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#0021:たかが使い切りのライター1つ、然れど

以前、「喫煙者の権利と果たすべき義務」というタイトルで記事を投稿した。
私は喫煙者であり、個人の判断でそうしている。
そして受動喫煙防止には賛成である、という内容だ。

もうひとつ、追加で意見を述べたい。
本記事では、コンビニや100円ショップで見かける、
使い切りのガスライターに関する個人的見解を投稿する。


■①予備としてのガスライター■

私は普段、オイルライターを使用している。
使い切りのガスライターは、
オイルが切れてしまった時の予備として持ち歩いている。

金属製の縦長の缶から、細いノズルを通して綿にオイルを吸収させる。
すると、綿の中に通してある芯にオイルが染み込んでいく。
芯の先までオイルが到達した後、火打石を金属製のやすりで擦ると、
その火花で芯に火が灯る。
これがオイルライターの基本的な着火工程となる。

使用する燃料や構造は異なるが、考え方はアルコールランプと同じだ。
燃料が切れたり、蓋を閉じないと消火しないのも共通点である。

ガスライターは、その名の通り可燃性のガスを使用する。
使い切りライターを見ると、プラスチック製の本体に液体が入っている。
外見だけではオイルのように見えるかもしれない。
しかし、この液体は
「高圧で圧縮され液体になっている可燃性ガス」である。

■②小型軽量でも「高圧ガスボンベ」■

使い切りライターは、ガスライターである。
着火方式は大別して2種類あるが、
今回の焦点はライターの本体部分となる。

使い切りライターの本体には、
高圧で圧縮されて液化した状態のガスが封入されている。
デオドラントスプレー等の缶を軽く振ってみると、
液体のようなものが入っている、という感じがすると思う。

基本的な構造と考え方は同じである。
ガスを着火する目的で噴出するのか。
ガスと一緒に別の目的で化学物質を噴出するのか。
違いはそれだけである。

使い切りライターの用途は「着火が目的」である。
従って、本体に封入されているガスは可燃性である必要がある。
ほんのわずかでも液化ガスが残っていれば、
それは「まだ気化して燃えることができる」状態である。

どんなに小型軽量で携帯しやすくても、
透明なプラスチック製で見かけ上はそうは見えなくても、
使い切りライターの本体は「高圧ガスボンベ」ということだ。

■③「分解しないでください」という注記がない理由■

使い切りライターには注意書きのシールが貼ってある。
おおよそ共通するのは下記のような内容となる。

・子供の手の届かない場所に保管すること
・直射日光に当てないこと
・高温になる車内に放置しないこと
・そもそも焼却しないこと
・タバコの点火にのみ使用すること

興味深いのは「分解しないこと」という注意書きがない点だ。
ここについては完全に私の推測になるが、
廃棄物処理業者や不用品回収業者の手に渡った後、
「そうせざるを得ない場合がある」のではないかと考えている。

ただし、注意書きがないからと言って、
分解するのは極めてリスクが高い行為だ。
相手が「高圧の可燃性ガスが封入されたガスボンベ」だからだ。
とはいえ、そのまま廃棄するわけにはいかない。
より安全な状態にした上で、廃棄/回収してもらうのがベターな選択となる。

■④使い切りライターのガスを抜く■

もう着火しないけど、中身がまだ残っている。
そんな時、私は屋外で下記の作業を行っている。

・レバーを押下する
・着火した場合は吹き消す
・レバーを下げた状態をキープする
(私の場合は輪ゴムを何本も巻いて固定する)
・火気がなく、静電気が発生しづらそうな風通しの良い日陰に放置する
・放置したライターを24時間後に回収する
・自治体のルールに従って廃棄する

手順を細かく分けたが、やりたいことはガス抜きである。
室内では決してやらない。
少なくとも、某不動産会社のような爆発事故は予防できる。

■⑤普段からお世話になっている人たちの安全のために■

ごみを回収してくれる廃棄物処理業者はどの地域にもいる。
不法投棄をするような業者はごくわずかだ。
ほとんどの業者は極めて真面目に、
且つ誰もやりたがらないような業務内容に果敢に挑んでいる。

ガスライターや缶スプレーのような「高圧ガスボンベ」を、
わずかでも中身が残った状態のまま廃棄してしまうと、
最終的に爆発事故に巻き込まれてしまったり、
生命の危険に晒されてしまったりするのは、
普段お世話になっている人たちだ。

「喫煙する」という選択をした人間として、
そういった人たちの安全のためにできることはある。
これも、ひとつの権利を行使する上での義務と責任であると私は考える。

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