【ネスペ10問】ルーティングプロトコル(ネットワークスペシャリスト)
このNoteでは、ネスペR06~H21からルーティングプロトコルの問題を集めました。
10問と多いですし、知るべきルーティングプロトコルは6つもあります。覚える量が多いです。
まずは講座で最低限を押さえて、問題を解きながら学び、最後に覚えるべき用語をまとめ直す構成にしました。講座部分を書き出すか、別ウィンドウにしておくなどして、講座を見ながら解くのをお薦めします。
なお私の全てのNoteは、学生時代の独学合格体験、大学・IT専門学校での授業経験に基づいています。合格した/させた実績がある学習戦略なので、少しでも信用して頂けたら嬉しいです。
それでは始めましょう!
\私の3ヶ月の学習記録/
講座 | ルーティングプロトコル
ルーティングプロトコルは、データを伝送する経路を決めます。車のナビが経路を決めるのと同じです。
ネットワークは、家庭・建物などの管理範囲を自立システム(AS)として、領域分割します。ルーティングプロトコルは、AS内で働くものと、AS間で働くものに分類されます。
IGP:AS内を管理。RIP, RIP2, OSPF, IGRP, EIGRP。
EGP:AS間を管理。BGP(BGP-4)。IGPより大規模。
まずはIGP(AS内で動く)に属すプロトコル。
RIP:ディスタンスベクタ型
RIP2:ディスタンスベクタ型。
OSPF:リンクステート型。コストで経路判断する。
IGRP:ディスタンスベクタ型。
EIGRP:ディスタンスベクタ型+リンスステート型の両方
EGPに属すBGP(BGP-4)は、AS外で動くプロトコル。次節で問題演習しながらポイントを押さえていきます。
覚えるのが多かったですからね。
次節からの問題演習でも、上のプロトコル箇条書きをメモしておくか、PCなら2画面にして見ながら解くと良いかもです。
読んだだけですぐに覚えられるわけありません。「読んで→覚えてなく解いて不正解」よりも、「読んで→見ながら解いて正解」の経験の方が大事かなと考えます。
読んだこと解いたことが勿体ないことにならないような、学習法をしてくださいね。
【5問】BGP
EGP(BGP)は「AS間」のキーワードで一発正解できるので簡単です。

ネットワークスペシャリスト 平成30年秋午前2問05
正答はア。「AS間とくれば、BGP」と一発引きでOK。
ウ(OSPF)とエ(RIP)は、AS内で働くIGPに属します。
イ(IS-IS)も、IGP。リンクステート型。午前問題の正答になったり、午後問題に出たら覚えようかなと考えます。

正答はア。「自立システム間」とくれば、BGP。他の選択肢は全てIGPに属し、AS「内」で動きます。

ネットワークスペシャリスト 平成24年秋午前2問01
正答はウ。ASの定義を学ぶ問題。次回から正解で。
AS(自立システム)は、「同一の管理ポリシー」で管理する範囲。具体的には、家庭内・社内ぐらいの規模感です。
他の選択肢は全てOSPFについての説明です。個人的にはエ「リンクステート型」でOSPFだ、と判断する程度。アとイは私は覚えません。どうしても詳しく知りたい方は、過去問道場さんへ。

ネットワークスペシャリスト 平成25年秋午前2問06
正答はイ。「自立システム間」でピキーンと反応。
ア:「大規模なネットワークに適用しにくい」に注目して誤りと判断。BGPはAS間を対象とするので大規模。国内と国間で働くのはどちらが大規模が考えると分かり易いかも。
ウ:「自立システム内」なのでIGP(RIP, OSPF, IGRP, EIGRP)。「距離ベクトルとリンクステートの両~」から、EIGRPと判断。
エ:OSPF。「エリア」から判断。知らなかったら今回学びます。

ネットワークスペシャリスト 平成26年秋午前2問07
ネットワークスペシャリスト 平成22年秋午前2問08
正答はア。イ~エにBGPと思わしき要素はなかったので、正解候補のアを解答します。
ア:「自立システム間」つまり「AS間」なのでBGP。バスベクタを知らなかった場合、正解候補でキープ。
イ:OSPF。「コストが最小となる経路」より。必須。
ウ:RIP。「ホップ数が最小となる経路」は、新しい学びでした。
エ:ソースルーティング。文意の「経路を完璧に指定して送る」より。覚えなくても良いかなぁ。

正答はエ。覚えなくて良いです。再度出題した実績もありませんし、もっと別の大事なことを覚えたいので。
私は、ア, ウ, イ, エの優先順かなと思います。ウまでかなぁ。
ア:カットスルーは、データを読み込みながら伝送すること。フレーム先頭のMACアドレスを読んだ時点で開始します。
イ:ファストリルートは、障害に備えて予備のルートを計算しておいて、切り替え時間を短縮する仕組み。
ウ:ラベルスイッチングは、付与されたラベル情報を参考にして伝送すること。代表格はMPLS>MPLSのNote(VLANと一緒に)
エ:ルートリフレクションは、ルータの情報を他のルーターに伝送する機能。ループを発生させず効率的に伝送するのが特徴。
「スケーラビリティ問題」とは、システムやネットワークなどの規模拡大に伴う問題。
IBGPは、AS内のBGPルータで情報をやり取るするプロトコル。なおAS間はEBGPがします。
問題文では、ネットワークが拡大した時に、ネットワークが巨大で複雑なのでIBGPの伝達が効率的に行われない問題を「スケーラビリティ問題」と云っています。たしかに伝達漏れ・ループ巡回が発生するかもですからね。
とはいえ、ここまで覚えるとルーティングプロトコルだけで相当な用語の数になります。興味や余裕があれば覚えると良いかなと考えます。午後問題にここまでは出ていませんし。
【1問】RIP1とRIP2
RIP1とRIP2の違いは、RIP2はサブネットマスクが使える、です。

正答はア。仕様なので解説のしようがないです。覚えるかはお好みで。私は捨てるかな。
「最大ホップ数」は、ルートで経由できるルータの数。15個は少ない方なので、RIPが大規模ネットワークには向かないと言われる理由です。

正答はウ。
RIP-2は、RIP-1の改良版。ブロードキャストを廃止・マルチキャスト採用、サブネットマスクとパスワードに対応
【2問】RIPとOSPF

ネットワークスペシャリスト 令和01年秋午前2問03
ネットワークスペシャリスト 平成29年秋午前2問03
正答はイ。「リンク状態」に注目。OSPFはリンクステート型、RIP-2はディスタンスベクタ型。
アとウの「サブネットマスク」「マルチキャスト」は、RIP-2でもOSPFでも対応しています。RIP-1は対応してなかったですね。
エについて。OSPFはネットワーク構成が変わった時にだけ更新します。

正答はイ。
正直知ったこっちゃないですね。午後には出ないでしょう。ただ最新問題で出始めたので、もう一度出たら覚える、です。
【2問】OSPF
OSPFのキーワードは、AS内, リンクステート型, コスト最小, エリア。

正答はア。「エリア」「リンクステート」から判断します。
イの「管理ポリシーが適用された領域」はASを指し、「間」なので、EGP(BGPなど)を指します。OSPFはIGPに属し、AS内を管理します。
ウについて。OSPFはネットワーク構成が変わったらルーティングを更新します。よって「動的にルートを変更することは」できます。
エについて。OSPFは「コスト」によって経路を選択します。

正答はウ。
ア:OSPFはリンクステート型。ディスタンスベクタ型はRIPなど。
イ:OSPFはIGPに属し、AS内で動きます。「異なる自立システム間(AS間)」はEGPを指しBGPが属します。
ウ:OSPFはサブネットマスクに対応しています。反対に同じIGPに属するRIPは対応してません。
エ:OSPFにホップ数の上限は実質ありません(65,535)。「最大ホップ数15」の制限はRIP。

正答はウ。「エリア」に分けるので、内部ルータ・境界ルータ・バックボーンルータと役割があります。「バックボーン」が書かれている理由です。
ア:OSPFはIGPに属すのでAS(自立システム)内のルーティングをします。「自立システム間(AS間)」は、EGPに属すBGPなどがします。
イ:OSPFはリンクステート型。「両アルゴリズム」は、EIGRP。
エ:OSPFはサブネット情報を通知できます。同じくIGPに属すRIPは、大規模ネットワークに不向きと云われます。理由は、ホップ数に上限(15)があったり、サブネット通知ができなかったりするため。

正答はウ。知ったこっちゃないですね。私は切ります。
午前問題に再度出ていませんし、午後問題にも出てません。捨てて良いです。仕様でしかないので、理解のしようもありません。どうしても気になる方は、過去問道場さんへ。
最後に計算問題。>経路の計算問題Note

正答はイ。
「拠点1→WAN1→拠点3」のコストが「拠点1→WAN2→拠点3」のコストより小さければOK。また「拠点2→WAN2→拠点3」のコストが「拠点2→WAN1→拠点3」のコストより小さければOK。
コストを計算します。
拠点1→WAN1→拠点3:30+100+30+10=170
※WAN1→e→h→iが最小拠点1→WAN2→拠点3:
40+100+x+10 = 150+x
40+100+y+10 = 150+y
拠点2→WAN2→拠点3:50+100+30+10=190
拠点2→WAN1→拠点3:
40+100+x+10 = 150+x
40+100+y+10 = 150+y
以上より、
拠点1について、170 < 150+x ①
拠点1について、170 < 150+y ②
拠点2について、190 < 150+x ③
拠点2について、190 < 150+y ④
選択肢ア(x=20, y=20)では、①や②を満たせません。
選択肢イ(x=30, y=30)では、①~④を満たします。170<180<190。
選択肢ウ(x=40, y=40)では、③や④を満たせません。
選択肢エ(x=50, y=50)でも、③や④を満たせません。
したがって正答はイ。
まとめ
お疲れ様でした!
冒頭の講座に、問題演習で得た学びを追加します。
AS(自立システム)は、「同一の管理ポリシー」で管理する範囲。具体的には、家庭内・社内ぐらいの規模感。
ルーティングプロトコルは2種類に分類。
IGP:AS内を管理。RIP, RIP2, OSPF, IGRP。
EGP:AS間を管理。BGP(BGP-4)。IGPより大規模。
IGP(AS内で動く)に属すプロトコル。
RIP:ディスタンスベクタ型(ホップ数を最小に)。サブネットマスクに対応していない。
RIP2:ディスタンスベクタ型。マルチキャスト、サブネットマスク、パスワードに対応
OSPF:リンクステート型。コストで経路判断する。エリアに分けて、内部ルータ・境界ルータ・バックボーンルータと役割を持たせて動く。
IGRP:ディスタンスベクタ型。RIPより大規模なルーティングができる。
EIGRP:ディスタンスベクタ型+リンスステート型の両方
EGPに属すBGP(BGP-4)は、AS外で動くプロトコル。
これぐらい知っておけば、午前も午後も大丈夫です。
以上になります。次は>経路計算のNote でお会いしましょう。でわでわ。
\私の3ヶ月の学習記録/
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