【エッセイ】100万回聴かれる詩歌 15 横須賀しおん 2026年7月18日 14:00 ▼2026年7月 ふみサロ課題本『100万回生きた猫』(講談社の創作絵本) 佐野 洋子 100万回生きたねこ (講談社の創作絵本) www.amazon.co.jp 1,650円 (2026年07月18日 13:46時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する ▼本文 自作俳句と短歌が毎月「広報みなみ」(地元の広報紙)に掲載されるようになってから、丸3年が過ぎようとしていた今年3月、実母が突然、天国へと旅立った。5月の「広報みなみ」に、以下の自作が掲載された。・「子は母の面影映し青き踏む」・「花筏(はないかだ)母に迎えの時の来て夢の続きを風に託さむ」 早速、叔母さん(母の妹・俳句の先生)から連絡があった。「よう出来とるから色紙に書いて仏壇に飾りなさい!」 そう言われても書道の腕前には全く自信の無かった私は、その色紙の作成を仕事として書道家の友人に依頼した。 その後の、6月の広報には、こんな句も載せた。・「春愁や呼べど答えぬ椅子一つ」 Uターンする前に都会で一人暮らしに慣れていた私にとって、一人暮らしは特に寂しいという訳でも無かったが、二人から突然一人暮らしに変わるのは、やはりショックが大きかったのだ。 こんな句も出来た。・「花は葉に生命の巡り想わざる」 母が亡くなって以降、月命日の墓参りの回数は月3回(父、母、祖母)に増え、般若心経と祓詞を唱えるのが毎日の習慣になった。母の習慣を引き継いだからである。しばらくして、また叔母からの電話があった。「ようやっとる。お母さんは成仏したと思うよ!」……と。 本当に成仏したのだろうか? そうであってくれれば嬉しいのだが……しかし、母のガーデニングは引き継げていない。母が世話していた鉢植えは、今ではすっかり草ぼうぼうである。元々私に、ガーデニングの趣味は無い。これに関しては出来なくて御免と……謝るしか無い。 こうして書きながらも、ずっと思い続けている事がある。「100万回聴かれる詩歌が書きたい」…… この想いに対する答えは無い。しかし、答えなんか無くても、私は、これから先もずっと書き続けていくのだと思う。 ”三度の飯より創作が好き”これが私自信の嘘偽りのない本心そのものなのだから。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #エッセイ #創作 #短歌 #俳句 #詩歌 #天命 #100万回生きたねこ #挽歌 #ふみサロ #母が亡くなった 15