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医療DXの終焉 電子カルテの終焉

出ました。医療機関の収益。
 医療機関の経常収益、「最頻値」がマイナス(上記記事 見出し 最下段に関連記事あり)。
 つまり半数以上が簡単にいうと赤字です。
 公的なところは赤字でも税金で負担してやっていけますが、個人病院は終わりです。
 借金を作らないうちに撤退が賢いです。

 撤退はすぐには出来ません。
 十分に準備をしつつ秘密裏にヒタヒタとやらなければなりません。
 撤退は、開業するよりずっと難しく苦しい戦いです。
 進軍は易し。退却は難し、です。

 故に、更新時期の2−3年前から準備です。
 誰か引き継いでくれる人がいると良いのですが、なかなかどうでしょうか。
 自分の子供たち、親戚。
 医局の後輩。知り合い。
 近くの大きな病院のサテライトになる。
 どれも、けっこうハードル高いです。

 とある仲間内の飲み会で、ある個人開業の先生が大きな病院の先生に言った。冗談か本気かはわからない。
 「俺のクリニック サテライトにしてくれないか」と。

 その言われた大病院の院長先生。真顔で言った。
 「最近そのような話が多くてね・・」と。

 知り合い同士ですんなり譲渡が決まれば一番良いのですが、最近はなかなか上手くいかない。 
 すると、M & Aの会社が出っぱってきます。
 最近ダイレクトメールすごく多いです。
 手数料は3割くらい。彼らが一番儲けがでかいですね。
 でも、もう力のない我々・・・彼らにお縋(すが)りするしかない。

 2億の物件も彼らの手で売り抜けたとして、3割は彼らの手数料(ゴッツイですね)。
 3割税金。
 そして、あとリースの残りの支払い。リースも完済していると問題ないのですが、そうでないと違約金とか何やらで、買取価格くらい請求される。
 1000万のものをリースで買った。
 半分払った。さてそこで閉院するから解約したらどうなるか。
 1000万で買い取れ、と来るでしょう。もう泣きっ面に蜂です。
 これで借金でもしていたら、もうペンペン草です。

 さて、ではビル診だったらどうなるか。
 これだって、引き継ぐ人がいれば問題はない。
 いない場合・・・元の状態で返すことが原則です。
 つまり、壁紙も剥がし、新たに作った壁も壊し、床のタイルも剥がし・・・
 けっこうな工事。広さにもよりますが、2000万から3000万かかる。
 撤退と同時に、2000万から3000万の借金背負う。
 退職金ならぬ、退職借金です。年齢を考えると「還暦借金」でしょうか。
 
 それが医療機関の今の立ち位置です。これから、5年を待たず、2-3年で、医療機関は半分以下になるでしょう。それが自民党のここ30年の一貫した医療政策だったんですね。私は今、分かりました。
 これは覆らないでしょうね。

 さて、このブログは「シープル」がテーマです。
 電子カルテがカルテ情報を取られ、患者を国民をシープルにするマシーンいなっているということは、今まで何度か述べてきました。 

 我々の間で、金を生むものではない、とはよく言われてきました。
 でも何となく電子カルテに先進性があると多くの方が考えられていたのではないでしょうか。
 電子カルテのことは私も述べてきましたがこの様な形で決着がつくとは思ってはいませんでした(私は主に効率という点で述べてきました いや、今となっては牧歌的です 9年前です)。

 この厳しい状況。
 大方の医療機関の撤退時期は私は予想がつきます。
 それは次の電子カルテの更新の時期ですね。
 電子カルテは、5 - 7年で更新です、。全部買い替えです。
 それが嫌なら撤退です。撤退には2-3年かかる。 
 借金漬けなのに、何を好んでまた借金をするのですか?
 これで撤退です。
 すると作戦を考えるのは・・・今でしょ、という感じでしょう。

 電子カルテは、医療の効率化をもたらし、医療を良くする白馬の騎士ではなく、堕天使ミカエルであったわけです。

追記;このブログはSheepleが基本テーマである。
 故に、医療機関の崩壊の主原因を電子カルテの様に最後書いてみたが、私の本意は少し違う。このことについて付記しよう。
 電子カルテも大口の出費だが、それ以上の出費がある。
 PACSである。レントゲンを見る装置である。 レントゲン室で撮影されたレントゲン写真は、このPACSというシステムで瞬時に診察室に転送される。このシステムも高額である。ざっと言えば電子カルテの3倍。
 これも7 - 10 年で取り替えの時期を迎える(電子カルテより寿命は長い様である)。この周期も決断を促すものとなろう。
 あと余分な出費は、人材派遣会社。ここから従業員を紹介してもらうと紹介料として年収の2割5分から3割を支払うことになる。これも我々の首を締める襷(たすき)となる。
 もっとも人件費の高騰、諸物価の高騰、そして、患者さんの受診控え。
 もうどうにもならない状況である。
 



スマホ保険証。けっこうなお話、と思ったら皆さん ダメですよ。
医療機関はこれの読み取り機が必要になる。
 大体30万円から50万円。大方、強制になる。
保守点検料。一月5000円前後になる。
悪夢の様な話。堕天使ミカエル降臨!


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