特別なことをして楽しんでますか?プロ野球オールスター。160万円の特製サングラスからスクイズのサイン。サウスポーが右手で投げて打ち取った。米国ではホームラン競争で決着
特別なことをして楽しんでますか?プロ野球のオールスターは祭りだ。公式戦と同じことをしていても楽しくない。やっぱりスペシャルにいかなくちゃ!160万円の特製サングラスでスクイズのサイン。サウスポーの投手が右手で投げて打ち取った。ハチャメチャに見えてもOK。アメリカではホームラン競争で決着をつけた。真夏の夜の夢はなんでもアリ!
23日に京セラドーム大阪で行われたオールスター第1戦。無茶ぶりに思えることが四回裏に発生。1死後にソフトバンクの周東佑京選手がヒットを打って、幕を開けた。韋駄天の周東選手が二盗、三盗を決めたのは、ある意味、普通。ここからが本番だ。
三塁コーチを務めていた日本ハムの新庄剛志監督が慌てて、ベンチに戻って、再び三塁コーチエリアに。サングラスをかけている。レンズ部分が掲示板となって、「スクイズ」という言葉が映し出された。これぞ、バレバレの無茶ぶりサイン。
2ストライクに追い込まれていた打者は、スクイズを試みるがスリーバント失敗でアウトに。作戦は失敗に終わった。それでも、忘年会の余興のように細かい芸をしこんできたのには、抱腹絶倒だ。
新庄監督は現役時代の2004年。オールスターで初となる単独のホームスチールに成功。MVPを手にしたことがある。お祭り男はスペシャルアイデアを巧みに披露する。
今回のサングラスも1カ月半前に購入して、160万円もしたそうだ。早いうちから芸を仕込んでいたことに、スタンディングオベーションだ。
驚きのプレーは四回表にも起きた。仕掛け人はソフトバンクのモイネロ投手。防御率1.27はパリーグトップのサウスポー。8勝の勝ち星もリーグ2位タイ。そのモイネロ投手が2死後に、グラブをはめ変えた。左手にグラブ。なんと右手で投げだしたのだ。
ざわめくスタンド。それでもモイネロ投手は120キロ台のボールを投げる。バッターをサードフライに打ち取ると、両腕を突き上げてガッツポーズ。「スイッチヒッター」はプロに少なからずいるが、「スイッチピッチャー」は異例だ。祭りの場で見事に成功させた。
祭りを楽しむのは、何も日本だけではない。米国のオールスター。今年は珍しい形で決着をつけた。
6-6の同点で九回を終了。通常ならば延長戦に入って、十回に突入する。それが特別ルールを実行。なんとホームラン競争にもつれこんだ。
両チーム3人ずつが打ち、ホームランの数で勝者を決める。サッカーのPK戦のように思えた。でも祭りなんだから、華やかなホームランで勝負をつけるのはOK!
フィリーズのシュワーバー選手が3スイングすべてを本塁打に。ナリーグが勝利をつかんだ。投打二刀流の大谷翔平選手が出なかったのは残念だったが、ホームラン決着は十分に楽しめた。
祭りの時には特別なことをしなくちゃ。日本のオールスターは24日に、横浜スタジアムでも行われる。どんなスペシャルが待ち受けているのか。楽しみにしたい。
