最近の悠仁様に関する疑惑とデマについて思うこと
最近、とあるブログが話題になった。
内容は、悠仁様が入学したことによる様々な影響についての記述である。Xにてこの記事を取り上げたポストの返信欄などでは、この内容を受けまあかなり好き放題言っている人が多いわけである。
個人的には、来たこともない土地や内情の知らない組織についてよくここまで想像できるなとは思うが、それも大学の内部について知っている情報が少ないことが原因であるともとれる。
一部の陰謀論者が騒ぎ立てるのは勝手だが、それが悪い方向に伝播して一般の方々にも悪印象を持たれてしまうのは、あまりにも気分が良くない。そこで、実情がどうなのかを現役生の視点から語る必要があると考え、早急にペンを取ったというわけである、
私はXで悠仁様に関する様々な陰謀論やデマを見て来た。全部を取り上げるとキリがないので、一部を選んでそれに対する説明を行おうと思う。
まずは、例のブログについて取り上げる。
1.例のブログの内容について
まずは、上記の悠仁様のご入学による影響についてのブログの内容について説明していく。
まず、すでに大勢の筑波大生に悪評高い、皇族が所属する学類(註:筑波大学は学部学科ではなく、学群学類制)の授業が行われる建物の出入り口への警備員の配置である。
結論から言うと、これは正しい(大勢の筑波大生に悪評高いかはともかく)。
これは所謂”二学”、第二学群の建物での話である(筑波大で言うところの学群と学類は、一般的な大学で言うところの学部と学科である)。第二学群では、人間学群や生物資源学類などの授業が行われている。即ち”あの方”が授業を受けておられる建物である。
その後の文章にもある通り、この建物に入るためには学生証の提示が必須となる。ここには二学食堂という結構大きめの食堂があるのだが、そこに入るのにも学生証が必要だ。学生情報を提示できるTWINSの提示でも入構許可がもらえないばかりか、パスケースからわざわざ出して見せないと入れないという徹底した警備がなされている。
実際結構これは不便で、もうちょっと何とかならないかとも思っているが、学生証を忘れなければいいだけのことである。入口でいちいち足止めされるのは確かにめんどくさいが、慣れの問題ではあると思う。
全ての授業の教室情報が学外者に非公開になった。
これも事実である。今まではシラバスに教室情報が書いてあったのだが、今年から安全確保のためか教室情報が非公開となっている。
確かに少し不便だが、シラバスとは異なる教室で授業を行う講義もまあまああった(これはこれで問題だが)し、大学側が教室情報のpdfを配布しているので、acrobat readerで検索すればいいだけの話である。ものの15分で作業は終わるのだ。
私が一番気になったのは以下の部分である。実際ブログ内で物議を醸していたのはここである。
これは昔からだが、筑波大学のサークル施設は施錠の管理を警備員が担っており、決められた時間に施錠のために警備員が巡回に来る。このこと自体にも不満が僕にはないわけではないが、そのために部屋から出ろというのはいったん理解する。しかし、その後建物の前で集まって会話を続けていたら、早く解散しろ、聞こえないのか、と何度もうるさく主張してきたのだ。
僕はこの件をTwitterで、前にはなかったことだとつぶやいた。すると、引用リツイートにて、このように言われるのは皇族入学以前にも、頻度は少なかったがあったことだと指摘を受けた(ちなみに僕も少なくない回数で施設を利用し施錠にきた警備員と会っているが、そのような経験はなかった)。なるほど、今回出会ったのは「ハズレ」の警備員なのだと理解しようとしたが、後日改めてサークルの代表者を通じて構成員全体に連絡がきた。その内容を要約・意訳すれば、「決められた時間(=施錠の時間)以降は外で長居するな」「警備員の指示には従え」「SNSに文句を書き込むな」(明らかに言論の自由の侵害であり、この点について特に配慮するつもりはない)というものだ。
この部分について、このブログの作者と同じサークルに所属している友人に頼み聞き取りを行った。
その内容を以下にまとめる。
今年度に入ってから、施設利用時間外に建物の外でおしゃべりしてると解散するように要求されるようになった。例年は注意等なかった。
その日に特別騒いでいたわけではなく、いたって普通に過ごしていた。
「サークルの代表者を通じて構成員全体に連絡がきた」とあるが、代表者を通じた連絡かどうかは不明である。すなわち、SNSへの規制は代表による配慮の可能性がある。
これから読み取れるのは、まず警備が強化されたということである。今までは問題がなかった行為も、警備が強化されたことによって行うことが出来なくなった、と考えると確かに不平不満は募るだろう。
しかし何より衝撃なのは、構成員全体に来た連絡はあくまで「サークル代表からのもの」であり、代表を通じて行われたものかどうかが不明であるということである。これはブログの筆者による把握不足か、それとも皇室への不満による印象操作なのかは不明だが、少なくとも読み手に対して間違った情報や印象を与えてしまう、問題のある一文である。(実際にこの一文は、筑波大が学生全体にSNS規制の通達をしたなどというあらぬ誤解を生んでいる)
警備員への不満がたまっていることを代表が把握しており、それに対して警備の強化は仕方がないのでSNSとかで悪口言うのはやめてね、ちゃんと警備員の言うことは聞いてね、という注意喚起の全体連絡をした、という可能性があるのだ。というかこれが一番しっくりくる。
以上、例のブログの内容について補足及び精査を行った。このブログの筆者は皇室及び筑波大の施策に対してやや消極的な立場を取っていると思われる。それが故に、同じ事実を以てしても否定的な意見になっているため、あたかも筑波大生からの評判も悪いように見えてしまう。しかし、実情はそこまで締め付けの強いものではなく、どの施策もあくまで警備の強化によるものであり、常識的な範囲に留まっている(現に荷物検査すら行われていない)。実態がどうなっているかをしっかりと確認することが重要であると、このブログを書きながら改めて認識できた。
2.X上で散見される疑惑やデマについて
Xにおける、左翼や陰謀論者によるデマの流布は深刻な問題になっている。数上げるとキリがないのだが、その中でも「女性自身」による記事にまつわるものやその他気になった内容への説明を行おうと思う。
①悠仁様は本当は大学にいない!全てセットで撮影したものだ!
いる。なんなら私もこの目で見た。これだけの学生が見たと言っているのにそれが間違っているなら、今すぐ記憶操作系の陰謀論にシフトすべきだろう。
②悠仁様の連れは全員護衛かSP!
あれだけの護衛に囲まれたら逆に目立つ。
③わざわざ自転車で20分かかるようなファミレスに行かない!
これについては真面目に解説しようと思う。
つくばはかなり特殊な都市構造をしている(と私は思っている)。というのも、つくばはつくば駅を中心としたベッドタウンなのだが、それだけでなく筑波大学を中心とした学術都市という側面も持っているからだ。
元々は何もない田舎町だったが、筑波大学が1973年に移転してきたことでその周辺に店や大学勤務員用の官舎が建ち始めた。南北を貫く幹線道路の東大通り(ひがしおおどおり)と西大通り(にしおおどおり)やつくば駅が出来たことによりつくば市の人口は増えていき、今ではNHKの天気予報に選ばれるほどの大きい都市となった。
大学ができた1970年代には飲食チェーン店がそこまで浸透していなかったため、大学周りには個人経営の飲食店が多い。女性自身の記事にあがっていたガストも、実は大学の周辺には一つもないのだ。
また、学食は土日にやっていないため周囲の飲食店で事済ますことが多いが、大学に来たてのつくば市初心者が無難にどこを選ぶかと言ったら、やはりファミレスになるだろう。祝日ともなると大学周辺の飲食店も閉まることがあるため、少し遠出して駅前の飲食チェーン店に行くこともある。これは都心の大学ではあまり見られない、筑波大学だからこそのエピソードだろう。
また、筑波大生の9割は自転車通学を行っている。これにも理由がある。一番の原因は、そのキャンパスの広さにある。筑波大にも筑波キャンパス、春日キャンパス、柏キャンパスなどいくつかキャンパスがあるが、ほとんどの学生が通う筑波キャンパスは、1キャンパスあたりにおける敷地面積が約260万平方メートルとなんと全国2位の広さである。外周は約10kmにも及び、学内の循環バスも整備されているほどだ。
そのくらいキャンパスが広いので、徒歩ではとてつもない時間がかかる。よって、自転車が必須になるのだ。

こちらの画像は上のブログから拝借した。ディズニーランドに行ったことがある人は、筑波大学がどれほど広いか体感で分かるだろう。
このように筑波大生の9割は自転車通学を行っているため、移動圏が非常に広い。隣駅である研究学園駅周辺の大型商業施設に行くこともあるくらいだ。
以上により、自転車で20分かかる飲食店に行くのは、つくばという地においては何ら違和感はない。
➃悠仁様が単位を取りやすいようにカリキュラムが変わった!これは贔屓だ!
結論から言うと、スケジュールは少し変わったが根本的なカリキュラムは変わっていない。全然期末試験はある。
3.筑波大生はあの方だけではない
あまりにも簡潔で分かりやすい要求だ。
悠仁様は筑波大生だが、逆は成り立たない。筑波大生一人一人に一人一人の人生がある。貴方達が御執心な学生一人に、他の学生のプライバシーまでもが侵害されていいわけがない。
つい先日、このような声明文が投稿された。
週刊女性自身に対する抗議文
— ゾビオ (@zobio_itf) May 2, 2025
拝啓
貴誌の筑波大学および悠仁様に関する一連の報道について、筑波大学生として強く抗議申し上げます。…
具体的な内容はこのポストを見ていただきたいが、私はこの抗議文に全面的に同意する。
沢山ある大学の中から選び、途方もない努力と時間をかけて入学した、未来ある学生に対し、SPだとかエキストラだとか心無いコメントが投げられるのは最も忌避されるべき事態である。
その記事や写真は果たして沢山の学生のプライバシーを無視してまで作るべきものなのか。
コンテンツ消費社会では最早届かないのかもしれないが、今一度未来を担う若者への最大限への配慮を行っていただきたいものである。
