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怖いのは、本気だから|結局、「すぐやる人」がうまくいく

私は、思い立ったらすぐ動くほうだ。

欲しいものはわりとすぐ買うし、学びたい講座があればすぐ申し込む。
むしろ根気がないことのほうが長年のコンプレックスで、やりたいと思ったことでも、なかなか続けられなかった。

それなのに、今の会社で働くことだけは21年も続いた。

この夏、私はその会社を辞め、フリーランスのブックライターとして新しい領域に踏み出す。
決意してから実際に退職するまでを振り返れば、大した時間はかかっていない。やりたいことが定まれば、人は案外動けるものだ。

🍀 🍀 🍀

本書の著者は、学歴も資金もないところから、親のDVや自己破産、うつ、引きこもりといった時期を経て、起業から5年で年商2億円に到達したという。

武器は特別な才能ではなく、「先送りグセをやめて、すぐやる人になる」という習慣だった。

完璧を目指さず準備3割で動く。
苦手なことは「10秒だけ」始めてみる。
やる気がなくても手をつけるうちに気分が乗ってくる「作業興奮」を借りる。
どれも明日から真似できそうな、小さなコツの積み重ねである。

特に、「天国動機」と「地獄動機」の話が響いた。
これをやればいいことがあるというプラスの動機が天国動機、やらないと大変なことになるというマイナスの動機が地獄動機だ。
著者は圧倒的に地獄動機で動けるタイプで、自分を追い込まないと動けなかったという。
しかし、地獄動機で走り続けると心を病む危険性もあるので注意が必要だ。

🍀 🍀 🍀

すぐ動けることと動けないことを分けているのは、たぶん「本気度」なのだ。

簡単にできることほど、あっさり手をつけられる。
本当に欲しいものほど、失敗が怖い。

やってみてできなかったら、自分そのものを否定された気がする。
やらずにいれば、「いつかできるかもしれない人」のままでいられる。
本気だからこそ、踏み出すのが怖い。

それでも、自分にとってハードルが高いと感じることこそ、「すぐやる」しかないのではないだろうか。
やってみれば、何が足りないのか、どうすればうまくいくのか、手がかりがつかめる。
足踏みしていては、いつまでもできるようにはならない。

だから私も、いちばん怖いことから手をつける。
「すぐやる人」になる。

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湯浅邦枝|インタビュー・ブックライター 気に入っていただけたら、SNSでシェアしていただけると励みになります!