心療内科って怖い?初診の流れを体験談で解説
心療内科という4文字を検索して、すぐにタブを閉じたことがある。
自分はまだ大丈夫と思いたい気持ちもあった。
でもそれ以上に、こんな気持ちが心の中にあったから。
「心療内科って……なんか、怖い場所じゃないの?」
この記事は、治療への第一歩が踏み出せないあなたに向けた私からのメッセージ。
受診前に知っておくだけで、きっと気持ちが楽になるよ。
こんな理由で躊躇していませんか?
もし、病院行った方がいいかな?と考えているなら、予約した方がいい。
心の不調は先延ばしにしても良くはならないから。
当時の私が、心療内科への電話をためらった理由はこんな感じだった。
「大げさかな…そんなにひどい症状じゃないし」
「怖い」「ヤバい」という不安はいきなりドッと来るのに、少しすれば落ち着く。だから「たいしたことない」と思ってしまう。私もそうだった。
でも、考えてみてほしい。
あなたは、熱が39度に達しないと病院に行かないだろうか?風邪かなと思ったら、37度台でも行くよね。
心の不調も同じで、ひどくなるまで待つ必要はない。
「精神科・心療内科って、重い病気の人が行く場所では?」
実際のところ、心療内科の利用者はごくごく普通の人ばかり。スマホをポチポチしたり、本を読んだりして待っている。
私は不安障害の寛解維持を目的に通っているけど、友人は「なんとなく気分が晴れないから」という理由で通院している。
最近は「〇〇クリニック」を前面に出した病院も多い。心療内科は特別な場所ではなく、誰もが気軽にメンタルケアできる場所になっていると思う。
「会社にバレたら…という怖さがある」
結論から言うと、原則として受診したことが職場に知られることはない。
医療機関には守秘義務があり、あなたの同意なく情報が外に出ることはないから。
※休職などで診断書を提出する場合は除く。気になる場合は、予約の電話のときに聞いてみると安心だと思う。
私が初めて心療内科を受診したときの体験談
「心療内科ってそんなに身構える場所じゃないんだ」と頭では分かっても、実際に電話をかけたり、病院に行ったりするのは別の話かもしれない。
そこで、私が初めて心療内科に出向いたとき(2001年・当時15歳)の体験談をお話したいと思う。
※当時はメンタルクリニックの数も少なく、パニック障害や不安障害の認知度も低かった。今はだいぶ行きやすい場所になっています。
初めて予約の電話をかけたとき
当時15歳の私は、心療内科・精神科に関する情報をほとんど持っていなかった。
でも、受付の方が「どのような症状でお困りですか?」と穏やかな声で話しかけてくれたのを覚えている。
突然恐怖に襲われた
普通に呼吸ができなくなった
その場から動けなくなった
誰かに助けてほしくて仕方なかった
断片的にそう伝えたら、あとは「予約はいつにされますか?」「お付き添いの方はいますか?」という質問に答えるだけだった。
「心療内科だから」という特別なことは何もなかった。
待合室の雰囲気
心療内科の待合室は、内科や皮膚科と大して変わらない。白を基調とした壁、花や絵画、癒し系のBGM。
薄暗い感じをイメージしていた私は、正直拍子抜けした。
急に話しかけてくる方もいない。自分の名前が呼ばれるのをゆっくり待つだけでいい。
初診で先生に聞かれたこと
私の担当医は50代で少し強面だった(笑)。でも診察内容はこんな感じで、難しい質問は一つもなかった。
いつ頃から症状が出始めましたか?
どんなときに症状が出やすいですか?
睡眠や食欲に変化はありますか?
仕事や生活への影響はありますか?
返答に詰まっても「ゆっくりで大丈夫」と言ってくれた。
「しっかり伝えなきゃ」と身構える必要はない。
初診までの流れ

「じゃあ実際どうすればいいの?」という部分にも触れておきたい。
当時の私が知りたかったことを、まとめてみた。
ステップ1|クリニックの選び方
Googleマップで「心療内科+地域名」で検索して、口コミや院長のコメントを確認するのがおすすめ。
心療内科は先生との相性がとても大切なので、「話しやすそうだな」と感じられるかどうかも基準にしてほしい。
ステップ2|予約の取り方
電話でこう伝えるだけ。
「初めてですが、強い不安に襲われることがあるので診てもらえますか」
あとは受付の人が診察日を決めてくれる。最近は、Web予約できるクリニックも増えているので、電話が苦手な方はホームページを確認してみてほしい。
ステップ3|当日持っていくもの
健康保険証またはマイナ保険証
お薬手帳(持っている人)
症状をメモした紙(いつから・どんな症状・どんなときに出るか)
症状メモは特におすすめ。診察室では言いたいことが中々言語化できないことがある。
その時、手元にメモがあるだけで、グッと話しやすくなる。私の場合は、症状と聞きたいことを2枚のプリントにまとめて、先生に手渡した。
受診は「弱さ」じゃない
心療内科に行こうとする気持ちは、決して「大げさ」でも「恥ずかしいこと」でもない。心療内科は、自分の体と心を大切にするために行く場所だから。
自分がつらいと感じているなら、それだけで行く理由には十分だよ。
予約の電話が怖かったらメモを読み上げるだけでいい。 待合室で緊張したら、天井を見ていればいい。 そのくらいで大丈夫。
一歩踏み出したあとも、ゆっくり進んでいこう。
最後に
実は、心療内科の診察には、多くの人が気づいていない落とし穴があります。
落とし穴の存在を事前に知っておくだけで、改善までのスピードが格段にアップします。
詳しい内容については、こちらの記事をお読みください。
初診の方でも、スムーズに診察が受けれるように
「初心者用手渡しメモ」
をPDF化して添付しておきます。
メモに必要事項を記入してから病院(またはクリニック)に向かえば、診察の質が上がりますよ!

