消えたミサイルを追え【 コールオブデューティ モダン・ウォーフェアⅡ 】(XBOXsX)キャンペーンレビュー
新生モダンウォーフェア第二幕
2022年。言及は避けるが御時世的にコールオブデューティなんて一番遊ぶ気分になんかなれなかった年。そんな中でも通年行事のように発売される本作「コールオブデューティ モダンウォーフェアII」はシリーズ19作目にしてリブート版モダンウォーフェアの2作目。そりゃ毎年続けていたら色々あるよな。

本作キャンペーンのストーリーは、当初前回2019年版CoD MWのような陰惨でハードなものになるかと思いきや、テロリストとメキシコカルテルが持ち去った米軍のミサイルを、プライスたち特殊部隊と民間軍事会社が追う渋いポリティカルサスペンスに仕上がっており、戦争は戦争でもカルテルとの戦いが主になっている。ギャズとソープの2人の主人公の視点から事件を追っていこう。

本作には2009年の6作目「コールオブデューティ モダンウォーフェア2」のような衝撃的なストーリーも、ド派手なスケールのも無いが、この路線のシナリオは今まで無かったし、このご時世では丁度良い落とし所のシナリオと言えるだろう。
地獄のメキシコを生き残れ
2人の主人公が活躍する本作の、主な舞台となるのは、終わりなき麻薬戦争が渦巻くメキシコ。カルテルや癒着した軍隊と戦ったりと、サスペンス色の強いヒリついた展開が楽しめる。気分はドゥニ・ヴィルヌーブ監督の映画「ボーダーライン」の世界だ。

さらに各ステージのロケーションも、さすが最新ハードと言える表現力であり、その広大さと緻密さに磨きがかかっている。
一部のステージでは武器を全て失い、拾った素材を組み合わせながら戦ったりなど、新たなゲーム性を用意してくれているのも楽しかったね。
正直19作もやっていればネタ切れになりそうだが、毎度新鮮な体験をさせてくれるから嬉しいね!
またもう1人の主人公では美しいアムステルダムや、前作の舞台ウルジクスタン、スペインなどをミサイルを追って転々とするのでロケーションに飽きはこないのも嬉しい。


ミッションはどこかCoD4チック
そんな本作のミッションのいくつかはどこかCoD4を思わせる作りのロケーションやステージが多いのが特徴的。タンカー襲撃や、ギリースーツ戦、AC-130を用いたガンシップ戦など見覚えのあるシーンが随所にあるのも懐かしい。さらにそのどれもがその頃より面白く作られているのもニクい。


生まれ変わった彼らに花を持たせよう
また本作から、元祖モダンウォーフェアシリーズでは人気キャラの、ソープとゴースト、シェパード将軍が登場。さらに引き続きギャズとプライスも登場するので懐かしの連中が、再び勢揃いして大活躍してくれるのはとても嬉しい。またどのキャラクターも、あまりイメージが崩れていないのも嬉しい。


また、それぞれのキャラは元祖モダンウォーフェアシリーズ以上に見せ場が用意されており、製作者によるキャラクターへの思い入れと愛を感じることが出来る。こちらも元気な彼らとまた会えて、さらにイカす活躍をしてくれるので超嬉しい。
そんなわけで本作は、程よい塩梅の渋いシナリオと、キャラ愛に満ちた作りで、個人的には前回CoDMW(2019)よりも、さらに楽しめたキャンペーンになっていました。
さて役者は揃った。次回作ではどんな戦いが待っているのか楽しみだぞ。
DATA
コールオブデューティ モダン・ウォーフェアII
発売:アクティビジョン
KADOKAWA(PS4、PS5)
開発:Infinity Ward
Treyarch(ランクモード)
対応ハード:Xbox series X/S、Xbox ONE、PS5、PS4、Steam、PC
発売日:2022年10月28日
ジャンル:FPS
商品ページ
CoDシリーズ感想文リンク
◀ 前作:コールオブデューティ ヴァンガード
▶ 次作:コールオブデューティ モダン・ウォーフェアIII
リブート版モダン・ウォーフェアシリーズ
コールオブデューティ モダン・ウォーフェア
コールオブデューティ モダン・ウォーフェアIII
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注意:以下の文章にはネタバレが含まれます
そんな本作の結末はやっぱり悪者だったシェパードのやらかしによる、カルテルとテロリスト、民間軍事会社を巻き込んだ盛大な内輪揉めというのが、若干ズッコケ感があるし、目的の人物を命懸けで生け取りにしても、条約でリリースしなきゃいけなかったりとキワドイやりとりがなんとも今っぽい。 (前作のやりたい放題プライスなら全員撃ち殺してたと思うけどな)
ただしシェパートの消息などまだまだわからないことの多い世界なのでやはりそこは次回作で明らかになることを期待したい。
各キャラの感想
今回どれもキャラが濃く楽しかったので、それぞれに感想も書いていこうと思います。
ソープ

今回の初登場のみんなのジョニー。陽気でゴーストに軽口を言ったりしながらも、モヒカンもカッコ良さも前シリーズそのまま。みんなが大好きなソープだ。潜入捜査を申し出るなど、メンタル的にも覚悟的にもかなりのタフガイだ。

ギャズ

前作のカイルがギャズでした。4のような先輩風を吹かすキャラではないけれど、正義に燃え誠実な口ぶりながら、なかなか楽しいお方。プライスの生意気言いながら無茶振りに必死でついていく苦労人だ。

見せ場はやはりウルジクスタンでのカーチェイス。ヘリにぶら下りながら、走る車に飛び移りながら戦ったりと、スタントマン顔負けアクションが面白すぎる。
ゴースト
今回新登場のゴーストさん。相変わらず素顔を頑なに見せないよくわからない人っぷりが渋くも面白い。MW2だとクールな仲間の一人くらいのポジションでしたが、本作ではかなりの見せ場が用意されており、製作陣による愛されっぷりが窺える。思えば彼がパッケージを飾るゲームだから目立って当然か。(関係ないけどCoD GHOSTは彼の物語かと思ったら、全然関係なくてズッコケたな…。)



プライス

CoD名物お髭の隊長。前作ほどやりたい放題はしない男になった。
マクミラン大尉ばりにギャズをサポートしたり、刑務所から助けに来たり、ヘリで援護したりなど今回はサポート役に徹してくれている。
アレハンドロ

メキシコの特殊部隊。まさにボーダーラインな世界に生きる正義の男。なかなか難儀な立場ながらも己の正義を突き通そうとする熱い男でした。
グレイブス

民間軍事会社シャドウカンパニーのCEO。さわやかボイスで中盤までは信頼できるナイスガイだが、裏切り者。まさかのボス戦っぽい戦車バトルもよかったね!
ラズウェル

ゼロダークサーティライクなCIA叔母様も続投。今回は現場でアクティブに戦いまくるカッコ良いシーンや見せ場もたっぷりで、ずっと信頼できるお方であった。
ヴァレリア
カルテルの女ボス。どんな状況でも減らず口が絶えないお方。最初から最後まで我が道を歩むヴィランであり、とんでもない悪人で魅力的なお姉さんでした。

シェパード

やっぱり悪い奴だった。開き直るし、失敗を揉み消そうとするし、ダサいしで、CVが大塚明夫でカッコ良すぎるだけに、この痛々しさがなんとも辛い。
ファラ

前回の主人公。今回はほぼ助っ人ゲストであった。
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