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第1のどん底① 崩壊編|家賃6ヶ月滞納。借金まみれの僕を支えた、たったひとつの信念

娘と暮らす50代シングルパパの僕は、いま4度目のどん底からやりなおしている途中です。

振り返ってみると、ここにたどり着くまでに、「もう終わりかも」と思うようなどん底を、いくつも乗り越えてきました。

今回から、僕の成長の原点になった3つのどん底を、順番に辿っていこうと思います。

今、少しでも「しんどいな」と感じているあなたに、何かひとつでもヒントや安心材料になれば嬉しいです。
よかったら、最後まで読んでみてください。


初めてのどん底の始まり

あれはまだ20代の頃でした。

起業して5年にもなるのに全く軌道に乗らない。
気づけば、家賃の滞納が6ヶ月目に入っていました。

いよいよ電気も水道も止まる──
そんな現実が、ジワジワと迫っている時のことでした。

ポストに、退去勧告の封筒が...

「◯◯不動産へ来たるべし」

筆で書かれたその文字を見た瞬間、ようやく追い詰められたことを実感したのです。

僕は24歳のとき、自由に生きるために成功を目指すと決断しました。
そして、当時はまだ珍しかったダイレクトセリング(無店舗販売)のビジネスを始めたのです。

たいした社会経験のない僕でしたが、夢だけは誰よりも大きく持っていました。

いや、正直に言えば──
それまでの僕は、生きている意味すらわからず、未来に絶望していたのです。
夢なんてないし、希望もない。
まるで死んだような日々を過ごしていました。

けれど、本や人との出会いが、そんな僕の考えを180度変えてくれたんです。

世界を飛び回り、自由に働く。
年収は数億円。
成功者として多くの人を導く──

とにかく、限界や制限など取っ払って、思い浮かぶことをすべてノートにびっしり書き込みました。

そして、「自由な生き方をしたい人の役に立てる成功者になる」と本気で決めました。

どうせ死んだように生きるなら、必死に生きてみよう

それからの僕は、リスクを恐れずに挑戦を重ねました。

成功するために、当時住んでいた千葉から、まったく人脈のない福岡へと引っ越しました。
すべてを自分の力で切り拓く──そういう覚悟でした。

最初は食べていけないので、アルバイトを掛け持ちしていました。
朝5時起きでホテルのウェイターとして働きながら、商品の仕入れや営業、そして勉強会などビジネス活動を並行してやりました。

20代で成功することを目標に、とにかく動き続けました。
寝る時間を削ってでも、前へ進みたかったんです。
新しい景色を早く見たかった。

「俺は絶対に成功する」

自信はありました。
努力もしていました。

ただ、現実を冷静に見れば、成果はまったく上向いてこなかった…

それでも、諦める選択肢はありませんでした。
なぜなら、当時の僕にとって、そのビジネスで成功することは、生きる理由そのものだったからです。

もし失敗したら、それは、生きる意味を失うのと同じことでした。
だから、本当に死に物狂いで動いていたのです。

次第に、仕入れや移動にかかる経費が重くのしかかってきました。

人脈を広げるためにもと、経験した仕事は50を超えました。
バイトを4つ掛け持ちする状況でしたが、毎月の収支はマイナス。
利益なんて、ほとんど残らない。

とはいえ、お金がない、なんて言い訳にはできない。

だから、借金してでも商品を仕入れ続けました。

販売する商品を知るためには、まず自分がその商品を理解しなければならない。
そしていつでもお客さんにすぐに商品を渡せるように在庫を持つ──
それが当然のことだと思っていました。

もう5年も経つのに、そんな状況。
誰が見ても無謀な挑戦でしょう。

けれど立ち止まるわけにはいかない。
「もう少しで黒字になるはずだ」そう信じて、走り続けていました。

借金の沼に、一歩ずつ沈んでいく

アコムの次はプロミス、そしてアイフル…

ついに、複数の消費者金融の沼に足を踏み入れてしまいました。
カードを差し込むたびに、やばい世界に体が沈んでいく感覚。

それでも僕は、「これもサクセスストーリーの通過点だ」と自分に言い聞かせていました。

さらに、後に妻になる彼女からもお金を借りてしまいました。
これは、本当に情けない過去です。

そんな状態でしたが、まったく落ち込んでない僕がいました。
彼女には、「借金は必ず返すし、絶対に成功する」と約束しました。

けれど実際は、いつ返せるかもわからないどん底にいる。
成功するなんて、何光年先の話?と言われてもおかしくない状況です。

今思えば、根拠なんてどこにもない。
その根拠のない自信が、僕を支えていました。

──それは、24歳のときに出会ったナポレオン・ヒルの教えが、すでに僕の中で生きていたからです。

どん底でも折れなかった心

家賃を6ヶ月滞納し、多額の借金に追われ、先が見えない状況。
1日500円以下で生活する日々。

まったく焦ってなかったといえば嘘になる。
それでも、不思議と心のどこかでは「大丈夫」と思えていました。

当時の僕は、絶対に成功できるという固い信念と、ポジティブ思考の塊。
1ミリも自分が進んで来た道を振り返ることも後悔することもなく、前しか見てなかったのです。

もちろん、不安がなかったわけじゃありません。
でも「絶対、大丈夫だ」と自分を120%信じきれる自分がいたのです。

なぜ、ネガティブ思考で希望もなかった男が、こんなに変化したのか。
その理由ははっきりしています。

僕が起業した24歳のときに出会った、ナポレオン・ヒルの成功哲学を学んでいたからです。

当時、生まれて初めて成功哲学や自己啓発の本を読みました。
特に『思考は現実化する』は、脳天に雷が落ちたような衝撃が走りました。

「なぜ、今までこういう考え方を学ばなかったんだろう」
「なぜ、学校では教えないんだろう」
──興奮のあまり、ページをめくる手が震えました。

僕は中学時代、ミュージシャンの夢ができました。
夢を追って上京までしたけれど、心が弱く、すぐに諦めてしまったんです。

もし、10代の頃にこうした考え方を知っていれば、きっと違う人生になっていただろう──そう思いました。

成功するまで絶対に諦めない覚悟の瞬間

そして、新しい夢や目標ができました。

「絶対に成功する」と決めた僕は、本に挟まっていたナポレオン・ヒルのプログラム資料を見つけ、迷わず資料請求をしました。

その後、営業マンと会い、プログラムを購入することを決意したのです。

しかし、プログラムはかなり高額でした。
貯金はゼロ、月収は5万円ほどの、たいした稼ぎのないフリーターの僕が、果たしてローンの審査が通るのか──

正直、ほぼ無理だと思っていました。

それが、なんと審査が通ったのです。
総額220万円のフルセットのプログラムを、7年84回払いという最長のローンで購入しました。

成功する保証なんてないのに、若気の至りだと思うでしょう。

でも、僕にとっては、ナポレオン・ヒルやプログラムが大事だったのではありません。

あのときの決断こそが、「絶対に成功する」「成功するまで諦めない」という覚悟の表れだったのです。

心を鍛え続けた、メンタルトレーニングの日々

そして、そのプログラムで学んだ最も重要なことが「ポジティブ・メンタル・アティチュード(積極的心構え)」──どんな状況でも、前向きな心の姿勢を持ち続けるという教えでした。

当然、最初からできるわけありません。

まずは、無意識にネガティブな言葉を使っている自分に気づくことからスタートしました。

ネガティブな言葉は一切使わないようにするには、無意識レベルから変える必要がありました。

無意識にあるネガティブ思考をポジティブ思考に変えるのは、精神的にハードなトレーニングでした。

自己否定に押しつぶされそうになりながら、バイトの合間の車の中や移動中でもプログラムのカセットテープを何度も何度も繰り返し聞いていました。
そうして無意識に入れていったのです。

毎日欠かさず、少しでも時間があればテープを聞いてインプットしました。

僕にとって、それは心の筋トレ。
一日でも怠ければ、せっかく鍛えた筋肉があっという間に落ちてしまう。
だから毎日、休まず心を鍛え続けました。

そして、どんなに嫌なことやショックなことが起こっても、「大丈夫」「必ずうまくいく」「俺は成功者だ」と自己暗示して乗り越える。

そうして、メンタルトレーニングを続けました。

気づけば、意識しなくてもポジティブに物事を考えられるようになっていました。
プログラムを始めて5年が経ってました。

けれど現実を見れば、家賃滞納や多額の借金のどん底。
「すでに成功者だ」という内面の僕と、現実とのギャップは残酷なほど広がっていました。

それでも、僕は信じていました。
「この経験は、きっと未来で意味を持つ」と。

そして、その意味が目の前に現れるのは、僕がある決断をして行動を変えたあとのことでした。

──つづく。

おわりに

次回は、最初のどん底を乗り越えるきっかけとなった「行動」についてお話しします。

続きはこちら。
👉 【第1のどん底② 転換編】借金地獄からの夜明け前

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

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初めて僕の記事を読んでくださった方へ──
よければ、最初に書いた自己紹介の記事も読んでみてください。

せきたつや

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