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「jeep?」(中1)


1976年:中学一年生の時のエピソード。


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【1】英語を習い始めた

授業に英語が加わった。
同時に、私はNHKラジオの「基礎英語」を聴き始めた。

【2】リビングにて

ある日、リビングで「基礎英語」のテキストを読んでいた。

テーマは、「j」の発音。

具体例の単語が並んでいた。

(1)japan
(2)jeep
(3)jump

【3】父が興味を持った

僕のテキストを見て、

ジャパン、と言った。

その次。

ジャ、ジャ、ジャップ?

と言うから、僕は

ジープだよ

と教えてあげた。

すると・・・・・

【4】うるせー!

うるせー!
ジャンプって言ったんだよ!

と、真顔でキレた父。

確かに(3)jump だけどね・・・・・

「jeep」は読めなかったんでしょ?

【5】素直に、謙虚に

僕は、今勉強してるんだから、全部読める。

息子の前で、「スラスラ読めるカッコイイ父」を見せたかったの?

読めないなら、素直に謙虚に、僕に尋ねればいいのに。

たかが「jeep」なのに、真顔でキレた父。

・「スラスラ読めるカッコイイ父」を見せたかったのに
・「たかが『jeep』なのに、真顔でキレた父。カッコ悪い」を露呈

【6】後年、「オーストラリア旅行計画」で

25歳の頃、僕が「オーストラリア旅行」を計画した。(※1)

母を誘ったら、二つ返事で「行こう! 行こう!」

母が父を誘ったら、
「行かない。英語を話せるようになったら行くよ」

え?

【7】逆

「英語を話せるようになったら行くよ」
ではなく、
「行くから英語を話せるようになる」
だろ?

母は、オーストラリアで、ひとりで買い物した。

「行くから英語を話せるようになる」
だろ?

【8】カッコ悪い父

たかが「jeep」なのに、真顔でキレた父。
僕との「差」を露呈して悔しいんでしょ?
それから10年経って、僕と母のオーストラリア旅行。
「差」が開く一方だね。

【9】アドラー心理学『課題の分離』

僕や母に対して悔しいなら、英語を勉強するしかないよ。
それは、父の課題。

僕の課題は、英語の勉強。
父の悔しい気持ちに責任を取るつもりはない。(※2)

【10】母を見下していたあの頃

父は、母を見下していた。
でも、完全に逆転。

オーストラリア旅行で、英語を話せた母。
オーストラリア旅行に尻込みした父。

【11】それでも

「jeep」から50年。
オーストラリア旅行から40年。

今もこのエピソードを覚えている理由は、

父が「自分の殻」を破って、変わることを祈ってたから。

だって、お父さんだから。



※1 オーストラリア旅行


※2 アドラー心理学『課題の分離』


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