【登録セキスペ】平成30年度秋期午後2問1の解説(情報処理安全確保支援士試験)
このNoteでは「セキスペ平成31年度春期午後2問2」の解説をします。
模範解答に至る道は勿論。粘り方・別解・部分点の範囲・今後の試験に備えた補強など、専門学校で授業しきれなかった部分も全て詰め込んでます。
初見解きでは難しく感じ、復習すると簡単というか"分からなくても正解できそうじゃね"と、やる気がなくなる問題でした。

認証サーバが沢山なのは特徴的なのは学びポイントでした。通信経路とシーケンス図の学習にはなります。でも「ティア」は今後出る気配を感じませんでした。
私はSCPMIIを97点で独学合格し、IT専門学校で授業しています。このNoteには、授業で教えていること以上の情報を詰め込みました。

一所懸命に作ったので、信頼して下さったら嬉しいです。
それでは始めましょう!
※午後2は午後1の解法スキルを前提としています。必ず午後1の演習を充分やってから、体力作りに午後2に取り組んでください。
※新SCは午後1本化された令和5年秋以降を指します。
>【SC:92, 86, 97点の学習ノート】ガチ勢の登録セキスペ合格勉強法
読み
この節では、読みながら気になった点/マーキングした点を書いていきます。
”ほほーん”と顎を手に載せてボケーっと読んでも頭に入らないので時間の無駄です。"どんなヒントを探すのか""セキュリティ的に危ない点はないか"と考えながら/ツッコミながら読んでいきましょう。
今回はネットワーク図が異様な光景でしたね。
ネットワーク図はヒントの宝庫
ネットワーク図は、午後問題を選ぶ段階でさえ必ず見て下さい。文字を読むよりも圧倒的に多い情報が、一瞬で入ってきます。>長文問題を読む6のテクニックNote(5)
今回は、あからさまに認証サーバ/業務サーバが多い・しかもOSが違う、隔離ネットワークがあるなど豊作でした。

❶FWがTじゃないけど、外部公開のWebサーバもないので、DMZは不要かな。人事サーバがあるのも、DMZ扱いではないのでまぁ良し。
❷ただプロキシサーバは要らないのかな?
❸❹認証サーバが2つ、業務サーバが3つもある。しかも業務サーバのOSが全部違う。
❺プロジェクトルームは隔離されているが、データやアプデの受渡はどうしてるんだろう?>平成30年春午後1問3設問4lの解説Note
認証サーバなど、ぱっ見では分からない機器が多いので、注記もナナメ読みしました。
注記と2頁末~3頁頭。
認証サーバA1:社内PC・Windows業務サーバ・人事サーバへの認証。人事サーバと連携。
認証サーバB1:Linux業務サーバ・Unix業務サーバへの認証。認証サーバA1とLDAP。
図1を見るに、生産関連サーバへの認証・生産関連サーバ同士の連携はどうしてるか不明。
マーキングや整理をして理解を積み上げる
読みながらマーキングもして下さい。
・四角囲み:組織名/システム名。「~という」など初登場時
・丸囲み:数値。計算問題に備えて。
・▶印:セキュリティ的に怪しい点
>長文問題を読む6のテクニックNote(3)
3頁序盤。文章が長いので、"つまり何なんだ"を把握して、系統的に構造も整理。
・X社の情報セキュリティ標準
・各国/各地域での輸出管理規制
・各国/各地域の個人情報保護に関する法規制
「三つ~基本要件という」の「~という」形は四角囲み。設問2(1)で役立ちました。>長文問題を読む6のテクニックNote(3-1)
※なお「地域」は、「国」として認められるかとか、飛び地など本土から離れた地域を指していると思われます。オリンピックでも「国と地域」と言いますよね。近場だと台湾が該当します。
設問1 | いざ書けと言われると
正答は「GDPR」
設問「欧州連合の規則」「英字4字」でもう確定。午前問題でめちゃ出てて選択肢なら答えられるけど、いざ書けと言われると…ですね。
GDPR(EUの一般データ保護規則)について適切なものを全て挙げよ。
a:EU域内の事業者が、EU域内にデータ/サービスを提供する場合、適用対象になる
b:EU域内の事業者が、EU域外(アジア, 米国など)にデータ/サービスを提供する場合、適用対象にならない
c:EU域外の事業者が、EU域外(アジア, 米国など)にデータ/サービスを提供する場合、適用対象にならない
d:EU域外の事業者が、EU域内にデータ/サービスを提供する場合、適用対象にならない
ア:a
イ:a, b, c
ウ:a, c
エ:a, c, d
正答はウ。GDPRは、1つだけ覚えるのが良き。「EU外からEU外へは適用されない」と。適用されるのが3パターンなので、適用されない1パターンを覚える方が楽。>【Iパス】個人情報保護法での事業者Note
補強 | いざ書かせてきた過去問3問
"午前の選択肢問題だったら正解できるけど、いざ書けと言われると…"って問題はちょっと出てます。逃したら勿体ないですね。
「CRYPTREC」を書かせる
>令和3年度秋期午後2問2設問1(2)eの解説Note「セキュリティバイデザイン」の内容を作文
>令和7年春午後問1設問1(1)の解説Note「パスワードリスト攻撃」の内容を作文
>平成27年春午後1問3設問4の解説Note
設問2(1) | 抜き出すだけかい
模範解答「R&D情報は、物理的な入退室管理が行われているプロジェクトルーム内に配置されたプロジェクト専用サーバに保管する」
ちょっと迷うかも。
設問文「プロジェクト専用サーバ」の「基本要件」。
「基本要件」が3頁下線①下にありました。「(~基本要件という)」が初登場した瞬間に四角囲みしてるとアクセスが速いですね。>長文問題を読む6のテクニックNote(3-1)
基本要件が7個箇条書きになってますが、「プロジェクト専用サーバ」絡みは
・「R&D情報は、物理的な入退室管理が行われているプロジェクトルーム内に配置されたプロジェクト専門サーバに保管する」
・「プロジェクト専用サーバには、プロジェクトルーム内のプロジェクト専用PC」
前者はプロジェクトサーバの場所を指定。後者は、プロジェクトサーバがクラウド化されても、プロジェクト専用PCをプロジェクトルームに置いたままにすれば満たせます。
よって前者だと判断。
「R&D情報は、物理的な入退室管理が行われているプロジェクトルーム内に配置されたプロジェクト専用サーバに保管する」55文字。
70文字制限とはいえ、問題文そのまま書けば良いんですね。こういう解答もあるんだなと。作文しなくて良いんかい。
設問2(2) | 抜き出す/削るだけかい
模範解答は
「生産関連サーバは、X社の工場及びデータセンタに配置する」
「生産関連サーバのバックアップを他の工場又はデータセンタに配置する」
「同じ重要インフラ設備を製造する工場及び生産関連サーバは同一の国又は地域内の2か所以上に配置する」
設問文「基本要件」が問われてるので、設問2(2)と同じく3頁下線①下から「生産関連サーバ」探し。
「生産関連サーバは、X社の工場及びデータセンタに配置する」
「生産関連サーバは、重要インフラ整備の製造の事業継続のために、バックアップを他の工場又はデータセンタに配置する」
「各国及び各地域の輸出管理規制への準拠のために、同じ重要インフラ設備を製造する工場及び生産関連サーバは同一の国又は地域内の2か所以上に配置する」
この時点で設問文の「三つ挙げ」と数が一致してるんですが…。
設問文「IaaS Cの~サービスを全て利用した場合」は、4頁中盤「IaaS Cの主なサービス仕様の内容」。
「データセンタは日本国内1か所, 海外60か所~」
「災害対策サービス~日本国内のデータセンターが被災した場合はシンガポールの~」
「ネットワーク及び仮想サーバは、H社の情報セキュリティ標準に基いて~監査報告書が開示」
「予め予約されているプライベートIPアドレスがあり、利用者は~使うことができない」
以上の話から5頁頭「条件4 生産関連サーバ」はIaaS Cに移行しないと判断された話でした。
立地ですね。
「生産関連サーバは、X社の工場及びデータセンタに配置する」
→IaaS Cに移行すると配置できないので。
「生産関連サーバのバックアップを他の工場又はデータセンタに配置する」
→IaaS Cに移行するので。
「同じ重要インフラ設備を製造する工場及び生産関連サーバは同一の国又は地域内の2か所以上に配置する」
→IaaS Cは日本1か所しかないので。
作文は不要な部分を削るぐらい。1番目は問題文そのまま、2, 3番目は理由を削除してます。
あと、解答に絡みませんでしたが「ネットワーク及び仮想サーバは、H社の情報セキュリティ標準に基いて~監査報告書が開示」は▶印。>長文問題を読む6のテクニックNote(3-3)
「監査報告書」は解答になり得ます。クラウド業者のセキュリティ詳細を知れないのが大抵なので、監査報告書で基準/水準を知れますから。>令和2年度秋期午後2問2設問4の解説Note
設問2(2)基本要件
模範解答は「日本国内のデータセンタが被災した場合はシンガポールのデータセンタでサービスが継続される」
前節の通り。立地理由だったので。
設問2(3) | KW芋づるでヒント到達
模範解答は「X社のシステムの機器に割り当てているIPアドレスが、IaaS Cで予約されているプライベートアドレスと重複する可能性があるという問題」
設問文「FWのNAT機能」は、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの変換。>【Iパス】NATとNAPTのNote
問題文から「IPアドレス」を探します。
3頁中盤「X社のシステム機器には、プライベートIPアドレスを割り当てる」
4頁中盤「(IaaS C)あらかじめ予約されているプライベートIPアドレスがあり、利用者はそれらを使うことができない」
以上より、X社システム機器で使っていたIPアドレスが、IaaS Cで予約されている場合、使えない可能性があります。模範解答は理解できました。「X社のシステムの機器に割り当てているIPアドレスが、IaaS Cで予約されているプライベートアドレスと重複する可能性があるという問題」
作文。
設問文末は「IaaS Cのサービス仕様の制約から起こる問題」なので、語尾を「問題」にすると作文し易いです。
「IaaS Cのサービス仕様の制約」は、あらかじめ予約されているプライベートIPアドレスを利用者は使えない。
「制約から起こる問題」は、X社システム機器で使っていたIPアドレスが、予約されてたら使えない。
組合せて文章として整えます。
「X社システム機器で使っていたIPアドレスが、IaaS Cで予約されてたら使えない問題」42文字。
70文字制限なので、"プライベート"や"重複した場合"などを加えて丁寧に書いても良いです。
設問3(1) | SAMLと云えばSSO
模範解答は「一度のログインで全システムにアクセスできるという利便性」
「SAML」といえば、SSO実現方法の1つ。3方式あるので、メリデメを理解しておきたいです。「SAML」「リバースプロキシ」「Cookie」。>【SC】SSOのNote

補強 | 今後出るの?「SPNEGO」「NEGOEX」
「SPNEGO」は認証の仕様。付加機能の「NEGOEX」もあり。Microsoftの製品ではRDP(リモートデスクトップ)やLDAPで、SPNEGOを使っているとのこと。
これぐらいしか重要情報はありませんでした。参考Web(SOMPOホールディング社)
今後も名前がチラっと出るかもですが、詳細は出ないかなぁ。
補強 | SSOの3方式
「SSO(シングルサインオン)」の実現方法は3種類が代表的。
概要の図解だけ載せて置くので、詳細は特集Noteで。>【SC】SSOのNote



設問3(2) | なんか臭いけどまぁいいか
正答は
業務サーバ:イ(業務サーバLinux)、ウ(業務サーバUnix)
構成要素:ク(IPS)、ケ(FW1)、コ(回線)、サ(FW2)
案1と2は「認証サーバB1」の配置の違い。「社内PC」から「業務サーバ」への通信経路を考えます。なお「業務サーバ」は図2に5個あり、B1は図1注記からLinux・UNIXの業務サーバを担当。つまり、考える「業務サーバ」は3個(イ, ウ, オ)

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SC午後解説(午後, 午後1&2)情報処理安全確保支援士
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