ZINE・リトルプレスを書店で取り扱ってもらうためにーーすごいぞ、一冊!取引所
この記事は、こんな方のお役に立てるかと思います。
・文学フリマで、自分の作品を売る楽しさを知った方
・もっと遠く、まったく知らない方にも作品を届けたい方
・リアル書店に自分の作品が並ぶ様子を見てみたい方
・でも、営業活動はちょっと抵抗がある方。
取り扱い店が増えました
弊サークルの作品を書店にて新たに取り扱い頂いております!
宮崎市「KIMAMA BOOKS」
うん、皆まで言うな。
私も、地元の書店で自分の同人小説が販売されることについて一瞬躊躇しました。
しかしながら、お店が魅力的過ぎて……!
ここに自分の作品を並べていただけたらすごく素敵だな、と思いました。
店主さんもとても気さくに話してくださいます。
あんまり宮崎在住のフォロワーさんいらっしゃらないと思うのですが、近くにお越しの際はぜひ!
取り扱い商品は「針を置いたらあの海へ」「短編集 青年青女/おとしばなし」です。
他の作品についても、増刷しだい納品していきます。
ちなみに、私が地元民とは全くご存知なく、ウェブ経由でお声掛け下さったのです! ご縁だなぁ……
(更新:2026年1月現在)店頭にてご購入いただける書店は
宮城県 六日町ナマケモノ書店
京都府 レティシア書房
宮崎県 KIMAMA BOOKS
福岡県 本と〇〇
京都府 ホホホ座浄土寺店
東京都 早起き書房
の6店舗です。
また折しも本日より、
WEB書店 ハンキーパンキーブックス
にてお取り扱い頂いております
針を〜にイメージソングを当ててくださっている!!!
弊サークルの通販とは違い、色んなZINEや商業出版物と一緒に購入することができます。ぜひ、店主さんの世界を楽しみながらお買い物を楽しんでください。
今後も引き続き、お問い合わせお待ちしております!
さて、タイトルの件。
コネ・ツテ無しなのに、ひと月で5店舗からの注文
10月に本格的に書店向けの販売を始めたのですが、直接の営業活動なしで、計5店舗からのご注文をいただきました。ひと月ということを考えると、なかなかのペースではないでしょうか。
私がなぜ、ツテがない中で書店に見つけていただけたのか? それがご注文につながったのか?
そのことについて、ご説明したいと思います。
とてもシンプルな話です。
一冊!取引所に登録した
はい、これだけなんです。
一冊!取引所? なんぞそれ、と思いますよね?
こちらがそのサイトです。
書店と出版社をつなぐ、
クラウド型受発注プラットフォームです。
出版界の未来のためにも、まずは以下の3つを実現したく思います。現場と現場をつなぐ → 思いを込めた「一冊」がちゃんと届くために、書店と出版社の取引をもっと便利にしたい。
商慣習のアップデート → お金にまつわる巡りを快適に。FAX 中心のやり取りをから脱却
あなたの町に本屋さん → いつでもどこでも書店が開業できる
この「取引所」は、これからの書店と出版社が自産業を未来へつなげていくために、一緒に育てていく「自分たちの」システムです。
ギュッとまとめて言いますと、「取次を経由せず、書店と出版社が直接取引できる。かつ、カード決済ができるプラットフォーム」なのです。
さらに、一冊!取引所には「一冊!リトルプレス」というサービスもあります。
これはZINEやリトルプレス(主に個人による少部数発行の書籍)を作る一般の書き手や出版社が、書店と直接やりとり&取引出来るサービスです。
こちらは、弊サークルのページ。
普通の通販のように受発注でき、決済ももちろんカード決済。チャット機能があるので、まず問い合わせ、という使い方も出来ます。
上に書いた5店舗からはすべて、一冊!リトルプレス経由でお声掛け頂きました。
一冊!取引所の良いところ
1.全国の書店で利用されている
こちらをご覧ください。
一冊!取引所を利用している、全国の書店マップです。2115店舗もあります!
独立系書店だけでなく、未来屋書店や紀伊国屋書店のような、全国展開している大きな書店まで幅広く網羅されています。
実際、いくつものZINE・リトルプレスが一冊!リトルプレス経由で蔦屋書店や紀伊国屋書店で取り扱われています。夢ある〜。
シンプルに消費者としての書店探しにもとっても便利。
2.そんな全国の書店に、一斉に情報を届けられる
一冊!チョイスという機能を活用して、自分の作品の情報を、商業の出版社と同じプラットフォームで宣伝することができるのです!
かつて出版社が書店向けにFAXを送っていたように、ウェブ上で作品情報を通知できます。私がお問い合わせ頂いた書店はすべて、この一冊!チョイスで配信したタイミングでご注文いただきました。
登録した暁にはぜひご活用を!
3.様々なZINE・リトルプレスについて知ることができる
こちら、一冊!リトルプレスに登録された版元がずらりと並んでいます。さらに各作品の紹介・取引ページにリンクされていて、これが読んでいるだけで楽しい!

このように、作品がどの書店で取り扱われているかも見ることが出来るので、気になる作品について
「近所の店に置いてあるかも?!」
等調べることもできます。
4.取引がホントに簡単
考えてもみてください。
書店は商売をしている訳です。直接取引しようと思ったら、口座登録や請求書・納品書が必要になります。
しかし、一冊!取引所ではまるで自分のネットショップかのように、受けた注文に対しメッセージを返し梱包・発送するだけ。金銭については、書店はカード決済、版元は売り上げを随時自分の口座に振り込む手続きをするだけ。
ちょっと大変なこと
初回の登録
一冊!リトルプレスは下記のリンクから登録できます。
版元としての登録料が5,500円、商品の登録料が1作品あたり1,100円かかります。お高めかな……とは思いますが、これだけのサービスを運営するなら、やっぱりコストはかかるでしょうし、一冊!取引所のnoteを拝見すると、かなり少ない人員で運営されている様子。お金で支援できるならしたい! という気持ちです。だって、短期間でこんなにチャンスが貰えたんですから。
フォームに入力すると、審査の後本登録のメールが来ます。審査基準は当然私には分かりません。
なお、フォームでの「レーベルの概要や活動内容」は以下のように書きました。
「みもすそ文庫」として、2025年1月より文学フリマを中心にエンタメ小説を販売しております。
【litlink】
https://lit.link/mimosusobooks
【活動歴】
2025.1 文学フリマ京都9
2025.10 文学フリマ福岡11
【販売実績】
10ヶ月で6作品、計400部を販売
【出品予定アイテム】
長編小説「針を置いたらあの海へ」
文庫300頁 ***円
累計100部を販売しました。
編み物が得意だが色覚障害のため多色編みができない少年と、タトゥー彫り師の青年の交流を描いた青春小説です。
冒頭はこちらで試し読みできます。
https://tales.note.com/scrapandbuildai/wbck9xf1abmy5
読者の感想記事をまとめたものです。
https://note.com/scrapandbuildai/m/m0b24250c473f
というかもっと簡潔に書いた方がいいのかも……
本登録のメールにログインアカウントが記載されているのでログインし、そこから諸々手続きをするのですが……! 結構工数かかるかも。
ただ、とても詳細な登録のマニュアルがメールに添付されているので、1個1個丁寧に作業していけば大丈夫ですきっと。
最難関が、外部の決済プラットフォーム「Stripe」のアカウント作成。これについては……私はGoogleと勘で乗り切った。一冊!取引所以外にも色んなサービスで利用されているプラットフォームなので、登録時の選択項目について説明しているサイトが沢山あります。
Stripeの審査も数日かかるので、トータルで1週間くらいかかります。ゆっくり待ちましょう。
一冊!リトルプレスで「見つかる」ために
実際の書店さんの意見を聞くことは出来ないのですが、私が人気のZINE・リトルプレスの版元を拝見していて感じたことをまとめました
ページを公式っぽく整える
いよいよアカウントの登録が完了したら、アカウント周りを整えたり、商品を登録したりと楽しい作業が待っています!
一冊!リトルプレスは個人のSNSとは毛色が違いますし、基本屋号(サークル・版元名)で動きます。できれば版元のロゴ(長方形と正方形2パターン)を用意しておくといいかと思います。
実物を手に取ってもらうことが出来ない分、版元のブランドイメージや、商品の紹介ページ、装丁のウェートがかなり大きくなります。
私も、新たにみもすそ文庫ロゴを作り、トップ画とアイコンにしました。


noteやXで使ってるミライくんアイコンより公式感ありますよね。
商品説明をきちんと
上でも書きましたが、実物を手に取って頂けない分、ウェブで伝えられる情報にこだわった方がいいと思います。
ま、とはいえ売れている商品はシンプルな商品説明でも売れてますけどね〜……
テーマか装丁を大事に
訴求するポイントとして、作品のテーマを明確にPRするか、手に取りたくなる装丁にすることは大切だろうなと思います。
既に出来上がっている作品なら、特徴的な部分を探して、的を絞ってPRする。
装丁はすぐには変えられませんが、私は「帯を巻く」ことをお勧めします。手軽に、低コストで印象を変えることができます。


派手にすることもできるし、逆にクラフト紙を使ってナチュラルな印象にするのも良いかと。また、伝えたいポイントを端的に訴求出来るので、自分でセールストーク出来ない店頭での販促として大事だと思います。
個人的に、文フリで売れる装丁と、書店に馴染む・求められる装丁って微妙に違うと思うんです……。それは、ぜひ一冊!リトルプレスで沢山の商品を見て確かめてください。
できれば実物写真
装丁の画像データより、実物の写真の方が伝えられる情報量が多いのです。私の商品写真でいうと、上の通り必ず白×青のウィンドペンチェックの布を引いています。
他の版元の写真だと、家や店舗の中だったり、木のテーブルを使ったり、雰囲気を感じます。それはつまり、版元が伝えたいテイストなり感性の表れであると思います。
文字以外の情報を増やすため、こうした部分もこだわると良いのではないかと思います。
【まとめ】整えて待つ戦法も、アリ
書店にメールしたり、訪問したりして直接営業する。それは攻めの営業と言えるでしょう。一冊!リトルプレスは、ページを整え、広く配信する、待つ営業。それぞれに適性はあると思いますが、私は地方在住ということもありますし、初期投資がかかったとしても気軽に利用できる待つ営業が合っているのかなと思います。
そこから自信を付けて、攻めの営業にチャレンジするのも良いと思います。
一冊!取引所および一冊!リトルプレスに大変お世話になっているので、今後も末永くサービスを利用するために、さらに多くの方が利用して、取引所が賑わったらいいなぁと思っています。
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