アメリカ留学、結局どこに行けばいい?|留学先の選び方と費用をワシントン州で考えてみた
「アメリカに留学したい。」
そこまでは決まっている。
でも、その次が決まらない。
「じゃあ、どこに行けばいい?」
California?
New York?
Washington?
Texas?
Florida?
調べれば調べるほど、候補が増えていきます。
「アメリカ留学 おすすめ」
「アメリカ 留学先ランキング」
「アメリカ 大学 おすすめ」
検索すれば、たくさんの情報が出てきます。
でも、いろいろなランキングを見たあとに、結局こう思うことがあります。
「それって、自分にも当てはまるの?」
都会に住みたい人もいる。
自然の多い場所で暮らしたい人もいる。
できるだけ費用を抑えたい人もいる。
多少お金がかかっても、便利な場所で生活したい人もいる。
大学への編入を目指す人もいれば、英語を勉強して海外生活を経験することを目的にする人もいます。
同じ「アメリカ留学」でも、目的は違います。
だから、誰にとっても正解になる「おすすめの州」を決めるのは難しい。
この記事では、最初から、
「ワシントン州がおすすめです」
とは言いません。
まず、
どうやって留学先を選べばいいのか。
その判断基準を整理します。
そのうえで、私自身が留学したワシントン州をケーススタディとして、
地域
学校
専攻
学費
生活費
交通
英語環境
大学編入
将来の選択肢
などを見ていきます。
この記事の目的は、
「ワシントン州に行くべき」と結論づけることではありません。
Californiaでも、New Yorkでも、Texasでも、別の州を調べるときに使える、
「自分に合う留学先の選び方」
を持ち帰ってもらうことです。
この記事で解決したいこと
この記事を読んでいる人の中には、
「アメリカに行きたいけど、どこに行けばいいかわからない」
という人がいると思います。
その悩みは、実は一つではありません。
留学前
本当にアメリカに行くべきなのか
どのくらい英語力が必要なのか
どのくらいお金が必要なのか
留学先選び
CaliforniaとWashingtonならどちらがいいのか
都市と地方のどちらがいいのか
車が必要な場所でも大丈夫なのか
学校選び
大学とコミュニティカレッジのどちらがいいのか
学費だけで学校を決めていいのか
将来、4年制大学に編入できるのか
費用
授業料以外に何のお金がかかるのか
家賃はいくらなのか
予想外の出費にいくら準備すればいいのか
生活
交通は便利なのか
日本人コミュニティはあるのか
実際にそこで生活できるのか
留学後
その学校で学んだことが将来につながるのか
別の大学へ編入する必要が出てこないか
卒業後の選択肢を持てるのか
「どこに行けばいいかわからない」という悩みは、こうした問題が一つになっている状態です。
だから最初にやるべきことは、
「おすすめの州を探すこと」ではありません。
自分の条件を一つずつ整理することです。
第1章 「アメリカに行きたい」だけでは留学先は決まらない
私自身、アメリカ留学を考えたときに強く意識していたのは、
「アメリカに行くこと」
でした。
アメリカで生活する。
英語を使う。
学校に通う。
そんなことを考えていました。
でも、実際に留学して生活してみると、
「アメリカに行く」
だけでは足りませんでした。
どこに住むのか。
どの学校に通うのか。
何を勉強するのか。
家賃はいくらなのか。
学校までどうやって通うのか。
英語力は今のままで授業についていけるのか。
卒業したあとにどうするのか。
考えることはたくさんありました。
そして、実際に留学して感じたのは、
「留学前に考えていたよりも、選択肢を広く持っておくことが大切だった」
ということです。
私は実際に、授業料が安い大学を選びました。
当時は、
「学費が安ければ、その分お金を節約できる」
という考え方をしていました。
もちろん、留学費用を抑えること自体は大切です。
しかし、後になって自分が興味を持った分野を勉強したくなったとき、
その大学には、自分が取りたい分野の授業がありませんでした。
その分野を学びたいのであれば、別の大学へ編入する必要がありました。
そうなると、
別の大学の学費
編入のための手続き
時間
場合によっては引っ越し
新しい環境への適応
など、最初には考えていなかったコストが発生します。
この経験から、
「学費が安い学校」と「結果的に安く留学できる学校」は同じではない
と感じました。
安い学校を選ぶことが悪いわけではありません。
問題なのは、
「安い」という一つの基準だけで決めてしまうこと
です。
第2章 留学先を決める前に「目的」を決める
留学先選びで最初に考えたいのは、
「どこに行くか」ではなく「何をしに行くか」
です。
例えば、
英語を身につけたい
海外生活を経験したい
アメリカの大学に進学したい
コミュニティカレッジから4年制大学へ編入したい
ビジネスを学びたい
ITを学びたい
STEM分野を学びたい
将来海外で働きたい
留学費用をできるだけ抑えたい
都会に住みたい
自然の多い場所に住みたい
などです。
ここで重要なのは、
目的が違えば、おすすめの留学先も変わる
ということです。
例えば、
「とにかく英語を使いたい」
という人と、
「将来、アメリカの4年制大学に編入したい」
という人では、学校の選び方が違います。
さらに、
「ITを学びたい」
という人と、
「観光・ホテル業界で働きたい」
という人でも、見るべき地域や学校は変わってきます。
私自身も、最初は「安い学校」という条件を重視しました。
でも、後になって興味のある分野が出てきたことで、
「その学校に何があるか」
ということが非常に重要だと気づきました。
留学前に、
「今、自分が何を学びたいのか」
だけではなく、
「これから興味が変わったときに、その学校で選択肢を持てるか」
まで考えておく。
これは、私自身の経験からおすすめしたい考え方です。
第3章 留学先を選ぶ7つの基準
私なら、留学先を比較するときに次の7項目を見ます。
① 学費
まず学校に払うお金。
ただし、
「年間授業料が安い=留学費用が安い」
ではありません。
Tuitionだけではなく、
Fees
Insurance
Books
Program fees
なども確認します。
さらに、
「その学費を払って、どれだけの選択肢を得られるのか」
も考えます。
② 家賃・生活費
長期留学では、学費以外のお金も大きな割合を占めます。
家賃。
食費。
交通費。
保険。
教材。
通信費。
日用品。
これらを合わせると、年間ではかなりの金額になります。
③ 学校・専攻
ここは私が特に重要だと感じている項目です。
「今入りたい学校」ではなく、「そこで何を学べるのか」
を見る。
さらに、
「将来的に何を学びたくなるかわからない」
ということも考えておく。
留学中に興味が変わることはあります。
私自身がそうでした。
だから、学校を調べるときには、
専攻
授業
Degree
Transfer
編入先
他大学との連携
なども確認します。
④ 交通
学校まで歩けるのか。
バスがあるのか。
電車があるのか。
車が必要なのか。
車が必要なら、
車本体
保険
ガソリン
駐車場
メンテナンス
まで考える必要があります。
⑤ 英語環境
アメリカに住めば、自動的に英語が上達するわけではありません。
授業の難易度。
クラスメート。
生活環境。
日本語を使う機会。
自分から英語を使う頻度。
これらが関係します。
私自身、シアトルに到着したとき、
英語が全然聞き取れませんでした。
最初の学期にビジネスの授業を取りましたが、教授の話す英語が速く、授業についていくことができませんでした。
結局、そのクラスを変更することになりました。
この経験から、
「その学校に入れるか」だけではなく、「その学校で授業についていけるか」
も考える必要があると思っています。
⑥ キャリア・産業
将来のキャリアまで考えるなら、
「その地域にどんな産業があるのか」
も確認します。
IT。
ビジネス。
医療。
航空・宇宙。
観光。
ホテル。
など。
⑦ 自分がその場所で生活したいか
最後は数字だけでは決められません。
「ここで1年間生活したいと思えるか?」
という感覚です。
留学は旅行ではありません。
数日間ではなく、数か月、場合によっては数年間生活します。
だから、
「旅行で行きたい場所」と「住みたい場所」は別
と考えたほうがいいと思います。
第4章 州ではなく「地域」で考える
「ワシントン州」と聞くと、Seattleを思い浮かべる人も多いと思います。
しかし、ワシントン州はSeattleだけではありません。
例えば、
Seattle周辺
Tacoma
Bellingham
Olympia
Spokane
などがあります。
同じ州でも、
都市規模
家賃
交通
学校
生活環境
産業
は異なります。
だから、
「ワシントン州に留学する」
だけでは、まだ情報が足りません。
第5章 ワシントン州をケーススタディにする
ここからは、
「留学先を実際に比較するとどうなるのか」
を見ていきます。
ワシントン州を選ぶことを前提にはしません。
むしろ、
「こうやって候補を細かく分けて調べる」
という例として見てください。
第6章 ワシントン州の地域を比較する
Seattle周辺
Seattle周辺の大きな特徴は、大都市圏であることです。
IT・ビジネスなどの産業が集まり、大学やコミュニティカレッジもあります。
公共交通も選択肢になります。
ただし、便利な都市で生活することと、費用を抑えることは必ずしも一致しません。
例えばSeattle Collegesが公開している2026–27年度の留学生向けCollegeプログラムの9か月費用は、
$28,500(約453万円)
です。
この数字には、
Tuition:$11,700(約186万円)
Fees:$750(約12万円)
Housing and Food:$13,350(約212万円)
Books/Supplies:$750(約12万円)
Medical Insurance:$1,500(約24万円)
Transportation:$450(約7万円)
が含まれています。
つまり、Seattle周辺を検討するときは、
「授業料がいくらか」ではなく、「学校+住居+生活費で年間いくら必要なのか」
を見る必要があります。
Seattle周辺を候補にする人
大都市圏で生活したい
公共交通を利用したい
IT・ビジネスなどに興味がある
学校の選択肢を広く持ちたい
都市部での生活経験を重視したい
Tacoma
TacomaはSeattleとは異なる都市環境を持っています。
Seattleだけに候補を絞らず、
「Tacoma周辺に、自分に合う学校や専攻があるか」
という視点で調べることが重要です。
Tacomaを候補にする人
大都市そのものより中規模都市で生活したい
Tacoma周辺の学校に興味がある
Seattle方面へのアクセスも考えたい
学校と生活環境のバランスを重視したい
Bellingham
BellinghamはSeattleとは違うタイプの地域です。
代表的な教育機関の一つがWestern Washington Universityです。
Western Washington Universityが公開している2026–27年度の留学生向け年間推定費用は、
$54,419(約866万円)
です。
この金額には、
Tuition:$27,717(約441万円)
Fees:$1,974(約31万円)
Housing & Meals:$16,893(約269万円)
Books & Supplies:$1,224(約19万円)
Transportation:$2,691(約43万円)
Personal & Miscellaneous:$1,968(約31万円)
Emergency Health Insurance:$1,502(約24万円)
などが含まれています。
ここで大切なのは、
「Bellinghamは地方だから安い」
とイメージだけで判断しないことです。
4年制大学とコミュニティカレッジでは、当然ながら費用構造も違います。
Bellinghamを候補にする人
Western Washington Universityなどの4年制大学に興味がある
大都市より大学を中心とした環境で学びたい
自分が希望する専攻がBellinghamの学校にある
Seattleとは異なる規模の都市で生活したい
学習環境と学生生活の両方を重視したい
つまり、
「Bellinghamに住みたい」から学校を探すのではなく、「学びたい専攻がある学校がBellinghamにあるから、地域も候補に入れる」
という考え方もできます。
Olympia
OlympiaはWashington州の州都です。
Seattleのような大都市ではありません。
OlympiaにはThe Evergreen State Collegeがあります。
2026–27年度の非居住者学生について、同大学が公開している9か月間のCost of Attendanceは、
$57,792(約919万円)
です。
内訳には、
Tuition:$32,805(約522万円)
Mandatory Fees:$1,416(約23万円)
Books and Supplies:$542(約9万円)
Housing:$12,585(約200万円)
Food:$5,594(約89万円)
Transportation:$2,895(約46万円)
Personal:$1,955(約31万円)
が含まれています。
この数字を見ても、
「Olympiaだから安い」「Seattleだから高い」
と単純には言えません。
学校の種類や専攻、住居条件まで含めて比較する必要があります。
Olympiaを候補にする人
Olympia周辺の大学・教育機関を具体的に検討している
4年制大学への進学を考えている
大都市より落ち着いた環境で学びたい
学校の教育方針や専攻を重視したい
Seattleとは異なる学生生活を経験したい
Spokane
Spokaneはワシントン州東部に位置しています。
Seattleとは異なる都市規模と生活環境があります。
Spokaneを候補にするなら、
「Seattleより安そうだから」
という理由だけで判断するのではなく、
「Spokaneに、自分が学びたいことを学べる学校があるか」
を確認してみてください。
例えば、
コミュニティカレッジから4年制大学への編入を考えている
ビジネス、IT、医療など具体的に学びたい分野がある
Spokane Community CollegeやSpokane Falls Community Collegeなどの教育機関を候補にしている
大都市ではなく、Seattleとは異なる環境で学生生活を送りたい
という人は、Spokaneを比較対象に入れる価値があります。
つまり、
「Spokaneは安いか?」ではなく、「Spokaneに自分の目的に合う学校・専攻があるか?」
という順番で調べることが重要です。
ここまで読んでもらえれば、
「ワシントン州はシアトルだけが選択肢」
ではなく、
「自分は何を基準に地域を比較すればいいのか」
が見えてくるはずです。
ただ、ここから先はもう一段具体的になります。
地域が決まっても、
「じゃあ、どの学校に行けばいいの?」
という問題が残ります。
そして、
「この学校は年間いくらかかる?」
「この専攻はある?」
「4年制大学へ編入できる?」
「学費が安いけど、本当に自分に合っている?」
「生活費まで含めると、結局いくら必要?」
という疑問が出てきます。
ここから先では、実際の学校の情報を使って、
「地域 → 学校 → 専攻 → 費用 → 編入 → 生活」
という順番で、さらに具体的に比較していきます。
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