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LUNATIC FEST. 2025 ~永遠に続く追体験7:90年代第一次ビジュアル系ブームと黒夢の思い出

お越しいただき、ありがとうございます😊
本日は、ルナフェス(LUNATIC FEST. 2025)追体験シリーズ第七話「第一次ビジュアル系ブーム」になります。
フェスの出演者にちなんだエッセイで、ビジュアル系聖地の一つ、90年代の名古屋を舞台にお話を進めていきます。
ルナフェスでも、会場から観客があふれてしまったという、あのお方が登場します。

過去に、ライブ会場で隣になった二人の女性にお話ししたところ、思いのほか興味を持っていただけました。
このエッセイでも、ジャンルを超えた当時の楽曲を交えながら、タイムリープをしていきます。ビジュアル系ってなぁにと言うかたもどうぞ😊

◼️90年代のビジュアル系がモチーフの V.MARIA
さっそくですが、90年代が描かれた映画。
ビジュアル系バンドとファンが登場する、V.MARIA(ヴィイマリア)のお話から始めましょう。
春に封切りになった際、わたしは立ち見で観ました😆

かつて、超話題作だった華氏911(マイケル・ムーア監督作品)公開初日は、席がそこしかなく、最前列左端でみたことがありました。
首と目にきたのでよく覚えていますが、今回は最後尾です。
バンギャよろしく、柵(手すり?)に捕まりました。柵、大事(笑)

作中には、ライブハウス鹿鳴館のシーンが盛り込まれていて、音楽を担当したスギゾーさん(LUNA SEA)の目論見通りに臨場感がありました。
あやうくヘドバンを始めるところでした。(古なので8の字じゃない方)

インディーズの聖地 ROCK MAY-KAN
(25年12月で閉館、移転予定)

トークショー付きの上映会で、映画館は鹿鳴館の近くにある目黒シネマ。
スギゾーさん会いたさでしたが、90年代はいかにビジュアル系が音楽シーンを席巻していたか、ありありと思い起こすことができました。(文末に関連リンクがあります)

一番左がスギゾーさん(LUNA SEAやXJ APANでギターを務める) 筆者撮影🖖

◼️ダーク系ビジュアル系の聖地 名古屋(中京圏)
ところで、わたしの出身地名古屋は、90年代は、楽器を触る子たちにとっては、バンド=ビジュアル系という時代、土地柄でした。
ビジュアル系とは、主に男性が中性的なメイクで、繊細な歌詞でありながらもハードな音楽を奏でるバンドの形態を表します。またそのファンはバンギャ(バンドギャル)と呼ばれます。

すでに全国区になったバンド(名古屋系と呼ばれている)がいくつもありましたが、自分が選んだのは「黒夢」でした。

インターネットのない時代。郊外で普通に暮らしていたら、インディーズバンド作品にも、ビジュアル系バンドにもなかなか巡り会えません。本屋へ行ったとて専門雑誌も見当たりません。

三つ違いのうちのきょうだいの同級生にインディーズに詳しい子がいて、「円盤屋」で買ってきたという黒夢の、やばいタイトルのアルバムを貸してくれました。
しばらく後に、自分でもクラスメイトに黒夢ファンを見つけることができました。
黒夢がトリオだった頃の話です。
特別な、かっこいいバンドを見つけたという気持ちでいました。

25年の春にみた、ボーカル清春さんの公演

おそらくですがわたしは、黒夢のまぼろしの首吊り演出もみたと思います。10代だったこともあり、「清春らしい演出だ」と自然に受け止めたため、それに言及した古い書き込みを見るまで、すっかり忘れていました(笑)

その他、客席にダイブしてくれたはいいが、10代の男性ファンたちが清春さんに抱きつき、押し潰してしまって、ライブが中断された場面もありました。清春さんはスタッフに運ばれていきました。
ベースの人時(ひとき)さんが、その時だけは怒りを露わにしていました。
無言で客席に水を撒きました。
あの頃は、いまほどファンのお作法が確立されていなかったのです。

別の場面では、わたしを含めた何人かが、歩いてきた清春さんの上着に触れようとして、スタッフに手をはたかれました。
痛い思い出、おばかですね😅

名古屋のビジュアル系ファン(わたしなどのごく一部としましょう)の熱が、いろんな意味でちょっとやばいということが、お分かりいただけたかもしれません(笑)

名古屋ファンの良いところも書きます。それは本物志向です。
段階を追ってご説明します。
はっきりいって名古屋は戦国時代続行中なんで、突き抜けた者、突き抜けた音が天下を取る。それに従う。そんな感じなんです、たぶん。

スポーツ選手や棋士、アーティストたちが突き抜けようとするのは、必ずしもトップを取りたいだけではなくて、みっともないとこは見せないという気持ちもあるかと思います。実は見栄張りというわけでもないのです。
徹底的にやる。それだけです。

ルイヴィトンやベンツの所有率が日本一と(名古屋の繁華街で)言われていたのも、納得のいく一級品を持ち、また、自分もそうありたいと思っていたからです。

でもそうした名古屋の文化、自分の思考の癖も、その土地にいると気がつきませんね。東京に来て全国の人と働き、初めて気がつきました。

それでもさまざまなアーティストが、名古屋でのライブは盛り上がると言ってくれるのが嬉しいですね。
LUNA SEAも一目置いてくれています。

はっきりいって名古屋の客(暴れてたビジュアル系ファンを含む)は、品質にうるさいです。トヨタ系列で働いてる子も多いです🚗w
わたしもリーマンショックが来るまでいました(笑)

本物だと感じたら、大歓声。
芸どころ名古屋とも言われています。
※尾張徳川藩の奨励で江戸時代以降、芸能・伝統文化を育む土壌となった

きょうだいの友達こそ目利きで、彼経由でLUNA SEAのアルバムも我が家にもたらされました。
ダビングでは飽き足らず自分でも買って、毎晩聴きました。
(脳みそが発達した😄)

◼️ミレニアムの空気
20世紀が終わる頃、世間のムードは大きく変わりました。

脱線しますが、一つ懐かしいのは、COBOLという言語でプログラミングされたガスや電気といったインフラが、2000年になった瞬間にシステムダウンする懸念があると言われていました。
99年の暮れは、実家でも石油ストーブや灯油、食品の備蓄をした覚えがあります。(昭和100年になるときも、古い企業は点検をしていました💡)

世紀末……。
大学を卒業しても正社員にはなれませんでしたし(就職氷河期)、ノストラダムス(フランスの詩人)が「世界が滅亡する」と予言していることも誰もが知っていましたが、どこか新しい時代になる気配は感じていました。

音楽面では、歌番組で生バンドを見ることは少なくなりました。
宇多田ヒカルさんや浜崎あゆみさんのように、デジタルサウンドを活用したソロアーティストが活躍していました。
わたしも、彼女たちの曲を聴きました。(歌詞が繊細✨)

きたる「21世紀」にはサイバーなイメージがありました。
デジタルサウンドの先駆者・小室哲哉さん率いる globeの作品に、それを感じさせる楽曲があります。
いまやっと、この音に近い景色が見えてきた気がします🚀
(渋谷のpepperくんのカフェや、生成AI、Appleウォッチなど)

ドリカムのこちらも印象的でした。

COBOLが大丈夫で、WindowsがME(ミレニアムエディション)になっても、車が空を飛ぶことはなかったし、名古屋高速は完全につながらないまま。
第二東名(正式名称は新東名)建設も都市伝説だと思っていましたが、世の中の空気は確かにミレニアムでした。
(無事迎えられてよかった。)
ミレニアムとは、2000年のこと。若い人たちの中ではY2Kですね。

LUNA SEAもGLAYと、ミレニアムイブというライブを開催しましたが、21世紀が始まる前に活動を停止してしまいました。黒夢もです。

◼️失われた時間
自分でも月日の流れに驚きますが、彼らの作品は本当に、今世紀になってから一度も聴いていませんでした🙇
頑固に見えるかもしれませんが、活動停止があまりにショックだったためです。

実はわたしも、10代の頃はビジュアル系に憧れ、ボーカルを担当していました。
友人の、男子バンドは人気が出ましたが、インディーズ仲間からは「女のボーカルはダメだ」と言われていました。
あの時は技術が未熟で声が細かったため、そう言われても致し方ありません。(今はちょっとデスボイス出せる、一発芸😄)

けれども名古屋魂を燃やし、自分の感性を信じて、楽器メーカー主催のコンテストを受けました。難関の中、予選を突破しました。
知らせの電話が家にかかってきた時は、とても嬉しかったです。

私たちのバンドは、黒夢のICE MY LIFEをカバーすることで、いっとき突き抜けたのです。
後日ラジオから、中部大会で収録された自分たちの演奏が聞こえてきました。

この時に全国大会で優勝した女の子は超有名アーティストとなり、いまでも第一線で活躍しています。
わたしは負けましたが、この経験は青春時代の勲章の一つです。
もしその後もライブハウスに立っていたら、どうだったかな🎙️

でも、ルナフェス出演の、LUNA SEAの選んだラスボスたちをニコ生でみて、こう思いました。
上り詰めた彼らの努力と根性はすごいです。
例えば「lynch.」とかね。(時期がずれていて、名古屋時代にお見かけしたことはありませんが、インタビューを見てとても名古屋感を感じました。頑張って📣)

なので今のわたしはズルして、音ではなく、文章での突き抜けをはかります(笑)

余談ですが、流行り物が好きで、iPhone4からスマホを使っていますが、ただの一度もビジュアル系に関するニュースやレコメンドは届きませんでした。本当です。
一度でも自発的に検索していたら違ったのでしょうが。

ですからLUNA SEAや黒夢の活動再開さえ、一切気づきませんでした。
唯一yahoo ニュースで見たのが、隆一さん(LUNA SEAのボーカル)が肺せんガンの手術を受けたというニュースでした。

こうした通知が来ない事象は、同年代アラフィフに多発しています。(わたし調べ)
どういうことかというと、レジェンドたちが活発に活動していることに、全く気づいていないのです。
職場で「LUNA SEA観に行く」というと、ほぼほぼ「えっ、今またやってるの!?」と聴き返されます。
レジェンドには、優雅にハワイやマレーシアで暮らしているイメージがあるようです。
わたし同様に「結構好きだった」、「カラオケで歌いまくった」という人たちが、リアルタイムの活躍に気づいていないのです。

夏のマクドナルドの、ROSIERオマージュ🍔は大変話題になりましたが、あまりテレビを見られないビジネスパーソンたちは、かなりの確率で気づかないままでいます。
これ、プロモーションの盲点ではないでしょうか。
眠っているかつてのファンを呼び覚ましたら、何十万人単位になると思われます。
会社で今年のLUNA SEAの話をすると、すごい人気者になります😊

続く

次回予告 LUNA SEAの2025年まとめ

あとがき
あの頃、特攻服やブラいっちょのファンには会えませんでしたが、
東京だといたのかな😄

劇中のバンギャの衣装
後日もう一度行きました。


清春とLUNA SEAが仲良いって知って、ほんと嬉しかった。
まじでルナフェス出たし。
名古屋的感性直撃wの、ステキなMV。
21世紀のビジュアル系、ぜひ観てみてください🎸🎤


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