気分循環性障害のわたしが「休むこと」を自分で肯定した結果|自分らしく生きる道
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
「精神障がいを日常に。」編集部のみんです。
心がすごくしんどい日ってありませんか?
そういう時は、つい仕事や家事を休んでしまうこともあるかと思います。
でもそんなときって、心の片隅に罪悪感が浮かんでくることはありませんか?
みんなは働いているのに、自分だけ休んでいて申し訳ない
なんだかさぼっているような気持ちになる
休んでも休んだ気にならない
今回は、気分循環性障害を患っているわたしが「休む」ことを受け入れることができたエピソードをお話しできればと思います。
「休む」ことに対して、どこか後ろめたさを抱えているあなた。
「休み=さぼりなのでは…」と思い詰めているあなた。
この記事が、あなたの心を少しでも軽くするお手伝いができますように。
前回の記事はこちらになります。
わたしが患っている障がいの一つ、社会不安障害の症状がピークだったころのエピソードを記しています。
気分循環性障害とは?
気分循環性障害とは、双極性障害(躁うつ病)の軽症版ともいえるものです。
しかし、あくまで「軽症」というだけで、決して軽んじていい症状ではありません。
気分循環性障害の特徴は、特にきっかけもなく、頻繫に気分が変動しやすいことです。
気分のアップダウンが日によって違うため、他人、もしくは自身でもコントロールできないのが症状として表れます。
気分の変動がきっかけで人間関係に支障をきたしてしまい、失職するケースも多々あるとのことです。
家庭環境の影響からこの症状を発症する方も少なくないといいます。
朝起きて「これはもうだめだ」と思う瞬間
朝。いつもならベッドから立ち上がって、朝支度をする時間。
しかし目覚めてみると、
胸のあたりがもやもやしている
前向きな気持ちになれない
起き上がろうとする意欲がわかない
という症状にときどき襲われます。
A型事業所に就労に出ている身として、なんとか毎日継続して出社したいと心の中では思っています。
しかし、それでも体が動かないときがあるのです。
「今日はだめだ」と思い、職場に電話。
事情を話すと、職員の方から「分かりました。今日はゆっくり休んでね」と温かい言葉をいただきます。
そして横になり、少ししたころ。わたしの心にある疑問が湧いてくるのです。
(…これは、さぼりなのでは?)
心が晴れず、落ち着かなくなっていく
一回そう思ってしまうと、心がひどくそわそわとしだし、憂鬱になってきます
だって、入院しているわけでもない。大掛かりな病気をしているわけでもない。
今の自分がしていることと言えば、ただベッドに横になって、スマホをいじっているだけ。
今のわたしは病人でもなく、ただ「病気」という言葉に甘えてさぼっているだけなんじゃないか。そんな思いが駆け巡っていくようになります。
薬を飲んで横になっていても休まらない、落ち着かない。休んでいるはずなのに、心は罪悪感と申し訳なさでいっぱいになる。
そんな日々を過ごしていました。
「あるキャラクターのセリフ」を見つける
ある日わたしは、ネットサーフィンをして時間をつぶしていました。
そこでふと興味を惹かれる投稿があり、タップしてみることに。
それは誰もが知っている人気作品「ムーミン」に登場する名言をまとめたものでした。
わたしは当時ムーミンについて、あまり詳しくはありませんでした。
なので「ムーミンに名言なんてあるんだ…」と思い、興味本位で見てみることにしたのです。
そこにはわたしが思っていた以上にたくさんの名言がありました。
「この言葉はこういう意味か」「こういう考え方もできるよね」なんて独り言を呟きながら画面をスクロールしていく。
すると、ふとある言葉が目に留まったのです。
「たまには休むのも仕事の一つじゃない?」―スナフキン(ムーミン)
そのセリフに勇気づけられ、心がふっと軽くなる
その言葉を読んだとき、なんだかとても心に沁みたのです。
わたしの心の中には「休む=悪いこと」という考えがありました。
ですが、スナフキンのその言葉はそんなわたしの心を解きほぐしてくれたのです。
休むのも仕事。休むのは悪いことではなく、自分を大事にしてあげる行動の一つなのだと思えるようになりました。
そう考えるようになってから、心が少し軽くなったように感じました。
それからは少しずつ「休む自分を許してあげる」ことを意識するように
休むことに対して、いきなり楽観的になることはできませんでした。
だから少しずつ、意識自体を変えていこうと思ったのです。
わたしはこういう考え方をもつようにしました。
「中途半端に休んで回復できなかったら、またすぐに気持ちが後ろ向きに戻ってしまう。
今日という一日を思い切り楽しんだ後、明日から前向きに出社しよう!」
自分の気持ちを決められるのは自分だけ。
自分の気分を上げられるのも、自分だけなのです。
そう思い始めてから、わたしは「休み」というものをきちんと使うようにしました。
今まで何気なくやっていた行為…例えば、
食べること
寝ること
趣味(ゲームやアニメ鑑賞など)
これらの行動を有意義に使えるようになっていったのです。
「自分らしく生きる道」を考えた
わたしは、唐突に気分が落ちる人間です。
とても楽しそうに笑っている日があったと思えば、次の日にはなんとなく気分が落ちていたり、波があったり。
わたし自身「自分めんどくさいな」と思いますし、周りからもそう思われているかもしれません。
しかし最近は「これがわたしなんだ」と割り切るようになりました。
これからの人生で付き合っていくこれらの症状をひっくるめて、受け入れてあげる。
今は、そんなスタンスで生きています。
終わりに
休む、ということは悪ではない。
今回、わたしがこの記事で皆さんに対してお伝えしたかったのはこのことです。
休むことに対して罪悪感や申し訳なさを抱いている人は、本当に責任感が強く、優しい人なのだと思います。
しかし、その優しさがかえって自分の首をしめてしまう…なんてこともあるのです。
少しでも皆さんが背負っている肩の荷が軽くなるように、その心の苦しさを分かち合えるように今回執筆させていただきました。
この記事が、同じ思いを抱えている人に届くと非常にうれしいです。
