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20作目にして得た自由【 コールオブデューティ モダン・ウォーフェアIII 】(XBOXsX)キャンペーンレビュー

リブートMW第三弾!ここに役者は揃った!

長きに渡り毎年シリーズを続けてきたCoDも20作目。本作「コールオブデューティ モダン・ウォーフェアIII」は、まさかの前作に引き続き新モダンウォーフェアシリーズ。
え…開発の順番的にはSledgehammer Gamesだから、凄い続きがありそうだったヴァンガードの続編かと思ったのだが…。

そんな本作のキャンペーンでは、前作MWIIにて予告されていた通り宿敵「ウラジミール・マカロフ」が登場。軍事会社「コンニ・グループ」を率い、巧妙な偽装テロを仕掛け米露の全面戦争を引き起こそうと画策する。

旧モダンウォーフェアシリーズでも大暴れしていたマカロフもリブート版に見参

そんな極悪人に打って出るは、お馴染みラズウェル率いるプライス、ギャズ、ソープ、ゴーストのタスクフォース141の4人組と、偽装テロによって濡れ着を着せられたファラ。ここに役者は揃った。
悪夢の全面戦争を未然に防ぐため、世界を股にかけマカロフと戦おう。

ロケーションはウルジクスタンのコンテナ港に、豪華なプライベートアイランド、無差別テロの真っ只中のロンドンまで、彩り豊かな戦いの渦中を味わえる。
ちなみに今回は各キャラクターが最低1ステージは担当しているのも個人的にはとても嬉しい。でも次はラズウェルも操作させてくれ。

本作の主人公である、右からギャズ、プライス、ソープ、ゴーストのタスクフォース141の方々。

【新たなシステム】戦場を自由に駆け抜けろ

そんな本作のキャンペーンの特徴は「交戦自由型ミッション」の登場だ。
CoDシリーズといえばレールシューター的な一方通行で演出重視なステージ作りが定番であったが、本作ではそんな自己のアイデンティティを捨て、広めのマップを自由に移動しながら目標をクリアしていく作りになっている。

隠れながら戦うもよし、派手にドンパチするも良しな作りは往年のゴールデンアイ 007やFARCRYシリーズを思い出すね。

点在するボックスから強力な武器を手に入れて有利に立ち回ろう!

戦いの最中もステージを探索し、点在する武器やアイテムを拾いながら戦いを有利に進めていける。
そしてマルチプレイヤーでは定番の「自動機銃タレット」や「迫撃砲」などのキルストリークもアイテムとして利用できるので敵の軍団を一網打尽に出来るのも痛快だ。

敵の大群は迫撃砲で一網打尽だ!

ただし自由に動けるだけに、いつものミッションより演出は非常に地味になっており、通常ミッションとの温度差はかなり激しく、後半はこの形式のミッションだと知るとため息が出てしまった。
やっぱりCoDに求めているのは、いつものレールシューターなのだなと改めて実感したよ…。

また探索して面白い要素も各キャラクターの会話程度と少なめで、世界観を彩るインテルなどの収集要素が無いのも寂しい。

正直DMZのシステム使い回し感は最後まで拭えない。まぁ毎年作ってたらこんな年もあるよね。

【物語】尻切れトンボでご期待ください

そんな本作のキャンペーンは、タスクフォース141&ファラ達が、手際よくマカロフを追い詰めていく展開は面白いのだが、終わり方に関しては正直かなり中途半端であり、後味はかなり悪い。

新モダンウォーフェアシリーズは今までも、続編を示唆するような終わり方はするが、各作品でその時点での大きな戦いや問題はひとまず終わらせてきた。しかし本作ではそれすら投げっぱなしにして終わってしまっている。こんなに達成感の無いキャンペーンクリアは他にないぞ…!

正直CoDシリーズは、ゴーストしかり、ヴァンガードしかり、続編を作るのか決まっていないのに、続編を示唆させて中途半端に終わらせる悪い節がある。
なので、本作の終わり方は驚くと共に、とても残念だ。是非とも続編を必ず発売させて決着をつけてもらいたい。

【まとめ】

そんな訳で本作は、相変わらずの操作感の良さと、魅力的なキャラクター達による戦いが面白く、自らのアイデンティティを捨て、新たな遊び方も挑戦的に提示してくれたが、物語の中途半端さと読後感の悪さが足を引っ張ってしまうキャンペーンでした。
次はもうちょいスッキリ終わらせてくれよな!

ちなみにネタバレを含めた思いの丈は下部に書いてあります。


DATA

コールオブデューティ モダン・ウォーフェアIII
発売:アクティビジョン
   KADOKAWA(PS4、PS5)
開発:Sledgehammer Games
          Infinity Ward
   Treyarch
対応ハード:Xbox series X/S、Xbox ONE、PS5、PS4、Steam、PC
発売日:2023年11月10日
ジャンル:FPS


商品ページ


CoDシリーズ感想文リンク

◀ 前作:コールオブデューティ モダン・ウォーフェアII
▶ 次作:コールオブデューティ ブラックオプス6

リブート版モダン・ウォーフェアシリーズ
コールオブデューティ モダン・ウォーフェア
コールオブデューティ モダン・ウォーフェアII


注意:以下の文章にはネタバレが含まれます

盛り上がらないクライマックス

前述した通り、本作は全体的に盛り上がりに欠けている。MW2のような全面戦争にギリギリ突入しないのはまぁ個人的にはスリルと達成感があるから良かったけれど、終盤の盛り上がりは本当に無い。

本作終盤のコンニ・グループとマカロフを追い詰めて、前線基地を襲撃するミッションは、ガンシップAC-130を使った上空から地上部隊を援護するミッション。
しかし前作MWIIでも似たステージを遊んだばかりだし、地上部隊での派手なバトルが味わえなかっただけにクライマックス感はかなり薄い。

いつものAC-130ステージ。グレイブスの「戦車はトラウマなんだw」とソープに殴られそうな軽口も相まって派手で面白くはあるのだが…。

前作MWIIの終盤では、ロス・バケロスの基地を占拠したグレイブス率いるシャドウカンパニーとのガチンコ決戦のような展開を期待していると肩透かしを喰らってしまう。
あちらは生身で戦車と戦うトンデモボス戦まで用意されてたもんな…。
さらに最終ステージではハッサンとの、丸腰のヒリつくバトルもあったし、思い返せばMWIIのクライマックス感は良かった…。

ラストというにはあまりにも普通の地下鉄ステージ

そして最終ステージはロンドンの地下鉄トンネル内での戦闘だが、都市部での一つ間違えば大惨事になりかねない緊迫感はあるものの、ロケーションは地味で、これがラストステージなのかと呆気に取られてしまった。

そしてあの終わり方である。残念でしょうがない。というか突然ゲームが終わって「え!?終わり!?」って言っちゃったよ。

好きなステージ

閑話休題。少しだけ今回の良かったステージ紹介。自由交戦型ミッションは地味だが、その分いつものレールシューター形式のステージは気合が入っている。

惨劇のスタジアムステージ。とにかく一般人が多い上に、敵が変装しているマカロフの悪夢を体現したような地獄。この判断を間違えれば一般人への誤射もしかねない、ギリギリの戦いはスリル満点だ。

敵も変装しているからタチが悪い!

雪山ステージはついにタスクフォース141とファラそしてシェパードと共に戦うMWオールスターステージ。テンション上がらない訳ない!ココが本作のテンションが頂点だった。

道中にはゴーストが倒したと思われる死体が転がっている。これだけで彼のやり手っぷりが窺えて楽しい。

さらば、ジョン”ソープ”マクタヴィッシュ

そんな本作のラストは、ソープの死によって急に幕を閉じる。長きに渡るCoDシリーズの中でもウッズやメイソンに並ぶ魅力的で感情移入しやすいナイスガイである彼は、人一倍の正義感を持ち、陽気で勇気もり誰よりもイカしていた。

旧モダンウォーフェアシリーズでの悲しみを挽回するように、新シリーズではでは見せ場たっぷりにソープを魅力的に描いてくれて嬉しかったが。本作でなんか雑に死んでしまった。

いや、殺しちゃダメだろ!こんな中途半端なところで!どうするんだよこれから!誰がこの物語を魅力的に牽引していくんだよ!あの何考えてるかさっぱりわからんヒゲのオッサンじゃ無理だろ!

おかげで物語の続きが正直全然楽しみではなくなってしまった。この先マカロフをぶっ殺せても、ソープがいない世界に達成感もクソもありゃしない。この野郎なんて事してくれたんだ。

ソープの死はプライスが出撃前に見た夢とか雑な理由でもいいから、作り直して欲しい…!

せめてもの慰めは彼の弔いがしっかりと行われたことですね。

そんな訳で本作は感情的になるくらい悲しいし、なんか悔しいし、腹が立つ一品でもありました。ううう…😭

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