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【セキュマネ】平成30年度春午後問2の解説(情報セキュリティマネジメント試験, SG, 科目B)

このNoteでは「情報セキュリティマネジメント試験(SG)」平成30年度春科目B問2を解説します。


分類したり複数空欄があったりして、解答の配置に迷います。でも、分かり易いものから配置すれば大方確定します。7割は切らないと思われます。

学びは設問2(2)g。問題序盤にいつもある「情報セキュリティ委員会」。

いつも同じなので読み飛ばしてましたが、今回は「全営業所の~リーダ」と管理範囲が広いことが問題視されました。今後も”いつもの通り”と思いつつ、”なにか変わった記述がないか”は一応確認したいですね。>長文問題を解く6つのテクニックNote(6-4)


このNoteには、私がIT専門学校で授業したことを基に作成しています。専門学生は更に上位のFE, APを目指します。SGは通過点に過ぎません。意識を高く持って、合格以上の収獲を得て欲しいと思い解説を作りました。

それでは始めましょう!


私のNoteは500記事以上あります(2025/11/30)。
SG科目A/午前も解説作りました。
>全Noteへのリンク(SG)



設問1(1)a | 数値は丸囲みする

正答は、ウ(2016/10/01~2017/03/13)。

【空欄a】は「社外送信メールの(内部不正の)調査範囲」。

目的は、17頁末「顧客情報をダウンロードして社外に送信」したのが「J主任以外にいないか」の調査。

顧客情報をダウンロードして社外に送信」できたのは、15頁「2016年10月から3か月間,~顧客システムを試用」で、図3-2の「PCへのダウンロード機能」を使ったから。

【空欄a】調査対象の開始日は2016年10月で確定。

【空欄a】調査対象の終了日を考えます。

「Q社委員会の翌日~原因分析を指示した」。「Q社委員会」は17頁前半「3月13日に臨時に開催」されました。

少なくとも3月13日(カ)までは調べたい。とはいえ3月31日(キ)も対象にすると、調査と収集を並行or31日を待ってから調査になってしまいます。

また17頁中盤「翌3月14日に、~同日分から当面の間、社外送信される全メールについて、~監視を行うよう~指示した」ので、H主任たちの調査対象に入れなくて大丈夫。


もう少し詳しく考えてみます(スキップしてもOK)。

日付は、問題文に沢山出てますが、開始日は大丈夫ですね。
2016年10月1日は、新システムの試用開始。
2017年1月1日は、登場してません。
 たぶん試用期間の終了日でしょうが。

新システムの試用中にダウンロードや送信もできるので、2016年10月1日から考えるのが無難です。

終了日付は3種類。
2016年12月31日:記載なし。1年の終わりなだけ?
2017年3月6日:J主任の退職届を受理
2017年3月13日:Q社委員会
 ➡当面の対応などの決定
2017年3月31日:J主任の退職日。年度終わりなだけ?

こう見ると、Q社委員会の対応内容を最初に確認するのが良さそうに見えますね。選択肢だけ見ると、ゴチャゴチャしますが。

日付の情報収集は大変でしたよね。数値は計算問題にも使われるので、丸囲みをすると良いです。正直役立つのは稀ですが、地道に毎回やってると発揮されるのも事実です。>長文問題を読む6つのテクニックNote(3-2)



設問1(2)b | ダウンロードできた原因は

正答は、オ。
T営業所:営業担当者, 営業所管理者
営業部:顧客管理スタッフ, 開発チームのメンバ

【空欄b】に入る調査対象者は、「顧客システムを試用」して図3-2の「PCへのダウンロード機能」を使えた者

15頁頭「T営業所で、顧客システムを試行運用した」の後、「試用用の利用者IDを付与」したのは、
「(T)営業所の営業担当者全員」
「(T)営業所管理者」
「営業部の顧客管理スタッフ」
「開発チームのメンバ」
以上「試用利用者」。

模範解答に至りました。



設問2(1)c | 聴取内容から分類

正答は、エ(顧客情報を持ち出して、転職先で高い評価を得たい)。

表2【空欄c】は、J主任の「動機・プレッシャー」になった原因。J主任の意見の図4-2「同業他社に転職した時に、~顧客情報を利用して営業で良い成績を上げたい」。

模範解答は理解できました。


ア「損害を与えたい」旨なし。

ウは所長なので、J主任の「動機」ではない。


イとオも「動機」に見えちゃうかもですよね。
イ「自分が担当する顧客の情報~退職後ももっていても構わないと考えた」
オ「顧客ファイルを会社のPCに保管し続けることができた
も、動機とも思えちゃいます。

イエオで保留して、【空欄d, e, f】との兼ね合いで確定させます。



設問2(1)de | チャンスには環境も含む

正答は、
ウ(営業所長が多忙で不在も多く、メール確認が充分行われてなかった)。
オ(顧客ファイルを会社PCに保管し続けられたこと)。

【空欄d】は「機会」。要は”チャンス”や”できる環境”のこと。

すんなり、ウ, オに絞れましたね。

ウ:所長にバレそうにない
オ:ファイル削除しなくてもバレそうにない

「動機」にも見えちゃうかもですが、「機会」寄りと分かればOKです。



設問2(1)f | 一線を越える思い込み

正答は、イ(自分が担当した顧客情報なら退職後も持っていて構わないと思ったこと)。

【空欄f】は「(J主任の)正当化」。内心不正だと分かっていても、良心/自制心を乗り越える「正当化」を指します。”これは世の中のためだ”とか”自分が努力した結果だから”とか。

イの文章からちょっと読み取れないですが、”自分が努力した結果だから”とか”お客さんは自分を信用してくれた”とか”お客さんも担当が変わるのは不安だろう”とか。

自分視点では公平/客観的なつもりでも、他人/世間から見れば”自分勝手な言い訳”が「正当化」です。


不正のトライアングルの出題実績。
>【Iパス勉強法】3用語のNote
>【SG】平成30年秋問12のNote
>【SG】平成29年春問27のNote
>【SG】平成28年秋問11のNote
>【SG】平成28年春問09のNote



設問2(2)g | あわーーーい違和感

正答は、ア(情報セキュリティリーダが営業所ごとでなかった)。

【空欄g】は表3-1「基本方針」の観点での不正発生の原因。注1に責任者の体制構築も含むとあります。>長文問題を解く6つのテクニックNote(2)

基本方針(=セキュリティポリシ)の類。
>【Iパス】情報セキュリティポリシー5点のNote
>【Iパス】法律⓱:情報セキュリティポリシNote

図表にまとめて表記ないですが。丁寧に探すと、13頁中盤「情報セキュリティポリシ~H主任は、営業部及び全営業所の情報セキュリティリーダである」。

今思えばですが、私は読んでで淡い違和感を感じました。

”広いなぁ”と。各営業所は物理的に離れてるし。全国の全営業所の責任はツライなぁと。▶印するかどうかレベルでしたが、やっぱりキましたか…。>長文問題を読む6つのテクニックNote(3-3)


アを最後に考えるのが普通でしょう。私も、淡い違和感はあったけど、結局アを最後にしました。

よく分からない/裏どりが面倒なので。他選択肢を考え、別の【空欄h, i】を決めてから、”アを最後に考えて見るか”の流れになれば充分。

ア以外を見ると、ほぼ全て×。

  • イ:営業所長の多忙な事情
    ➡×:基本方針ではない。実情。

  • ウ:社外送信メールの取り扱い
    ➡×:基本方針ではなく実施手順

  • エ:内部規定/ルールの周知/教育
    ➡△:あり得るけど、基本方針よりは実施手順かも。

  • オ:退職時の手続き/チェックが不充分
    ➡×:発見できたので、むしろ目立った不備はないかと。

  • カ:報告体制/調査への備えが不充分
    ➡×:スムーズに報告/調査と進みましたね。

  • キ:本社の責任者/リーダが不足
    ➡×寄りの△:あり得るけど、営業所で生じたんですよね。

あり得るならエかもと思いましたが、実施レベル(=基本方針ではない)とも思えます。キはもっと微妙。なので、アを考え始めます。



設問2(2)h | 体制なのか人的なのか迷う

正答は、エ(内部規定やメールルールなどの周知/教育が不充分だった)。

模範解答のエの「規定」「ルール」が体制的と感じた一方「教育」が人的なので、総じて「人的管理」に該当するか迷いました。【空欄i】の方がバシっと決まるので、スキップしても良いですね。

イとエで迷うかも。【空欄i】でイを使うので、最終的にエと判断できます。

  • ア:営業所ごとのセキュリティリーダ未配置

  • イ:営業所長の多忙な事情
    ➡△か?:人的要因ではある。

  • ウ:社外送信メールの取り扱い
    ➡×:機器的

  • エ:内部規定/ルールの周知/教育
    ➡△:規定/ルールは体制, 教育も体制的だけど人的とも言えるかも。

  • オ:退職時の手続き/チェックが不充分
    ➡×:体制/制度的

  • カ:報告体制/調査への備えが不充分
    ➡×:体制/制度的

  • キ:本社の責任者/リーダが不足
    ➡×寄りの△:あり得るけど、営業所で生じたんですよね。



設問2(2)i | 職場環境か人的か迷う

正答は、イ(営業所長が多忙で不在も多く、営業所内でのコミュニケーションが不充分だった)。

表3【空欄i】の「職場環境」は、【空欄d, e】の「機会」と同じ。


私は【空欄h, i】=エ, イを、イ, エと解答して間違えちゃいました。【空欄c~f】の不正のトライアングルと同じく、なんか区別しづらいですよね。



おまけ | セキュリティ的に怪しい点➡対策例

問題文を読んでて”セキュリティ的に怪しいなぁ=今後設問になるだろう”と思ったら▶印です。>長文問題を読む6つのテクニックNote(3-3)

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