【セキュマネ】平成29年度春午後問2の解説(情報セキュリティマネジメント試験, SG, 科目B)
このNoteでは「情報セキュリティマネジメント試験(SG)」平成29年度春科目B問2を解説します。
データ保護とお客様対応がテーマ。設問1はデータやアクセスの管理、設問2は社内手続き/お客様対応のフローでした。

今後、AP応用情報技術者も目指すなら、午後問1(セキュリティ)や問9(サービスマネジメント)に繋がりますね。その前にFE基本情報技術者を受験するかもですが(でもセキュリティと擬似言語に偏重して、FEスキップしてAP受験される方も多くなりましたね)。
このNoteには、私がIT専門学校で授業したことを基に作成しています。専門学生は更に上位のFE, APを目指します。SGは通過点に過ぎません。意識を高く持って、合格以上の収獲を得て欲しいと思い解説を作りました。
それでは始めましょう!
私のNoteは500記事以上あります(2025/11/30)。
SG科目A/午前も解説作りました。
>全Noteへのリンク(SG)
設問1(1)a | クラウドのメリット
正答は、ア(ITリソースを迅速/柔軟に利用できる)。
【空欄a】は「クラウドサービスを利用するメリット」。
しかも【空欄a】後「前者(=空欄a)のメリットは、来年4月以降の計画にも適してい」るとのこと。
14頁前半「来年3月まで、3営業所でメールを使ったコンタクトを試行する計画」。なら来年4月以降は全社的に展開でしょうね。
Pシステムでクラウドサービスを利用して、来年3月まで3営業所で試行し、来年4月以降は全社展開、という流れ。
ならクラウドの拡張性のメリットだ、と目星。
選択肢を見ます。
ア:IT資源を迅速/柔軟に利用できる
➡○。クラウドなら資源(リソース)の縮小/拡大の変更ができます。CPU, ストレージなど。
イ:契約/導入の事務負担が軽減できる
➡✖寄りの△。別にクラウドだろうが機器導入だろうが変わらないでしょう。
クラウドが多機能なら、1本化できるでしょうが。しかし「来年4月以降の計画にも適している」メリットと言われると、アに勝てない。
ウ:客に送信するメールの内容/頻度が自由に変更できる
➡✖。メールは自由に書けますよね。
エ:客へのメール送信を、いつでも/どこでも制約なくできる
➡✖寄りの△。たしかに社外から社メールを使うなら、自社準備(オンプレミス)ならVPNなどアクセス制御が必要、クラウドなら準備してくれてます(元々インターネット上なので)。
でも「来年4月以降の計画にも適している」メリットと言われると、アに勝てない。
また、社外からメールを送る旨の記述がなく、制約撤廃する必要性にも疑問。
設問1(2) | 情報の外部化
正答は、ク(ii, iii, v)。
ii:サービス終了時の、SaaS内データの取扱い
iii:SaaS内データの暗号化機能の有無
v:Y社データセンタの入退室管理・管理者特権の管理
下線①前「機密性」の話。更に前「見込客データを外部に預けることに、機密性の点で不安」があるとのこと。個人情報の話ですね。
選択肢を見ていきます。
i:停止する際の予告/リードタイム
➡✖。サービス利用/可動の話。可用性。ii:サービス終了時の、SaaS内データの取扱い
➡○。個人情報がどう消去されるか気になりますね。iii:SaaS内データの暗号化機能の有無
➡○。個人情報がどう守られるか気になりますね。iv:SaaSリソースの使用状況の表示項目
➡✖。稼働状態の話。可用性。v:Y社データセンタの入退室管理・管理者特権の管理
➡○。個人情報の漏えい、閲覧/改ざんなどの不正が気になります。
「管理者特権」はシステムのアカウント(ID)への権利付与の話でしょう。特に管理者特権があると、サーバに全ての操作ができます。サーバ内の全データの閲覧/編集/消去ができます。OSの設定変更なども全部できます。>図解で学ぶLinux基礎Note
設問1(3)b | インターネットでの送信元識別
正答は、イ(X社のグローバルIPアドレス)。
【空欄b】前「販売員が自宅のPCなどから直接アクセスするといったことも起きかねません。そのようなアクセスを禁止できるとよいのですが」とのこと。
【空欄b】は、SaaSがアクセスを受け入れる送信元。
そら会社(X社)でしょう。SaaSはインターネット上にあるので、X社のグローバルIPアドレスを送信元として認識します。イ(X社のグローバルIPアドレス)。
設問1(4)c | コストが低いのは
正答は、カ(見込客データのバックアップ)。
イ, カで迷います。私は間違えました。
【空欄c】は障害対策の話。故障/障害、さらにY社の倒産でサービス終了についても。
システムが使えなくなるので、事業継続の話だと目星。
各選択肢を見ていきます。
ア:PシステムのRPO, RTOの確認
➡✖。復旧の話。Y社倒産時のフォローになってない。
RPO(目標復旧時点):「どの時点の状態」に復旧させるかの目標。例えば障害直前とか月始めとか。
RTO(目標復旧時間):復旧に要する時間の目標。
>【SG】平成29年度春期科目A問04の解説Note
KGI/KPIも混乱するのでついでに。>【SG】平成29年秋問48のNoteイ:Pシステムのコールドスタンバイ
➡○。待機系を準備するのは良いですね。ただし「コールドスタンバイ」なので、最新のデータを確保できない可能性あり。ウ:Pシステムの操作履歴の確認
➡✖。改ざんや内部不正の話。エ:見込客データの暗号化
➡✖。機密性の話。Y社倒産時のフォローになってない。オ:見込客データの匿名化
➡✖。機密性の話。Y社倒産時のフォローになってない。カ:見込客データのバックアップ
➡○。保険営業でお客の情報は一番大事。クラウド利用開始以降に追加した情報もあるでしょう。
イ(待機系)orカ(バックアップ)で迷います。
【空欄c】前「コストパフォーマンスも考慮」して「最低限」検討すべきこと。カ(客情報のバックアップ)の方がコスト低いですね。
個人的には「コストパフォーマンス」って言うかなぁと。「コストをなるべく抑えるなら」みたいな言い方かなぁと。
設問2(1)d | 最適化ではないが…
正答は、ア(営業所の所長or主任が、都度、販売企画課にメールで連絡する)。
条件❶【空欄d】前「入退社が不定期な販売員に付与するアカウントを、速やかに登録, 無効化, 権限変更する必要」への対応。
さらに条件❷「10月1日から実施でき」と、条件❸「X社の情報セキュリティ対策基準(図2)」も。
各選択肢を見ていきます。
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