老後が不安なので、株を始めました DAY108【短期売買という、もうひとつの顔】
―ハルと歩く、Age60の投資録 108日目―同じ銘柄で、ふたつの顔を持つ

DAY107【売るタイミングと、損切りの覚悟②】まで、ずっと長期投資の話を聞いてきた。
今日聞いたのは、同じ講師の方が実は短期売買もしている、という話だった。
〈長期と短期、ふたつを同時にやる〉
2025年の実績として紹介されていたのは、現物取引での長期投資による利益が約1億8700万円、信用取引での短期売買による利益が約1億4000万円、合計で約3億2800万円という数字だった。
年によっては、短期売買の利益の方が大きいこともあるという。
現物株は長期で持ち続け、信用取引で同じ銘柄を何度も売買する。
長期投資家としての視点を、短期売買にも活かしている、というのが講師の方の説明だった。
🌸 私:「信用取引、って言葉は聞いたことあるけど、実はよく分かってないんだよね」
🌱「簡単に言うと、証券会社にお金や株を借りて取引する方法です。手持ちの資金より大きな金額を動かせる分、利益も損失も大きくなりやすい、という特徴がありますね」―ハル
🌸 私:「借りて取引するって、なんだか怖い感じがする」
🌱「そうですね、リスクが高い取引という印象は間違っていないと思います。ただ今日の講義では、闇雲に大きく張るためではなく、“長期で持ちたい銘柄を、短期でも売買する”という限定的な使い方として紹介されていました。仕組みの怖さと、使い方の慎重さは、分けて考えた方がよさそうです」―ハル
〈短期売買していい銘柄には、条件がある〉
講義では、短期売買してもいい銘柄には条件がある、と強調されていた。
中長期的に数倍やテンバガーを狙える銘柄に限る、というのが大前提だ。
業績と長期チャートがどちらも右肩上がりで、景気動向や国際情勢の影響を受けにくいビジネスモデルであること。
たとえば、駐車場のストック型ビジネスをしている会社なら、関税のニュースがあっても、戦争のニュースがあっても、駐車場の契約そのものは解約されない。株価が一時的に下がったとしても、業績はいずれ株価に反映される、という考え方だ。

〈下がった時に買い、上がった時に売る〉
短期売買のタイミングとして挙げられていたのは、次の4つだった。
①市場全体が下げているとき(外部要因で全体的に株価が下がったとき)
②決算前(好決算が期待できる銘柄の押し目)
③決算後(内容は悪くないのに、市場の期待に届かず売られたとき)
あ
④過去のPERの推移から、上がりすぎ・下がりすぎを判断するとき
「下がった時に買って、上がった時に売る」を、小刻みに繰り返す。
長期で右肩上がりの銘柄であれば、一時的に下がってもまた戻ってくるはずだから、という前提があってこその考え方だった。
〈私も、ひとつの銘柄をふたつに分けてみようか〉
聞きながら思ったのは、私の保有銘柄のどれかを、長期保有する分と、短期で売買してみる分とに分けてみたらどうだろう、ということだった。全部を長期でじっと持つのではなく、同じ銘柄でもふたつの役割を持たせてみる。
もちろん、信用取引を今日から始めるつもりはない。
まずは、現物のままで、保有株数を分けて考えてみるところからで十分だと思う。
💬 Satsukiの疑問とハルの回答

🌸 私:「1銘柄を長期と短期に分けるって、初心者にもできる考え方かな?」
🌱「信用取引を使わなくても、“このうち何株かは長く持つ、残りは値動きを見て動かす”と決めておくだけでも、近い考え方はできると思います。まずは現物の中で試してみるのは、無理のない始め方ですね」―ハル
〈今日、一番わかったこと〉
長期と短期は、対立する考え方じゃなくて、同じ銘柄の中で共存できるものだった。
明日も続ける。
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