【温泉】古遠部温泉(青森県平川市)
今日ご紹介する温泉は、青森県平川市の碇ケ関地区にある、古遠部温泉。
まさに、秘湯の小さな一軒宿。ドバドバと湯船に投入される、圧倒的な湯量を誇り、「トド寝」ができる温泉として、温泉マニアの間では有名だ。
『ドバドバ温泉 ドバイブル』という、湯量豊富な温泉のみを収録した温泉本でも、栄えある1位に輝いている。
こちらのお宿は、2023年に、経営者が交代したことでも知られる。前経営者が廃業も考えていたところ、営業継続を望む声が多く寄せられ、後継者探しに乗り出した。その結果、この温泉を愛する現在の経営者が、事業を引き継ぐこととなった。
しかし、施設の老朽化などが激しく、2025年8月から一時休業し、改修後、同年12月にリニューアルオープンした。
私は、その改修工事前に、こちらのお宿に1泊したことがある。今日はそのときのことを振り返ってみる。
外観
訪問したのは、冬のシーズン。到着したのは、夕方だった。最寄り駅までお迎えにきていただいた。

以下は、翌朝の出発前に撮った写真。



ワンちゃんがお見送りをしてくれた。


館内
館内はシンプル。湿気のため、床などが変形しているところもあった。

洗面所は共同。すぐ左に女湯の入り口。

客室そばの休憩スペース。冷蔵庫、電子レンジ、食器、半纏などが利用でき、宿泊客に対する心配りが感じられる。

フロントにいた、看板猫さん。


客室
こちらが、私の宿泊した客室。シンプルだが、十分な設備だ。



バスタオルは、有料でレンタルした。

使い捨てスリッパには、部屋の名前が書かれていた。

浴場
こちらが、女湯の脱衣所。

こちら(↓)は、当時の公式サイトに掲載されていた、男湯の浴場の写真。

そして、以下の写真は、私が撮影した女湯のものだ。
浴場内には、天然のミストが充満していた。そして、湯船の縁から、文字通りザバザバとお湯が溢れ出している。



こちらが、湯口。すさまじい投入量だ。


お宿の方のご厚意で、お湯の入れ替え時に、写真を撮らせていただいた。

いやー、これは、聞きしにまさる、すごい量だわ。流石は、ドバドバ温泉優勝者。



おそらくこちらを訪問した全員がやるように、私も、「トド寝」を決め込んでみた。こちらの写真の、脱衣所入り口と、温泉の縁の間のスペースに体を横たえる。髪の毛が濡れないよう注意しながら・・・。

背中に、じわじわと、お湯の流れを感じる。全身が、ほかほかと温まる。ほの暗い空間で天井を眺めながら、ミストを吸いながら、瞑想状態に入る。えもいわれぬ気持ちよさだ。トランス状態におちいり、気が付いたら、かなり長い時間、トド寝をしていたようだ。えもいわれぬ気持ちよさだった。
なお、浴場の一角には、ちゃんと洗い場も設置されていた。

窓から外を眺めると、ミルフィーユ状態に積もった雪が見えた。お湯が流れているところは、茶褐色の地面が見えていた。

こちらが、温泉分析書。泉質は、ナトリウム・カルシウムー塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉。成分合計は、4g/kg超え。泉温は、42.8度。PH値は、6.2。湧出量は、「測定不能/自噴」。

昭和の時代の温泉分析書も掲示してあった。


食事(素泊まり)
このときは素泊まりだったので、食料は持参した。
夕食
夕食は、コンビニおにぎりに加えて、ご当地青森の、とうもろこしの「嶽きみ」と、おやつで買っていた、南部せんべいの「みみ」の残りもの。

朝食
朝食は、お宿の休憩所で売られていた、生みたての卵とパックご飯で、卵かけご飯にした。

きわめてシンプルな食事だが、このタマゴ、とても美味しかった。

日本一の名に恥じない、比類なきドバドバ温泉。まさに、日本の宝。このような名湯を、個人経営で今まで営業し続けてくださった新旧経営者の皆様には、ひとりの温泉ファンとして、感謝しかない。
お話をお聞きすると、湯量が豊富すぎて、湿気などのため、施設のメンテナンスは本当に大変だとのこと。改修にも巨額の費用がかかるため、クラウドファンディングを利用したり、寄付を募ったりしていらっしゃった。私も気持ちばかりのご協力をさせていただいた。どうか、末永く、営業を続けていただけますように・・・!
いいお湯でした。お世話になりました!
こちらのお宿の公式サイトは、こちら。
こちらの温泉が第1位を獲得した「ドバドバ温泉本」は、こちら。
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