順位戦B級2組途中経過

いよいよ順位戦B級2組も後半戦に入った。ここまでの成績を見返してみると、いろいろと感慨深く思えてくる。

元々、このクラスは本命不在だと思っていた。その中で駆け抜けたのが久保利明九段である。振り飛車が厳しいこのご時世で勝ち続けているのだから、地力があることをまざまざと思い知らされる。これでもう若手振り飛車党棋士は何も言えないのではないか。

次いで振り飛車党の戸辺誠七段にも注目したいのだが、この方は毎度前半戦が強いだけで、後半戦になると途端に成績が落ちてしまうのである。残留を決めたから気が抜けたわけではないだろうが、今年もそうなのではと思い、とても昇級候補には挙げられない。残り全敗だってある。

一方で苦しんでいるのは藤井猛九段、鈴木大介九段の両振り飛車党。どちらも時に全盛期の指し回しをするだけに期待は高いのだが、どうもそろそろ今期で落ちそうな雰囲気がある。そうなればいよいよ将棋界の交代を思わせる。どちらもA級でバリバリ指していた時代を知るだけに、厳しい情勢になったと。

今期に限っては木村一基九段も不調だ。本当にぽきっと折れてしまう内容が増えたように感じる。年齢には勝てないのか。

羽生九段がB級2組に落ちた時も相当なショックがあったが、同世代がC級に落ちるとなると、それを上回るものがある。大昔でいえば南芳一九段や森下卓九段など、高勝率を挙げていた棋士も妙に下落が早かった。次は羽生世代の番だ。どこまで持ちこたえるだろうか。

正直、今回誰が上がっても「ふむ」という感じだ。ならば若手棋士に頑張ってもらいたい。渡辺和史七段、古賀悠聖六段を応援したい。ベテランの返り咲きもまあいいものだが、翌年ズタボロにされる姿はあまり見たくないのである。

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