老後が不安なので、株を始めました DAY89【バリュー株は、数字から探す】
―ハルと歩く、Age60の投資録 89日目―

DAY88を読んだトトさんから、コメントをもらった。
「短期なら変化を追うのもいいけれど、長期なら、良い会社を先に探す方が正解だと思う。」と。
🌸 私:「そうですね、良い会社ありき、前提ですよね。」
そう返信した。
でも、実際にどの銘柄を選ぶかとなると、まだ迷いがあった。
積水ハウス、三菱HCキャピタル、INPEX・・・候補はある。
でも、この銘柄で本当にいいのか、まだ確信が持てずにいた。
トトさんは、こうも言っていた。
「変化の前に仕込めるのが理想ですね」
去年、高速は周年増配だった。
今年は、大日本印刷が150周年を迎える。
自分の監視リストに入っている会社が、すでにそんな話題に上っていたことに、少し驚いた。
だからこそ、今日は改めて、銘柄の見極め方を学んでみたい。
〈このnoteの記事から、始まった〉
最近、トトさんの記事を読んだ。
バリュー株投資について、「雨の日に売れ残っている、実力のある中古車」という言葉があった。
本来の価値より、圧倒的に安い価格で買えるということ。
グロース株は「デビュー前のアイドルの卵に、高額なファンクラブ会費を払う」ようなものだとも書かれていた。
期待が先行しすぎて、少し成長が鈍化しただけで株価が半分以下になることもある。
読んでいて、なんだかとても腑に落ちた。
でも、腑に落ちただけでは終わらせたくなかった。
「なぜバリュー株がいいのか」は分かった。
次は、「どうやって見つけるのか」を、しっかり学んでみたい。
そう思って、今日は講義を見ることにした。
〈実績を見る投資〉
グロース株は将来を見る投資。
バリュー株は実績を見る投資。
トトさんの言葉を借りれば、「デビュー前のアイドル」ではなく、「実力のある中古車」を見極める投資だった。
🌸 私:「予想じゃなくて、実績」
🌱「はい。株価の予想は、当たっても外れても検証がしにくいものです。でも実績は、数字として確かめられます」―ハル
〈PER×PBR、あの指標だった〉
割安度を測る指標として紹介されていたのは、PERとPBR。
これは、DAY73で積水ハウスに使ったミックス指数と同じものだった。
目安は、掛け合わせて8以下。
ただ、今日新しく知ったのは、EPSを今の数字だけで見てはいけない、ということだ。
10年遡って、リーマンショックやコロナショックを越えても黒字を保てていたか。
そこまで見て、初めて「安定した実績」と言えるらしい。
もう一つ、PBRが1倍を割っている会社が、日本にはまだ多く残っているという話も印象に残った。東証が2023年から、PBR1倍割れの企業に改善を求めている。
大企業ではかなり解消が進んだけれど、中小型株にはまだ残っているという。
自社株買いや増配で1倍を目指す動きが強まるとしたら、そこにもチャンスがあるのかもしれない。
🌸 私:「大きい会社だけを見ていたら、見逃す機会もあるんだね」
🌱「同じ指標でも、見る期間が違うと、意味も変わります。中小型株にも、目を向ける価値があります」―ハル
〈銘柄に惚れる前に、スクリーニング〉
もう一つ、気をつけたいと思ったことがある。
新商品や新技術のニュースを見て、「この会社いいな」と思ってから銘柄を探すと、すでに好意的な目で見てしまっている。
そうなると、少し気になる指標があっても、見過ごしてしまいやすいらしい。
だから、まず数字でスクリーニングをしてから、会社の中身を見ていく。
この順番を守ることが、"銘柄惚れ"を避けるコツだという。
〈割安には、理由がある〉
もう一つ、印象に残った考え方があった。
割安な株には、いくつかパターンがあるらしい。
みんながまだ気づいていないだけで、本当は優良な会社。
そして、市場から見て、何かしらの欠点がある会社。
もし欠点があるとしたら、それが「許容できるものか」を見極めることが大切だという。
欠点がないかを探すのではなく、欠点があっても持てるかどうかを考える。
トトさんが言っていた「シーズンが少しズレただけで安くなっているブランド物」という話が、頭の中でつながった。
視点の向きが、少し変わった気がした。
〈増配に勝るカタリストなし〉
講義の中で、「増配に勝るカタリストなし」という言葉があった。
その理由を整理すると、次の3つになる。

DAY88で、"変化"が株価を動かすと学んだ。
今日、その中でも一番強い変化が何か分かった。増配だという。
配当が増えれば、その利回りのまま株価が放置されることはない。
外国の情勢や、根拠のないニュースより、増配という実績に基づいた変化の方が、ずっと確かな力を持つらしい。
🌸 私:「"変化"の中にも、強さの違いがあるんだね」
🌱「そうです。増配は、実績に基づいた変化です。だからこそ、他のニュースより強い株価上昇の理由になります」―ハル
〈増配しやすい銘柄には、3つの条件があった〉
では、どんな会社が増配しやすいのか。
実績。配当が、これまでどう推移してきたか。
余力。1株あたりの純資産(BPS)が、積み上がっているか。
意思。配当方針が、はっきり示されているか。
この3つがそろっている会社は、今後も増配が期待できるという。
💬 Satsukiの疑問とハルの回答
🌸 私:「連続増配じゃないと、ダメなのかな」
🌱「そうとは限りません。1年据え置きがあっても、長い目で見て実績・余力・意思がそろっていれば、十分に期待できる銘柄です。連続増配だけにこだわると、かえって良い銘柄を見逃すこともあります」―ハル

〈今日、一番わかったこと〉
選んだ銘柄で本当にいいのか、迷いがあった。
でも今日、見るべきものが少し具体的になった。
実績としてのEPS。
割安度としてのPER×PBR。
そして、実績・余力・意思という増配の3条件。
知識が増えるたびに、"見る場所"が少しずつ具体的になってきた。
明日は、この条件を使って、実際にスクリーニングをして、バリュー株を探してみようと思う。
そして、これまで気になっていた候補を、この条件に合っているか、合わせて確認してみたい。
明日も続ける。
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