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土産詰め 想い揃って 新記録 | さぁ、組織の力を信じよう!【働くを詠む #04】

あなたは、組織の力を実感したことはありますか?

前回までは、プロセス・ロスなど「組織が力を出せなくなる状態」
について書いてきました。

でも、組織は、ときに
個人では到底出せない力を生み出すことがあります。


株主総会での土産詰め

株主総会のお土産詰め作業

これは、数年前に担当した株主総会のお土産を
詰める作業の話です。

数十個の段ボールに入った、別々の品を取り出して、
順番に揃えて一つの袋に入れる。
これを全部で400個くらい作ります。

過去の経験者からは3時間はかかるよと言われ、
選ばれた時、正直、面倒だなと思いました。

作業者は、私含め、様々な部署から集まった
年齢も性別も立場も様々なメンバーでした。

ただ、実際に作業が始まると何となくそれぞれの
担当が決まり、効率的に進めるために、色々な
アイデアが出て、作業が改善されていきました。

そして、作業が終わった瞬間、現場の責任者が叫びました。

「こんなに早く終わったのは初めてだ!!」

新記録でした。
全員がガッツポーズと拍手でした。

でも、誰一人「会社のために頑張ろう」とは言っていません。
高い理念も、感動的なスローガンもありません。

ただ、その場にいた全員の想いは

「早く終わらせて帰りたい」でした。


プロセス・ゲイン

チームや組織が同じ目標に向けて共働することで、
個人の力の合計を超える成果が生まれる現象です。

それを「プロセス・ロス」に対して
「プロセス・ゲイン」と呼びます。

これは特別な優秀な人たちの話ではなく、
一般的な私たちの身の回りでも普通に見られることです。


集合知

土産詰めの場では、誰か一人が指示したわけでもないのに、
自然と知恵が集まり、作業方法が改善されていきました。

こうした現象は「集合知」と呼ばれています。
個人の知性の総和を超えた力が、集団の中に宿る——
研究者たちが注目してきた現象です。

今、振り返ると土産詰めの場には集合知があったのだと思います。

組織力の向上には、能力開発、適所適材や人を増やすことも
必要だと思いますが、それだけで上手く行くでしょうか?

人が能力を発揮するのは、制度でもスキルでもなく、
もっと「根っこの部分」にあるような気がします。


土産詰め 想い揃って 新記録

あなたの職場でも、
「不思議なくらい上手くいった瞬間」はありませんでしたか?

その時、人の心の中では何が起きていたのでしょうか?

第二章では、
その「人が動く構造」について考えていきます。

次回【働くを詠む #05】


マガジン【働くを詠む】(全17編3章構成)

前回【働くを詠む #03】
心見ず うわべの策に 徒労だけ

#働くを詠む #人が動く構造 #組織力 #創作大賞2026 #ビジネス部門

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