

マンガの画像。以下内容テキスト:
1:コルカタの黄色いタクシー
インド西ベンガル州に位置する巨大都市コルカタ。人口密度はインド有数で、デリーやムンバイを超えるとも言われている。
ラフル「イエロータクシーが映画に出てきたらコルカタで撮影したと分かるヨ。そこにしかないからネ」 
※インド国産車ヒンドゥスタン・アンバサダー。1958年からデザインを変えず生産されていたが2014年生産終了した為、徐々に減ってきてしまうかも。

2:コルカタとイギリス
都市としての歴史は1640年イギリス東インド会社が未開地だった場所に商館を建て活動開始したところから始まる。当時はカルカッタと呼ばれていたが1999年に改称。
ラフル「イギリス植民地時代の首都だったケド反英独立運動の煽りを受けて1911年デリーに移ったヨ」

3:コルカタの不法入国者
バングラディシュに近いコルカタは不法入国者が多いという。
ラフル「例えばミャンマー→バングラデシュ→国境越えてインド来る。コルカタに多いけど他の地域にも移動しちゃう。前からあった問題だけどミャンマーの場合は2021年のミャンマークーデター以降特に多い。国境越えはインド人がお金儲けの為に手伝ってたりするヨ・・・」

4:コルカタは多宗教が混在した街
ラフル「不法入国者が勝手に家とか作っちゃう。最初3〜4人だったのがどんどん増えて村みたいになる。インドの社会問題のひとつ。プアな人はインドくる、リッチな人はインドから逃げる。HAHAHA。インドはヒンドゥー教徒が多い国だけど、コルカタは昔から色んな宗教・民族の人が暮らしてる街。ムスリム人口も多くて約27%※いると言われている。今もっと多いかも」 ※2011年国勢調査による
[漫画初出:2024/07/03、一部改訂:2026年/05/20]

コルカタは政治都市のデリー、商業都市のムンバイに対し、インドの文化の中心都市ともいわれ、音楽、舞踊、映画、文学の各分野で有名です。このことから良い意味で 「歓喜の町」 と言うニックネームで呼ばれています。

引用:外務省「総領事館ほっとライン 第37回 コルカタ
タゴール、チャンドラ・ボースの街
"City of Joy"」

1.コルカタとイギリス

コルカタ(旧カルカッタ)がイギリス植民地時代の中心だったことは、ヴィクトリア記念堂やライターズ・ビルディングなどの壮大な建築物からも感じられます。

これらの建物は今もコルカタのランドマークで、観光客に人気がある場所です。特にヴィクトリア記念堂は、コルカタの「植民地時代の栄光と影」を象徴する場所。ラフルが話している「1911年に首都がデリーに移った」のは、バングラ分割(1905年)への反発やインド独立運動の高まりが背景にあります。

2.文学と文化の中心地

コルカタは「インドの文化首都」とも呼ばれ、ラビンドラナート・タゴールみたいなノーベル賞受賞の詩人・作家を輩出しています。タゴールの家(ジョラスコ・タゴール邸)は今も博物館として残っていて、コルカタの知的雰囲気を感じられるスポットです。

3.不法入国者

地理的にバングラデシュと国境を接してるため、不法入国が多いコルカタ。2021年のミャンマークーデター以降、ロヒンギャ難民などが増えコルカタはその流入の玄関口になっています。インド政府は不法入国対策を強化していますが国境の管理は難しく、地元民が金銭目的で手助けするケースも問題になっています。

4.スラムとコミュニティ

コルカタにはソナガチ(世界最悪の売春地帯としても有名)といったスラム街があり、不法入国者や貧困層が多くここに住みます。麻薬が蔓延こうした地域には独自のコミュニティや助け合いの文化もあります。マザー・テレサの「死を待つ人々の家」(ニルマル・フリダイ)は、コルカタの貧困問題と向き合った象徴的な場所です。

Ⅱ.観光地として

コルカタはインド最古の博物館(1817年開館)があったり、マザー・テレサが晩年を過ごした場所としても有名。ヒンドゥー教徒が多いインドでは牛肉NGですが、コルカタにあるムスリム街ではビーフカレーが食べられるそうです。

ヒンドゥー教、イスラム教だけでなくジャイナ教の寺院もあればイギリス統治時代の名残がある建物もあります。

またコルカタは、インドで唯一路面電車が現役で走っている都市なんだそう。ゆるふわ乗り鉄として、これはぜひ乗車したい‥‥。

歴史的に日本とも関係が強い土地柄、親日的な人が多いそうです。ただし、悪い人も一定数おり、寄付金詐欺やカード詐欺、長距離列車や安ホテルでの盗難事件も起こっています。観光にはとても楽しい街だと思いますが、十分に注意して訪れてください。

以下は外務省ウェブサイトの在コルカタ総領事によるコルカタ訪問時の注意事項です。インドでの旅行全般、注意すべき内容だと思いますので、ぜひご一読を!

・生水、生物のみならず、生の牛乳、油物などの食べ物に十分注意を。
・長距離列車や安ホテル内での盗難被害が多いので、貴重品の管理には十分注意を払ってください。
・夜間の単独行動はできる限り避け、女性の場合はより注意してください。
・原因不明の深刻な病気にかかり、検査、入院で経費がかさむことが多いので、必ず海外旅行者保険に加入して下さい。また、旅行期限を延長しても良いように、有効期限を十分に確保してください。
・麻薬やいかがわしい薬物には絶対手を出さないでください。
・見学先は宗教施設が多いので写真撮影、土足などに注意してください。

引用:外務省「総領事館ほっとライン 第37回 コルカタタゴール、チャンドラ・ボースの街"City of Joy"」

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# 初出・更新履歴

本記事は「コルカタは黄色いタクシーと不法入国者が多い(初出:2024年7月3日)」をnote用に本文を書き直しまとめたものです。

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夫は北インド出身です。「インドでは――、」とよく語りますが、インドは広い上に多民族多宗教多言語国家のため、南インドなど地域により異なる場合があります。その点ご留意いただき、北インドのインド人はこういう感覚なのか〜という感じで読んでいただけると幸甚であります。基本的には楽しんでもらえるような記事を発信していますが、真面目な題材もよく扱いまっす!(参考文献を併せてご覧いただくとより詳しく知ることができます。)

「インド人夫と日本人妻|自己紹介」より

# 参考文献

1) Wikipedia: コルカタ.(閲覧日:2024年7月2日)
2) タシデレ中田. コルカタの走る化石.(閲覧日:2024年7月2日)
3) 西遊旅行: イギリス植民地時代のコルカタ.(閲覧日:2024年7月2日)
4) Wikipedia: 西ベンガルのイスラム教.(閲覧日:2024年7月2日)
5) skyticket: 混沌と多様性の街コルカタを楽しむためのおすすめ観光スポット26選.(閲覧日:2024年7月2日)
6) 竹内好一. 寄稿・インタビュー 総領事館ほっとライン 第37回 コルカタ タゴール、チャンドラ・ボースの街 "City of Joy". 外務省(閲覧日:2025年7月14日)

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