推しとデートした服
今回は、デート用の服について振り返りたい。
恋のお相手は、有名なアーティストである。言うまでもなく、片思いだ。
でも実際に、半径50センチ以内に複数回侵入できた(笑)
いつものように筆者は、妄想したまま佇んでいるが、とりあえず筆を進めよう。
はじめに😄
推しに会えた体験は、場所や時、そしてアーティストの垣根さえも越えて、分かち合えるものだと思っています。
これは、あるアーティストのポップアップイベント、
正しくは「THE 9 CLOSET S」の受注展示会に行った際の記録です。
(全二部構成です)
いつも全国からのファンレポートに元気をもらっているので、今回は東京から、感謝を込めて綴りました。どうぞお楽しみください。
あなたは、推し活の時は何を着るだろうか。
ライブ参戦なら、ツアーTシャツを着たりするだろう。(物販に並ぶのとお着替え、ほんとにお疲れ様♡)
野外フェスだと、みんなアウトドア用の服を揃えて行っているらしいし、
アーティストによっては、推しとお揃いの色を着ることもある?
私が推してる LUNA SEAの時は、全身黒を着ておけばたいてい大丈夫。昔の黒夢もそうだった。レジェンドV系ファンは、楽と言えば楽かもしれない(笑)
だから LUNA SEAに出戻ると決めた冬の日には、上も下も三枚ずつ黒い服を新調して、いくつか組み合わせを考えた。
(普段は黒よりも紺を好んでいたため、手持ちはほとんどなかった。)
あの時は、たった一枚のライブチケットしか持っていなかったし、メンバーの体調を心配する声もあって、今後の活動に対する不安も少しあった。
それでも何着も買ったのは、改めて応援していくという意志表示だった。
ただ今回の推し活においては、それらを引っ張り出すには至らなかった。
季節は夏になったし、今日の会場はホールではなく、「服屋」さんだからだ。
なんとギタリストのINORANが、「一日限定の服屋さんに来る」という。
七月の昼下がり。
うだる暑さの中、代官山へ向かうとなると、自分的には服装をひとひねりしたいと感じた。
で、どうしたかって?
ロング丈大作戦である。
筆者は日本女性としては規格外のため、毎日吊り革に頭をぶつけるほか、衣服においてはたいてい着丈が足りず、くるぶしや背中がはみ出しがちだ。
しかし、唯一ロング丈は得意なのである。
白っぽい、ギリシャの女神みたいなワンピースにした。(あくまでデザインが。)
頭から被った時に、こう思ったのだ。今日はなんだかカフェに行くような気分。いや、服屋さんだからお買い物……。
行けばきっと「彼」にお見立てしてもらえる。
「いいんじゃない?」「似合うよ」心の奥に、彼の声が響いて来る。
これっていわば LUNA SEAとの「デート」体験じゃないの?そんなふうに考えた。お店だから、相当な至近距離になることだけは、間違いない。
高3の頃の私が聞いたら、おったまげるだろう。
俄然やる気を出した私は、買ったきり使っていなかったアイテム。ポシェットにサンダル、指輪まで総動員した。
鏡の中の自分は、ちょっと珍しい姿となった。香水も振り、イヤーカフさえ光らせている。
会社の人が見たら驚くと思われる。友達が見ても、「あれ、おしゃれしてる!」と言うだろう。(普段はほっこり路線だ)
買ったきりのアイテムたちを、捨てなくてよかった。「いつか」ってくるんじゃん、と思いっきり自分を肯定した(笑)
その反面、ふと思った。
私が音楽業界に身を置いていたら……たとえばLUNA SEAの後輩になったり、スタッフだったりしたら、毎日こんなにも身支度が大変なのかと。
もう一人のギタリスト・SUGIZOも、「いつもカッコよくしていないといけない」とその大変さを語っていたが、まさしくその通りだ。
(余談だが、私のプロフ画像は “理想のメンズ像”、つまり「なりたかった自分」である。)
それと比べたら、身も心もルーティン化できる、今の会社勤めがなんと楽なことか……!
なにせわたしは、鏡台なしで生活できている(笑)
そんなわけで、「推しの服屋へ行く=彼とお買い物デート」と想像を拡張したことで、たんすのこやしも、おしゃれな街で日の目を見た。特別な夏の日差しだ。
推し活は、かくも楽しく刺激的なものかな。(つづく)
つづきはこちら 入店後のエピソードです。
