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その仕事 意味を聞かれて ふと悩む | あなたの仕事はどんな物語?【働くを詠む #07】

あなたの仕事には、どんな物語がありますか?

前回の記事で、旗は掲げるものではなく、問い続けるもの。
ただ、遠くに掲げられた旗と目の前の日々の仕事の間を
埋めるものは何でしょうかと、書きました。
今回は、その埋めるものについて考えてみます。


三人のレンガ積み職人

三人の職人が、同じレンガを積んでいます。

  • 一人は言う。「仕事だからやっている」

  • 一人は言う。「家族を養うためだ」

  • 一人は言う。「私は大聖堂を建てている」

違うのは仕事の内容ではありません。
同じ仕事なのに、見ている世界が違う。
その違いは、どこから来るのでしょうか。

レンガ積み職人

支援システムの話

新入社員のとき、私は会社のメインサービスを支える開発部門に
配属されました。同期三名のうち二名はメインシステム。
私は、その周辺を支える「支援システム」担当でした。

正直、メインは眩しく見えた。
支援は裏方で、「これ、何の役に立つんだろう」と思ってもいました。

それでも目の前の仕事に向き合い続けたある日、先輩に言われました。

「支援システムをお前にやってもらって良かったよ。
これがなければメインは動けないから、会社として
サービスも提供出来ないし、システムの運用も成り立たない。」

この瞬間、この仕事には意味があったんだと感じました。
同じ仕事なのに、世界が変わった瞬間でした。


意味づけが、ナラティブ

他人が主役の物語はストーリー。
自分が主役の物語はナラティブ。

あの先輩の一言は、
私を「やらされた仕事」の外側に連れ出してくれました。
「誰かの仕事を支えている」
「世の中の為になっている」
という意味が見えた瞬間、
私はその仕事の主役になった。
その物語が、ナラティブです。

同じ仕事でも、意味が見えると世界が変わる。
三人のレンガ積み職人の違いも、これです。


ナラティブは、一人では完成しない

ただ、あの瞬間を思い返すと、私一人では気づけませんでした。

前回の記事で書いた全国の拠点へのインタビュー。
実は、エンゲージメントの高い組織にはもう一つ共通点がありました。
リーダーが、旗の先にある声を拾って、メンバーに返していたのです。
お客様の反応、社会の変化、社内の他部署からの言葉。
「あなたの仕事は、こう届いている」と。

それは評価ではなく、意味の手渡しでした。
先輩が私にしてくれたことも、同じでした。

旗を共有し、ナラティブを語るだけでは足りない。
旗の先にある誰かの声が届いたとき、
はじめてナラティブは腹落ちします。


その仕事 意味を聞かれて ふと悩む

あなたの仕事には、どんなナラティブがありますか?

ただ、ナラティブに腹落ちするだけで、人は動くのでしょうか?

次回【働くを詠む #08】


マガジン【働くを詠む】(全17編3章構成)

前回【働くを詠む #06】
肝いりで 掲げた旗も 皆忘れ

#働くを詠む #人が動く構造 #組織力 #創作大賞2026 #ビジネス部門

※本記事の文章・川柳・構成・内容の無断転載・転用はご遠慮ください。
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