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何故灯織はプロデューサーになるのか。 〜イルミネとコミュニケーション〜

風野灯織一筋、
ノクチル過激派おむすび恐竜です。

最近風野灯織さんのことを考えるとドキドキするようになりました。
(診断を受けたところ不正脈との事でした)


私の原初の担当、つまりプロデューサー就任日に選んだアイドルは風野灯織でした。

(おひおとの出会い)

にも関わらず最近はこちらのnoteを始め、真乃めぐるを語る機会の方がはるかに多くて…

今回結構このnoteの内容が前提になってくるので、できれば先にこちらをお読みいただきたく…。
(必修コミュみたいなこと言い始めた……)

ま、まぁ、なので! 
今回はとことん、『風野灯織』のみを語りつくそう!
という趣旨でお届けしたいと思います。
安心してくださいテーマもちゃんとあるんです。


『何故灯織はプロデューサーになるのか』

公式Twitter「シャニマスプロデューサー診断」

好きだよ灯織。

さて、
パラレルコレクションも残すところあと8人というところまで実装されました。

そして多様な未来が描かれた今となってもなお、
前向きな理由でアイドルを辞めるキャラクターは
有栖川夏葉と風野灯織の2人だけだったりします。

(浅倉透は違うんで。ほんと、マジで)

そして夏葉の場合、あくまでアイドルを卒業。
283プロのタレントとしてはまだまだ活動して行くわけですが、

【TOTTを誓って】いつかはやってくる話

灯織は『プロデューサー』という仕事を新たに
「やりたいこと」として掲げました。

【The thing is】My goal is……

つまり
アイドルを「やりきった」と思えた事になります。
あの灯織が、アイドルをやりきったと思えた。
挫折や妥協ではなく。
あれほど、「アイドルになりたかった」灯織が。

【Light up the illumination】輝きの始まり
【柔らかな微笑み】君のことを教えてほしい

であるなら、風野灯織にとっての『アイドル』とは
どんな存在を指すのでしょうか。
そして、何故灯織は
プロデューサーになりたいと思ったのでしょう。


その答え、道のりは、
実はこれまでの全てのコミュの中で丁寧に描かれていたのでした。

『アイドルとは何か』

まずはここから紐解いて行く必要があります。
灯織にとってのアイドルが何なのか」
それを知らずに、何をやりきり、
何を新たに「やりたいこと」として見出したのかを語ることはできません。

【柔らかな微笑み】君のことを教えてほしい

そして流石は我らがプロデューサー。
最初期にきちんとこの擦り合わせを行っています。
これに対し灯織は、

【柔らかな微笑み】君のことを教えてほしい

自分でも抽象的だと思ってしまう説明しかできませんでした。
つまり、
この時点での灯織は、
「自分の気持ちを言語化できていない」
事になります。
おやおや?どこかで聞いた話ですね。
(こいつこのテーマ好きすぎるだろ…)

【W.I.N.G.編】アイドル失格

また、ウイング編において、
アイドルになりたい理由を語っています。

・キツイことを言ってしまう
・人と話すのが苦手

加えて、前述の
・自分の気持ちを言語化できない

見えてきましたね?

【Light up the illumination】翳る前に、曇る前に

(一緒に歌おう、ってコール入れたくなるサブタイ)

有名なシーン。

頭で思ってる内容は外には見えない。
出力されたものだけが言葉となって相手に届きます。(大真面目に何を当たり前のこと言ってるんだ)

ここでパラコレの灯織を覗いてみましょう。

【The thing is】My goal is……

届いてるんです。
まっすぐな心が、まっすぐな言葉として。

そしてこのタイミングで
灯織はプロデューサーに、
新しい「やりたいこと」を伝えます。

【The thing is】My goal is……

つまり、
アイドルをやりきった=まっすぐな言葉を届けることができるようになった
と言い換えられ、
アイドル=自分の気持ちを言葉にして届けられること
と定義できます。

【G.R.A.D.編】明かりがさす方へ
【G.R.A.D.編】今、風野灯織になる
【S.T.E.P.編】その明かりがすべてを変える
【S.T.E.P.編】ふたりの違い
【W.I.N.G.編】アイドル失格

灯織のアイドルへの衝動
その正体は、
「言葉を上手く伝えられない自分が、
誰かを笑顔にできる手段として見つけたもの」
でした。
(学園祭で落語とか見てたら落語家目指してたんかな)

そしてこの時点ではまだ、
「言葉を上手く伝えられないなら、 
言葉を上手く伝えられるようになろう」
という問題そのものへのアプローチができていない状態です。

【柔らかな微笑み】君のことを教えてほしい
【Light up the illumination】輝きの始まり

コミュニケーショントラブルを克服したいのに、
コミュニケーションの大切さに気づけていないことがこれでもかと描かれています。
(なんか他人事に思えなくて心が痛いんですが)

この、
課題と解決方法がズレている問題に気づけない状態。
これは芹沢あさひ、浅倉透、緋田美琴ら
追加ユニット組メンバーに多く見られる特性であり、
灯織はその先駆けの存在と言えますね。
であれば灯織の成長した姿もまた、
上記のメンバーたちの道標となり得るわけです。えも

そして灯織は
イルミネ、プロデューサーらと過ごす中で大切な存在を傷つけない「言葉」を探していく事になります。

【柔らかな微笑み】幸福に満ちる

文脈的には違いますが、これって真理だと思ってて。

自分を好きになりたい→輝くアイドルになりたい→輝かせるのは好きになったもの→イルミネを好きになる→大切な人に言葉を正しく届けたい→まっすぐな言葉が届いた時、輝いて見える→好きになってもらえる→自分をも好きだと言えるようになる。

と言ったサイクルが出来上がる為です。
さすが僕らのプロデューサー。

そしてこの中核となるのが「言葉を正しく届ける事」

そう、風野灯織のアイドルとしての命題とは、
完全な言語コミュニケーション。
(誤解、語弊なく心を言葉にして運ぶ存在になる事)

そしてキーワードはもちろん、
「言葉」です。

『言葉』

【キミと今旅立つ】瞑色

ここから着想を得たと言っても過言ではないシーン。
(パラコレ後の現在時空カードの魅力って、未来に繋がる要素を拾いながら読めるところなんですよね。)

元々イルミネーションスターズは、全員がそれぞれの形でコミュニケーションと向き合うユニットです。

言葉と聞き真っ先に浮かぶのはやはりこれでしょう。(シャニマスで一番好きなイベントコミュがコレな時点で、私の未来は決まっていたんだなと…)

初見の時、私はどちらかというと八宮めぐるに焦点を当てた物語だと感じたのですが、
実はイルミネで一番言葉を司るのは
風野灯織だったんですよね。

語弊を恐れず言うと、
灯織が完全な言語コミュニケーションを会得するまでの軌跡とは、
『灯織式コミュニケーションが
めぐる式コミュニケーションを追い越す物語』
なんです。

そしてこの点を意識した時、
実に綿密に描かれてきた2人のコミュニケーションの対比に気付けます。

『風野灯織と八宮めぐる』

【Light up the illumination】1番輝く、そのために

誰より先にイルミネを繋いでくれた八宮めぐる。
めぐるは灯織に、「迷惑」と「心配」が別のものであることを強く説きます。

これは決して灯織に辞書的な知識が無い訳ではなく、
感情ベースの話になった時、
灯織が細分化できない機微をめぐるは適切に分類できているという対比になります。

【友達という灯り】お互い、素直な心で

自己嫌悪を、自己PRに変えてくれるめぐる。
灯織の事を灯織より良い言葉で言語化してくれます。

この、言わば感情の代弁とも言える繊細な優しさが、
コミュニケーションの苦手な初期の真乃と灯織を繋ぎ止めてくれる架け橋になっていました。

【友達という灯り】大好きの隣

初期の灯織は「むんっ」さえ「言葉」として捉えていました。故に、
その意味を理解せずに相槌を打つことはできません。

一方のめぐるは言わばフィーリングによる感覚的な理解で共感を示しています。

英文で例えると、
文脈から単語の意味を推測しておおよその内容を把握できるのがめぐる式コミュニケーション。
文章内の全ての単語を翻訳しないと読み解けないのが灯織式コミュニケーション

これを加味すると、
「追い越す」という言葉の意味が朧げに見えてきたのではないかと思います。

ふたりのコミュニケーションの違いがわかりやすいシーンとして、この場面が挙げられます。

【くもりガラスの銀曜日】三角形をひとかじり

めぐる不在時の灯織の言葉。
一方、

【くもりガラスの銀曜日】三角形をひとかじり

真乃不在時へのめぐるの言葉。

灯織もめぐるも、心の中の想いは同じはずです。
しかし実際相手に与えるイメージはまるで別のものとなってしまっています。

この他にも灯織とめぐるのコミュニケーションの対比はちらほら描かれて来ましたが、
灯織自身も、この違いに自覚があります。

【はこぶものたち】3つの夜

言葉が大切であると気づいてからの灯織は、自分の言葉を常に振り返り、周りと比較してきました。
その中で見る、めぐる式コミュニケーションは、
灯織の目に実に眩しく映った事でしょう。

かつて自分の心をも解きほぐした言葉であるから。

ではめぐる式コミュニケーションとは一体何なのでしょう。

『めぐる式コミュニケーション』

八宮めぐると言えば、
「コミュ力が高い」と表現して否定的な意見が出ることはないであろうキャラクターです。
初期のイルミネを繋いでくれたのも、前述の通りこのコミュ力由来のものです。

【たそかれスワッグ】めぐりめぐる

出会いを確実に次に繋げる開拓力を持っています。

そんなめぐるですが、これまたご存知の通り四六時中明るいパーソナリティではありません。

【World×Code】敵対ロマンス(めぐる)

これ引用するの良くない気もするんですけどね…
私としては、真髄はこれだと思ってるので…。

人といるのが好きだけど、人といることに疲れる時がある人って決して少なくないと思うんです。
同時に、1人でいるのが好きだけど不意に人の温もりが恋しくなる人もまた。

どちらにせよ、心の底から100%理解し合える関係を求めて友達作りをしているわけではない、という事です。
(誤解招きそーー………)

【チエルアルコは流星の】同調の水、されど

根底には、「100%わかりあうことはできない」
という思いがあり、
だからこそ自分の想いをしっかり伝えないとわかってもらえないという焦燥感があるのだと思います。

初期のめぐるが今と比べてやや大人びたイメージを受けるのはまだ
「自分を伝えるために頑張って振る舞っていた時期」
だからだと言えます。

【Star n dew by me】呼吸のソルフェージュ

それがこのコミュを経て、言葉も、見返りも、献身も何もなくとも側にいてくれる大切な2人へ昇華したことでめぐるは現在のような少し力を抜いた振る舞いができるようになりました。

【Star n dew by me】呼吸のソルフェージュ

ここで灯織に促されても、めぐるは今の湧き出る感情を説明する事をしません。
直前に2人に抱きついたことも含め、
めぐるにおけるコミュニケーションは
「最終的には言葉をそれほど重視しない」

と言えるかと思います。

【Landing Point編】ライブ後コミュ《ユニット》
【とまりかぜの春たちは】知らない街、人

浅倉透が、すごいと表現しためぐるのコミュニケーション。

【とまりかぜの春たちは】風の返事、、、、、、

自分が言語化できない事も多いけれど、
相手の言語化できない空白も埋めることができる受容力。
自分のことも、相手のことも、それぞれにしかわからないという思いが根底にあり、
それを否定せず、リスペクトと優しさで埋める。

八宮めぐるのコミュニケーションとは、
「非言語コミュニケーション+
   優しい余白を残した言語コミュニケーション」

である訳です。

そしてこの余白こそが、
いずれ灯織式コミュニケーションに追い越される部分ということになります。
(あくまで言語コミュニケーションにおいてのみの話)

『灯織式コミュニケーション』

追い越す、と聞くと悪い印象を持つかと思いますが、
これは決して悪い事ではなく、
ましてやめぐるが何か劣っている、などという事では断じてありません。

灯織式コミュニケーションがめぐる式コミュニケーションを追い越すことは、
めぐるにとっても嬉しいことであるからです。

ヒント、いや答えはこの2枚にあります。
(こちら2023年、2024年のカードになります。
比較的新しいサポートカードという事ですね)

【2,640のきせき】つい

めぐるが言語化しきれなかっためぐるの気持ちを、
めぐるより正確に言語化しています。

【お手をどうぞ】あなたをエスコート

こちらは真乃が言いたかった事を、
真乃より正確に言語化しています。

つまり、
灯織式コミュニケーションがめぐる式コミュニケーションを追い越す時というのは、
「めぐるが言語化しきれない余白を灯織が言葉によって代わりに言い表すことができるようになった状態」
なんです。

これ、根幹では言葉を重視しない非言語コミュニケーションを心地よく感じるめぐるにとって嬉しくないはずないんですよね。
「自分が頑張って言葉にしなくてもわかってくれる相手」という事なので。家族ですよ、それはもう。

【The thing is】at a turning point

これこそが灯織のパラコレにおける到達点。
初期にめぐるにしてもらっていた感情の代弁を、
今は灯織がめぐるにしている。
こんなの甘えたくもなりますね。

だからめぐるは三女だし、家族写真の真ん中なんだ…

【夏風渡るdiary】また会おうね、3人とも
第450話『お子さん』

(ジムシャニで川の字に寝る3人の真ん中がめぐるだったのを見て泣いた人です。通してください)

─────要するに灯織は、
めぐるのいいところを吸収して、
めぐる以上の強みにした
、と言えます。
おそらく本人にその自覚はありませんが。

【ひとりじゃない夜のこと】だんだん『私』になっていく

あまりにも至言。
言葉を極めていく灯織をこれでもかと表した台詞。
そして当然、灯織はめぐるだけでなく、
真乃からもいいところを吸収している事になります。

ですがその話をする前に、
灯織と言葉の軌跡を振り返っていきたいと思います。


灯織の言葉が、
だんだんとめぐるの言葉を追い越していく物語を。

『灯織と言葉の軌跡』

(ここでスローモーションを流しましょう、是非)

【W.I.N.G.編】準決勝前コミュ

灯織の心を灯織の代わりに言葉にするプロデューサー

【柔らかな微笑み】君のことを教えてほしい

自分の言葉を、
今のままの言葉でも届かせてくれる人との出会い。

【淡雪の戯れ】ご褒美はリポートの後で
【淡雪の戯れ】心のアルバムの隣に

言葉が届く事の喜びを知ります。
そして楽しい気持ちがその言葉を届けやすくすることも学べました。

【風野署長の一日勤務回想録】

伝えたい事が正しく伝わらない事に動揺する場面。

【感謝祭編】言ってませんでしたけど

プロデューサーの言葉を大切にしているという灯織。

【感謝祭編】何度だって最高の晴れにしよう

ここで大きな成長ひとつ。未来に繋がる一歩。
"みんなの気持ちの言語化"に成功しています。
これは自分の気持ちでもあり、大切な人たちの気持ちでもある。灯織が1年間言葉と向き合った成果です。

【伸ばす手に乗せるのは】止めておけばよかったのに

言葉の力を説かれます。
口に出すことで、届く想いがあると。

【くもりガラスの銀曜日】くもりガラスの銀曜日

見たいけど見えない。
けれど見られる時を迎えても見ようとはしない。
それが風野灯織の強さ。
見えないなら知っていけば良い。
知る事に終わりはないのだから。
ならば見てしまうことで終わりにしたくない。

ここで想像と共感で補うか、
限界を超えて知ろうとするかが
めぐると灯織のコミュニケーションの分岐点なのかも知れません。

【くもりガラスの銀曜日】くもりガラスの銀曜日

めぐるもまたこの時点では同じ感想を持ちますが、
ここでめぐるは「見えない代わりに何かをしよう」ではなく「見えないものは見えない」と達観する事で今のパーソナリティとしてきたので。

【宝石色のしおり】ただの卵焼き

幼少期の灯織。(声可愛いので絶対聞いてね)
言葉と想いの届かない歯痒さを幼い頃から自覚。

【宝石色のしおり】ただの石ころ

大切な人に出会った今だからこそ、届かない事をより強く恐れます。過去がフラッシュバックする程に。

【宝石色のしおり】ただの石ころ

優しく肯定してくれる2人。
それぞれがそれぞれにとっての居場所なんだ…。

【インビジブルタイム】どちらも、

「アイドル風野灯織」という
grad編で得た気づきを加味した自己分析。
ここまできてもコミュニケーションへの苦手意識は決して変わらないところが実に風野灯織してます。

イラストすっき………………初恋のおひおです。

【黒百合前で待ち合わせ】わかるということ

くもりガラスで見えないものさえ知っていく事を決めた灯織に課せられた次なるテーマ。
これ実はめっっっちゃ大事なコミュなんです…。

【黒百合前で待ち合わせ】あんなふうになりたくないから

「理解の先」
めぐる式コミュニケーションとの差を分けたのは間違いなくこの気づきだと思います。

わからないものはわからない、と考える者では辿り着けない領域、憑依。
非言語を一度言語に翻訳し、それを非言語に再翻訳した行為。
(この話また後でするので覚えておいてください)

めぐるが演技ができないとかそういう話ではないです

【For Your Eyes Only】解かれる

めぐるはそのプロセスを踏まずとも共感できる強さと優しさを持ってるので!

【Landing Point編】本当に?

他ならぬ「灯織の言葉」が大切なんだと、
迷った灯織に再度説くプロデューサー。

それが「輝きを届ける」って事だからさ…。

【Landing Point編】『ない』はない

そしてこのコミュで初期からの課題のひとつ、
「好きなものを見つける」を達成します。
まさしくLanding Point。

そして密接なシナジーのある次のカード。

【洸】無意識(料理)

好きなものを見つけても、
言語化にはまだ遠いと感じる灯織。

【洸】無意識(料理)

自分の得意な事、好きな事で苦手な部分を補える……
なんという成長でしょうか。

【洸】波紋

ちなみにこのカードの中で、言葉そのものだけでなく組み立て方も大切であると学んでいます。
身につまされますね()

【Can't give up】強くなる

めぐるの言いたい事を断片的にですが要約できるようになっている場面。

【Can't give up】強くなった

そしてこのコミュの中で
真乃めぐるを表す、『友達』ではない
自分だけの言葉も見つけました。
(このシーンのまのめぐの声、ふふってなります)

【足りない隙間】行き先がわからずとも

言葉にしなくても伝わってるシーン。
『理解の先』が活きてますね。

【ひとりじゃない夜のこと】今、この時間は、はたして

1度目の言葉で相手が疑問を持った箇所を、丁寧に簡潔に説明し直して相手が完全な理解に及ぶシーン。
なんという成長ですかね?!?!
もう風野灯織にコミュニケーションの不足なんてないんじゃないかってところまできましたよ……。

【エバー・リメンバー・ネバー】いつもそこにある

昔の自分が発した言葉の重みを改めて痛感する灯織。

【エバー・リメンバー・ネバー】手が届く 目が届く

言葉の選択肢を準備しやすいようにストックしておくという場面。
【伸ばす手に乗せるのは】での経験を確実に活かしている上に、
選択肢が【手作りの心遣い】すぎて爆エモです。
(ぜひご自身の目で)

【エバー・リメンバー・ネバー】大事なこと ぜんぶ

貰う言葉も、より大切に感じられる今の灯織。

【エバー・リメンバー・ネバー】大事なこと ぜんぶ

成長の実感に加え、
パラコレに繋がる重要な要素『絵本』も登場します。

【ベター・ザン・ベスト】Shooting

シャニマスにおける我儘を自覚したわがままってね、
自分のことが好きでないと言えないんですよ…!!!

第539話『かっこいい大人』

それは自分を主役だと信じ誰よりも輝く覚悟を決めた証なのだから…….。
(甘奈noteも甜花noteも絶対書くんで………)

【青のReflection】地に満ちるは幾千の星

この時の学びも活きての、ですし。

【キミと今旅立つ】瞑色

そして風野灯織の言葉の真骨頂。

【キミと今旅立つ】桜色

何がいいって、
灯織をよく知らない人にも届く、短いけれど思いがまっすぐ伝わる言葉を紡げているんですよ…。
【ベター・ザン・ベスト】といい、灯織のわかり手が生まれるエンドはなんぼあっても良いと思います。


と、色々飛ばしつつも『言葉』に重きを置いたカードを振り返ってきました。

ここまででようやく土台は仕上がったと言えます。

お待たせいたしました。本題です。

『灯織はどんなプロデューサーになるのか』

(やっと………)

さて、おさらいしておきましょう。
灯織にとってアイドルとは、

アイドル:自分の気持ちを言葉にして届けられること

でしたね?
 
では灯織がなりたい『プロデューサー』とは、
どんな存在なのでしょう。

『アイドル』に求める理想があったように、
『プロデューサー』にも当然理由と理想があります。

そして答えはここまで『言葉』と共に振り返ってきた数々のやり取りの中にもうありました。

【お手をどうぞ】あなたをエスコート


今回は結論から参りましょう。

風野灯織の思い描く『プロデューサー』とは、
「相手を相手以上に正しく表現する事ができる存在」
です!!!

つまり、
灯織にとって輝く事=自分を表現、言語化できる事
→『アイドル』」
ならば、 
「相手を言語化できる事=その人を表現、輝かせる事ができる
→『プロデューサー』」

=『輝かせる者』

という定義になります!

それこそが『言葉』と向き合う中で培ってきた、
「大切な人の気持ちを代わりに言葉」にする、
これまでプロデューサーが灯織にしてきてくれた、灯織の新しい『やりたいこと』なのです。
パラコレ風野灯織、どこまで集大成なんだ………。

【The thing is】My goal is……

目をそらさず、見守る事。
正しく相手を見つめるから見えるものがある。

『プロデューサーとは何か』

パラコレ灯織のコミュの中に、『言葉』と同じくらい大切な要素が存在しています。

【The thing is】at a turning point

児童書が絵本を思わせ、
【エバー・リメンバー・ネバー】を思わせますね。
ですが注目して欲しいのはここです。

【The thing is】at a turning point

パラコレという短い物語の中でこういったモチーフはほぼ確定で象徴的なメタファーの役割を果たします。

言葉尻や偏見でない相手の言葉を、
『心の言葉』を聞くということ。

それは常に隣にいるからこそ聞き逃さない、
聞くことのできる声。

【W.I.N.G.編】アイドル失格
【W.I.N.G.編】少しずつ進みたい
【柔らかな微笑み】君のことを教えてほしい
【落下予測地点】そして標となる
【清閑に息をひそめて】あかり
【G.R.A.D.編】ひとりだったら見付からなかった

灯織コミュにおけるプロデューサーは、
特に「一緒に歩く」「隣を歩く」ことを大事にしている描写が多く見られます。

【伸ばす手に乗せるのは】進んで振り向く道の先

そうする事で見えてくる「本音」「心の声」
それを聞き出すことのできる能力を、
「傾聴」と言います。

つまり灯織が憧れ、なりたいと思った
『プロデューサー』には、
『言葉』に加えてこの『傾聴力』が求められます。

傾聴。本当の意味で話を聞いてあげる力。
常に隣を歩き続ける事で聞くことのできるもの。

そう、『隣』です。
我々はすでにこの才能を持つ存在を知っています。

お待たせいたしました。
櫻木真乃の話をしましょうか。

『真乃式コミュニケーション』

「相手の隣に在ることが出来る」という才能。

【Catch the shiny tail】あのね、あるの、悩み事
【アイムベリーベリーソーリー】木イチゴのジャム
【はるかなる】心、はためく

これが櫻木真乃の永遠のテーマにして真骨頂。

そしてそんな真乃と誰より同じ時を過ごしてきた
灯織もまた、真乃の隣に在り続けてきた訳です。
それが、真乃のいいところを吸収するということ。

【ひとりじゃない夜のこと】だんだん『私』になっていく

そして、
真乃は初期からコミュニケーションを苦手としてきましたが、 
話を聴く事は始めから変わらず得意だったと言えます

【283プロのヒナ】私たち次第

つまり、傾聴。聴くという事。
ここからは推測ですが、
真乃は「聴く」という能力が人より優れているのではないかと思います。

【音、雨、パシャ、リ】雨でも、晴れでも

だからこそ、聴覚を介さないチャットによる連絡では感度が下がるのかなと。

【春日影、さんならび】違え、合う

つまり、
櫻木真乃は、『聴く』
風野灯織は、『話す』

なんだか『見る』も続きそうな並びですね。

当然、続きます。

『見る、聞く、話す』
あの三猿でもお馴染みの
コミュニケーションにおける三大要素です。

そしてイルミネーションスターズはコミュニケーションを追求するユニット。
真乃は『聴く』。灯織は『話す』。

お分かりですね?

『見る』

そう、八宮めぐるの最大のストロングポイントとは、
話す力でも聞く力でもなく、
『見る力』だったのです。

『コミュニケーションスターズ』

【星掬い藍仰ぐ】気付かないはずがない
【チエルアルコは流星の】無重力のウテナ

空を、色を、大切な人たちをよく「見て」いる。
だからこそめぐるは、
すぐに気づき、話しかけ、話を聴くことが出来る。

【青風、駆けていく】空の彼方へ

自分の見ているものは人と全く同じものではなくて。
だから相手の見ているものと全く同じものを見ることもできなくて。

【S.T.E.P.編】いろいろ

それは自分自身にさえ当てはまる事で、
今の自分が見たものは、必ずしもいつかの自分が同じものを見られるとは限らなくて。
(ここが雛菜とリンクする部分であり、雛菜に他ならぬめぐるの言葉が届いた理由)

言い換えると、
それだけその瞬間瞬間ごとに、
「見る」ことに真摯であるという事でしょう。

つまり改めて、
櫻木真乃は、「聴く」
風野灯織は、「話す」
八宮めぐるは「見る」
事に優れており、
イルミネーションスターズとはコミュニケーションの三大要素を一つずつ担う事でそれぞれの強みを吸収し合い完全なコミュニケーションを目指していく対話のトライアングルなのです。

そしてその根拠にして、思想の最大手となるのが、
イルミネコミュの中で特に語られる機会の少ないあのイベントコミュだったのです。

謎を解くために必要な全ての材料は揃いました


『誰かが、見ている』

ずっと不思議でした。
イルミネのイベコミュの中で、一つだけ異質な存在感を放っているコミュがあるなと。

他の全てが名作として必ずどこかで語られる中、
それだけがきちんと語られているのを見たことが無いなと。

ですがシャニマスが、何も仕掛けていないなんて事があるでしょうか。
それもユニット単独のシナリオにおいて。

謎を扱うコミュにおいて。

【For Your Eyes Only】絡まる

さあ、謎解きを始めましょう。

このnoteのためにイルミネを全て読み返す中で、
もっとも衝撃を受けた作品がこれでした。
本当に、初見時には気づけなかった仕掛けに溢れていて複雑に絡み合っていて。
(ただの主観の話なので恐れずに言いますが、
クロノスタシスより好きになってしまいました)

色々な観点から語ることのできる物語です。

作中のドラマ、撮影中の3人の距離感、文化祭を巡る悶着。
三つの軸で進む物語、それぞれの要素の距離感さえもイルミネの3人の関係性の暗喩に見えてきます。

そして今回語りたいのは、
ドラマにおける3人の役柄とその末路になります。

あ、当然ネタバレします。

【For Your Eyes Only】めくる

まずは真乃演じるマノ。
自分と同じ目を持つ存在を探すために作品内に共感覚を持つ者にしかわからない仕掛けを施し、
その仕掛けに気付いた者の接触を待ち、
意見が合わなければ葬るという、
本ドラマ中の連続殺人の黒幕です。

次に灯織。

【For Your Eyes Only】めくる

灯織扮するヒオリは、理系タイプのアプローチを掛けるキャラクター。
数字とデータで真実を追い求める一方、
感情や感覚的な事象にはあまり明るくないと言えます。
意外にも作中ラストに真実に辿り着く
真の探偵枠でもあります。
(ここがすごく重要な点であり、今回のnoteでわざわざ採用している理由になってきます) 

最後にめぐる!

【For Your Eyes Only】めくる

めぐるが挑む役はメグルという探偵枠。
表記通りの内容+めぐる自身の考え方に近い切り口で事件と向き合い作中内最速で真実と対峙します。
そしてその中で黒幕によって命を奪われる役割でもあります。

さぁ、役者は揃いました。


【For Your Eyes Only】緩める

マノのスタンスは、自分からコミュニケーションを図るのではなく、 
謎を仕掛け、それに気付いた者のアプローチを待つ
「受け身のコミュニケーション」です。
『聞かせてくれる?』という文言からも分かる通り
『聞く』という行為に重きを置いていると言えます。
しかしそれでいて、『聴く』ではない。


【For Your Eyes Only】絡まる
【For Your Eyes Only】解かれる

次に、メグルについて。
メグルはめぐると同一の感性を持ちながら、
めぐると対極のスタンスを持っています。

【For Your Eyes Only】私が、見ている
【For Your Eyes Only】解かれる

ここにはめぐる自身も当然気づき、それでいて自分はこうはなれないと感じている部分です。

そしてここでもキーワード。
『同じものを見ている』
つまり、『見る』。
探偵を意味する言葉として
「private eye」がある事も、
メグル、ひいてはめぐるに『見る』役割を与えている事が読み取れます。


【For Your Eyes Only】ほどかれる

最後に真主人公とも言えるヒオリ。
ヒオリはマノやメグルと同じものを『見る』ことはできません。

【For Your Eyes Only】緩める

ですが、
別のやり方でも、相手の考えに辿り着いたキャラクターです。

【For Your Eyes Only】ほどかれる

これこそまさに『解かれる』の先の行為
『ほどかれる』。

そしてヒオリはマノの感性を『言語化』して再現しています。
それを『話し』て伝えています。
この行為こそ先述した、

「理解の先」
めぐる式コミュニケーションとの差を分けたのは間違いなくこの気づきだと思います。

わからないものはわからない、と考える者では辿り着けない領域、憑依。
非言語を一度言語に翻訳し、それを非言語に再翻訳した行為。

『灯織と言葉の軌跡』

風野灯織の言語コミュニケーションの到達点。
ヒオリは文理の差はあれど、
灯織と同じやり方で全く別の感性を理解するに至った、灯織が演じるにこれ以上なく相応しいキャラクターなのです。

そして、
メグルは最終回を迎えられずに退場してしまった。

これこそ、
灯織式コミュニケーションがめぐる式コミュニケーションの先を行った縮図。
このイベントコミュをこのタイミングで紹介している最大の理由です!

そして、
【For Your Eyes Only】でイルミネ3人が演じることになったキャラクターたちは、
自分たちのコミュニケーションにおけるそれぞれの得意分野『見る』『聞く』『話す』
を極めた存在だった訳です。

それを片方向のコミュニケーションとして停滞させた物語の名が、【For Your Eyes Only】
その意味は、「あなただけが見て」

片道すぎる。

【For Your Eyes Only】絡まる
【For Your Eyes Only】解かれる

共感を諦めてしまったために作中で退場してしまう事となったメグル役を務めためぐるも、

【For Your Eyes Only】緩める
【For Your Eyes Only】解かれる

異なる感性に対して全く別の道を辿り到達したにも関わらず、相手を裁く選択をしてしまったために互いを孤独のままにしてしまったヒオリこと灯織も、

【For Your Eyes Only】ほどかれる

自分のメッセージに気づいて会いにきてくれた何人もの理解者たちの話を『聞き』こそすれど、真の意味で『聴く』事ができなかった、
「聞いた話だけで相手を知った気になってしまった」
マノを演じた真乃も

自分ならこういうふうに考える、
という別の切り口を見つけています。

それこそが双方向のコミュニケーション。

イルミネとして過ごす中で見つけた、
喧嘩しなくても分かり合えるコミュニケーション術。

つまり【For Your Eyes Only】という物語は、
3人がイルミネにならない、或いはイルミネの中で互いを理解し合おうとコミュニケーションを図れなかった3人の未来の姿を描いたストーリーだったのです。

そう、未来。

『聴く』事は叶わなかったけれど、自分のメッセージが届くまで送り続けた、『送信』を物語ラストまで続けたマノ。
送信という行為はアイドルとしてのパフォーマンスの言い換えでも用いられますね。
つまりアイドルとして輝きを届け続けた事。

劇中途中退場となってしまったメグル。
言い換えると、まだ結末に至っておらず、
途中である事。経過の道である事。

そしてヒオリ。
他者の『送信』を『受信』し、
それを自分の言葉で再翻訳して相手に伝え、
歩み寄り、理解を示した行為。

それは自分以外の大切な人を、
自分の言葉で言い表わす、輝かせる事。

戻ってきましたね……。

【For Your Eyes Only】の3人の顛末は、
パラコレにおけるそれぞれの未来を端的に示唆していたものでもあったのです。

長くなりましたね…締めましょう。

『10年後、隣にはあなたの言葉』

風野灯織の思い描く『プロデューサー』とは、
「相手を相手以上に正しく表現する事ができる存在」


灯織にとって輝く事=自分を表現、言語化できる事
→『アイドル』」
 
「相手を言語化できる事=その人を表現、輝かせる事ができる
→『プロデューサー』」


=『輝かせる者』

『灯織はどんなプロデューサーになるのか』

加えて、
真乃からは
『相手の隣で相手の言葉を聴く事』

めぐるからは、
『本人よりも相手を良く表す言葉選びと、
そのために相手を誰よりよく見る事』

を1番近くで吸収してきました。

これが、プロデューサーその人のコピーではない、
風野灯織として『プロデューサー』になるという事。

あなたみたいになりたくて
足りないことばかり数えてた

Shower of light
イルミネーションスターズ
作詞:渡邊亜希子
作曲:三好啓太
編曲:三好啓太

なりたい自分になるんだ

プリズムフレア
シャイニーカラーズ
作詞:こだまさおり
作曲:ヒゲドライバー
編曲:Powerless

灯織はこれからも言葉を探し続けます。
いつか自分がしてもらったように、かつての自分のような存在を、隣でまっすぐ見つめられるように。

【絆光記】ナラティブⅣ

そんな灯織だからこそ、
長い時を経て、斑鳩ルカの心にもまっすぐ言葉を届けられたんだと思います。

ありがとう、灯織。

あなたはあなたを担当する全ての者たちの心を
明るくする自慢の灯りです。

最後は私の1番好きなイベントコミュより、
選択肢の中で最も好きな
この世で1番美しい小泉構文で締めましょう。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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