同じ旗 目指して進む 仲間たち | 組織とは何か? と問われたら?【働くを詠む #05】
ここからは第二章です。
「人が動く構造とは」について考えていきます。
そもそも、「組織」とは何かと聞かれたら、何と答えますか?
組織とは何か?
経営学では、
「共通の目的を共有し、その実現を目指して協働する人々の集合体」
とされています。
ここでいう共通の目的、それが組織の旗です。
旗とは、存在意義であるミッションやパーパスのことです。

組織の定義を実践
以前に私がいたおよそ300名の組織で、
定義を実現する取組みを
1年かけて実施したことがありました。
その組織は私が異動する半年前に発足したのですが、
いわば「様々な部署の寄せ集め」。
メンバーはそれまで通りの個々の業務を、
ただ淡々とこなしているように見えました。
組織の旗(ミッション)もあまり明確ではなく、
何か一体感がないという感じがしていました。
そして、社員エンゲージメントの結果も
サーベイするたびに下がっている状態でした。
そんな状態で、私は改善を担当することになり、
そもそも組織って何だろうと思い、
調べたときに組織の定義を初めて知りました。
そこから、定義を実現するには、
何をしたら良いのかを考えていきました。
まず、組織の旗(ミッション)を明確にするために、
トップの想いを聞き、その他の記事や発言も集めて、
ミッションを策定しました。
次にそのミッションをトップとリーダー間で理解、腹落ち
するための対話の場を設けました。
その後、リーダーは現場に戻り、各メンバー一人ひとりの
仕事が旗にどのように繋がるのかを理解するための対話をしました。
そして、お互いを知るために、組織内横断によるメンバー間で、
それぞれの仕事内容や、旗(ミッション)にどのように繋がるのか、
その進捗や結果を共有する場を年に3回設けました。
年度末には、その結果を全員で称賛する場も用意しました。
1年経って振り返ると、組織内で共通の言葉が増え、
部署を越えた連携も生まれていました。
そして、社員エンゲージメントの結果もV字回復していました。
ただ、組織の定義である土台を整えようとしただけです。
でも、こんなにも変化があるんだと初めて気が付きました。
一丁目一番地
組織力を高めるための組織開発にも様々な手法があります。
土台である「組織の定義」が曖昧なまま施策を積み上げても、
いつか崩れてしまいます。
仮に効果が出たとしても、何が良かったのか再現できない。
これでは、組織もそこで働く人も、ただ消耗していくばかりです
特に新しい組織やトップが変わったときには、
土台である組織の定義を実現することが重要であり、
一丁目一番地だと考えます。
組織力を高めたいのであれば、
まずは、そもそも組織になっているのか?
あらゆる施策の前提となる土台の状態を
問うことから始める必要があるのではないでしょうか。
同じ旗 目指して進む 仲間たち
共通の目的がありますか?
その目的に向かって協働できていますか?
皆さんの組織に「土台」はありますか?
第二章では、組織の土台の上で、
どうしたら人が動きたくなるのかを探っていきます。
次回【働くを詠む #06】
前回【働くを詠む #04】
土産詰め 想い揃って 新記録
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