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自動翻訳でも届かない「温度」がある。AIを編集者として使う私の選択|オアハカ在住フォトライターの書き方

時代が変わった。 noteでも自動翻訳機能が発表され、AIが書く文章が当たり前になりつつある。 けれど私は、少しだけ立ち止まってしまう。

「その言葉で、現地の『温度』まで伝わるの?」

私はメキシコ・オアハカで、日本語を使って現地文化を発信している。 たとえば、宗教行列 Calenda。日本人に伝わるように「パレード」と訳すと、現地の自動翻訳を見た人から「そんなに軽いものじゃない!」と叱られることがある。

言葉は置き換えられても、ニュアンスの最終的な判断は、書き手にしかできない。

こんにちは。オアハカ在住のフォトライター、さるです。

自動翻訳を含め、AIの新機能が増える中で、私はAIを「書かせる」のではなく、校正や構成を整える「専属編集者」として使い始めました。


AIが怖かった私が、使ってみて驚いたこと

最初は、どうやって使うのかも全然わからなかった。
Xをはじめ、各SNSで流れてくる生成イラストや画像の著作権問題を見ていて、

「AIって、なんか怖いな……」

という気持ちのほうが、正直強かった。

でも、いざ使ってみたら。

めちゃくちゃ便利だった。笑

いまはもう、私のnote記事の「専属編集者」みたいな立ち位置にいる。


私がAIに任せること、任せないこと

まず、何より助かっているのが 誤字脱字チェック

海外生活が長くなっても、スペイン語はいまだに怪しい。
なのに…最近、日本語まで怪しくなってきた。
本気で泣きそう。笑

そんなときの誤字脱字チェック。
文章のリズムが悪いところ、読みにくいところの指摘。
昔、本を出させてもらったときの、編集さんとのやり取りに少し似ている気もする。

さらに、
「この内容、事実として間違ってない?ソースはどこ?」
という確認。

ただし、ここは一番気をつけている点だけど――
AIが出してくる情報が、私の持っている現地の一次情報と違うことも多々ある。

おいおいおい。そーじゃねーよ!と
ひとりPCにツッコミを入れている。
画面の向こうに人がいる感覚に陥る。

「ちがう!その情報は間違ってるよ。もういい!次いこう!」と
AI相手にムキになる自分がちょっと怖い。笑

だから、AIに丸投げはしない。
私の知っていること、経験、調べてきたことを信じて、
最終的に整えるのは、必ず自分。

たとえば昨日アップした『布の記憶』。
ああいう、自分の一番深いところにある記憶を言葉にするとき、AIは私の思考を整理する『壁打ち相手』になる。
複雑に絡まった糸を、一本ずつ解いて並べるのを手伝ってもらう。
これがないと私も迷子になる。
でも、その糸の色を選び、再び織り上げていくのは、私の役目です。


これは、私の記事だ。絶対に譲れないこと

そして、noteの記事をAIと一緒に作るときに、
いちばん注意していることがある。

それは、
主導権を持っているのは私、ということ。

誤字脱字や読みやすさの確認はAIに頼るけれど、言い回しや口調、自分らしいスタイルは絶対に崩さない。

これは、2005年からブログを書き続け、
noteに舞台を移すまで、長年積み重ねてきた私の味だから。

「書くことが好きな自分」と
「自分の言葉のアイデンティティ」は、手放したくない。


この時代にあったコンプラ配慮な使い方

あと、基本的に私は 感情的な人間 です。

歳を重ね、オアハカに来た当時の「暴れっぷり」は、だいぶ制御できるようになった。
……とはいえ、こんな時代。

そう、時代は変わった!!

感情のまま粗ぶっていたら、
コンプラ面とか、怖すぎる!!

好き勝手に感情をぶちまけたら、
絶対炎上するやろ?(びびり)

だから、感情が先走って熱を帯びて尖りすぎた文章は、一度AIに預けることにしている。 炎上しないラインまで、客観的な視点で温度を下げてもらうのだ。
「私の言いたい事は残して、炎上しないように、読みやすくわかりやすく整えて」とか、難しい指示はしてない。

そのあとで、
「やっぱりこれは自分の言葉じゃないな」
と思う部分は、書き直す。


ただ、最近の悩みは――
綺麗にまとまりすぎて、私という個が薄くなっている気がすること。

私の熱量をストレートに書き切ると、たぶん、読み手が胸やけする。
これは避けたい。笑
かといって、整えすぎると「私」という人間が消えてしまって物足りない。

今年は、このバランスをうまく取れるようになりたい。


そんな作業を続けて、気づけば年も明けていた。

いまの私にとってAIは、
「記事を書いてくれる存在」ではなく、
隣にいる編集者さん みたいな存在になっている。

それが、いまの私と、AIとの関係です。

ちなみに、記事によってワザとキャラ変しています。笑
テーマごとに、伝え方を選んでいるだけで、すべて同一人物が書いています。

書くことが好きだからこそ、悩んでいるnoterのみなさんに、ぜひおすすめしたいAIとの付き合い方でした。

私は、AIがどれだけ進化しても、
「現地で見てきた一次情報」と「自分の言葉」だけは、手放さないと決めています。

これからもオアハカの風土や手仕事、現地の熱量を、フォトライターとして全力で伝えていきたいと思っています。


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